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規制による死荷重損失(デッド・ウエイト・ロス)とは?-公務員試験ミクロ経済学

あっ、先輩、こんにちは!この間は「死荷重損失(デッド・ウエイト・ロス)」と「従量税」と「従価税」の2種類の課税について教えて頂きありがとうございました。

どういたしまして。カズ。そういえば、この間まだ「死荷重損失(デッド・ウエイト・ロス)」を引き起こす「課税」と「規制」という2種類の政府の介入のうちの「規制」についてはまだ話していなかったね。

そうでしたね。「課税」は消費税とか身近なので何となくイメージできたのですが、「規制」ってどんな感じなのですか?よく分からないです...。

「規制」もそんなに難しく考える必要ないよ。「規制」も身近な例を使って考えることができるから!今日は「死荷重損失(デッド・ウエイト・ロス)」が発生する「規制」についてみていこう!

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ミクロ経済学目次-公務員試験のためのミクロ経済学

公務員試験のためのミクロ経済学について

 

公務員試験の鬼門の一つであるミクロ経済学について、大学生の視点で出来る限り事例を用いながら分かりやすく簡単にまとめてみました。

会話文形式なので見づらい部分もあるかもしれませんが、出来る限り噛み砕いてイメージしやすいようにしたので、公務員試験だけでなく、大学の講義や中小企業診断士対策などでも活用して頂ければ幸いです!

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「周囲と意見が対立した場合どうするか?」の答え方と準備のコツ-公務員面接Before-After

 

コミュニケーションについてはよく聞かれる質問の1つ

こんにちは。今回は、公務員面接で意外によく聞かれる質問の一つである「周囲と意見が対立した場合どうするか?」という質問の答え方の準備のコツについて話していきたいと思います。実際に僕も何度か公務員試験の面接試験を経験してきて、「周囲と意見が対立した場合どうするか?」という質問は実際にある自治体の面接でされたことがあります。僕の場合は、留学していた経験があり、現地で違う国のクラスメイトとグループを組んで課題に取り組むことが多く、意見が対立した経験も何度かあったため海外での経験を踏まえて話すことが出来ました。

 

しかし、日本で生活していると感じるのは、特に学生時代はそこまで意見が対立することがなく、「周囲と意見が対立した場合どうするか?」という質問をされてもどうやって対処すればよいのかわからないと感じることも多いと思います。そこで今回は、「周囲と意見が対立した場合どうするか?」という質問がされた時、多くの受験生が間違えてしまう回答例と、どの様な風に言うべきかについて話していきたいと思います! 

 

 

受験生の多くはココを間違える!

あなたはもし周囲と意見が対立した場合どうしますか?

これまで周囲と対立したことはなかったため職場でも対立することはないと思います。私はこれまで相手の意見に最後まで耳を傾け、相手の意見と折り合いを上手くつけてきました。その力は職場の人間関係でも活かせると思うので、これからも対立することはないと思います。

上記の回答例は、質問の答え方としては良くない回答例です。なぜ良くないかというと、

  • 質問にはっきりと答えていない
  • 対立することはないと断言してしまっている

 

ためです。まず、一つ目の「質問にはっきりと答えていない」とは、質問は「意見が対立したらどうするか」と聞かれているのに対し、対立することはないと対立した際の対処法を答えていない点です。これは文章で書かれていると少しおかしいと分かると思いますが、実際の会話ではやってしまいがちなミスです。特に、受験生の中には「周囲と意見が対立した場合どうするか?」という質問まで準備していないこともあるため、いきなり今回の質問をされてあせってしまい、このように答えてしまうことがあります。

 

次に「対立することはないと断言してしまっている」と言っている点が良くない点の2つ目ですが、確かに、学生生活の中で対立することは一度もなかったかもしれません。ただ、社会人になるとより良い政策などを実施していくために意見が対立するということが多くなります。そのため、もし対立がこれまでなかったとしても、これからも対立はないと断言しないことです。

 

 

答える時は2つのポイントに気を付ける!

それでは、どの様に答えるのが好ましいのか。その答え方のポイントとして以下の2つに気を付けると評価の高い答えを伝えることが出来るようになります。

  • 対立したときのエピソードを付け加える
  • どの様に対処したかを説明する

 

 

対立したときのエピソードを付け加える

一つ目のポイントは対立したときのエピソードを付け加えるということです。なかなかこれまでの生活で意見が対立したという経験はないかもしれません。ただ、注意しておくべきことは、

 

  • 意見の対立≠喧嘩

 

だということです。特に公務員試験の面接で話すべき意見の対立とは他人と感情的にケンカしたエピソードではありません。そういった感情的なケンカではなく例えば「サークルの合宿先の候補」の意見が分かれるなど他の人たちと意見が違っていたなど、意見が異なったエピソードなどのことです。このようなとき、意見が対立したからと言ってサークルの他のメンバーとケンカしたということはあまりないと思います。このような簡単なエピソードでもいいので、意見が違っていたという経験を思い出して話すといいと思います。

 

どの様に対処したかを説明する

二つ目のポイントはどの様に対処したかを説明するということです。質問はどの様に職場で意見の対立があった時に対処するかですが、「以前意見が対立したときに~~と対処したので、同じように職場でも対処していきたい」と言うと、説得力が増します。対処法と言われると独創性がある難しいアイデアの方がいいのかと逡巡してしまうかもしれませんが、そんなことはありません。難しく考える必要はないと思います。簡単で良いのでどの様に対立を解消したのかを話すといいと思います。

 

上記のポイントを踏まえた回答例

あなたはもし周囲と意見が対立した場合どうしますか?

周囲と意見が対立した場合、客観的な指標を用いて折り合いをつけていきます。私は以前ゼミ合宿の行き先の意見が対立してしまうことがありました。そこで私は各案のコストや移動時間など定量的な基準を整理して、何を重視するかをメンバーで検討したうえで行き先を決定しました。このように職場でも意見が対立した場合、客観的な指標を比較しながら建設的な議論によって対立を解消していきたいと思います。

 

 

対立を解消した方法を軸に具体的な経験を整理する

最後に、回答例をどのように準備するかについて話したいと思います。今回の質問を準備するためにまず行うことは、これまで意見が対立したエピソードを思い出すということです。ただ、なかなか思い出せないという人もいるかもしれません。そういった時は、想像で良いのでエピソードを作ればいいと思います。例えば、先ほど例として挙げたゼミ合宿や卒業旅行の行き先などは使いやすい例だと思うので、活用してもらえればと思います。

 

次にどの様に対立を解消したかですが、回答の中に含めると良いポイントとしては

相手の意見に耳を傾ける

仲間との話し合い

定量的な指標を作る

という3点だと思います。ただ、一つ目の「相手の意見に耳を傾ける」だけをいうと、面接官に「この受験生は相手の意見に耳を傾けることはできるけど、自分の意見をはっきり言えない性格なのではないか」と思われてしまう可能性があります。そのため、自分の意見もしっかり言った上で、相手の意見に耳を傾けるというバランスを取った回答を作るといいです!ぜひ参考にしてみてください!

 

「○○市の課題とその解決方法は?」の答え方と準備のコツ-公務員面接Before-After

 

 

自治体の課題とその解決方法は最頻出の質問の1つ!

こんにちは。今回は、公務員面接で意外によく聞かれる質問の一つである「○○市の課題とその解決方法は?」という質問の答え方の準備のコツについて話していきたいと思います。実際に僕も何度か公務員試験の面接試験を経験してきて、「○○市の課題とその解決方法は?」という質問は様々な自治体の面接試験でされました。しかし一方で、僕が当時活用していた面接対策本にはこのような質問については載っておらず、質問が終わった後、もっとしっかり準備しておけば良かったと後悔することもありました。そこで今回は、「○○市の課題とその解決方法は?」という質問がされた時、多くの受験生が間違えてしまう回答例と、どの様な風に言うべきかについて話していきたいと思います! 

 

 

受験生の多くはココを間違える!

○○市の課題とその解決方法は?

○○市の課題は、職員の不正が多いことです。最近も○○市役所では公金の横領などが問題になっており、職員の不正への問題意識が希薄になっています。そこで私は、職員一人ひとりの問題意識の希薄さを改善するためにコンプライアンス研修を行い、不正が行われにくい現場づくりを行っていきたいと思います。

○○市の課題は、近年人口の流出が激しい点だと思います。近年ではどの自治体も同様の問題を抱えておりますが、○○市は特にその流出率が高いです。そこで解決のために市のコンパクトシティ化して住民にとってより住みやすい街づくりを行っていきたいと思います。

 

上記の2つの例は、もっと改善できる回答例です。まず一つ目の「職員の不正」に言及している回答例がなぜもっと改善できるかと言うと、

  • 面接官を公然と批判しているように捉えられかねない

 

からです。確かに「職員の不正」は課題ですが、当事者である自治体職員(面接官)の目の前で不正問題に言及することは、面接官を公然と批判していると捉えかねられないです。「職員の不正」は確かに自治体の問題の1つでありますが、相手によっては自分たち面接官に対して批判を言っていると思われてしまう可能性もあります。そのため、「職員の不正」問題に言及することは良いとは思いますが、伝え方に気をつけなければいけないと思います。二つ目の「人口流出」の回答例はどこがあと一歩かと言うと、

  • 課題の解決方法が政策になってしまっている

 

ためです。確かにコンパクトシティ化すれば、都市機能が集中することで住民への公共機能を効率的に提供できるようになり、人口流出をおさえることができるかもしれません。そのため、解決方法に政策を伝えることは話の流れとしては間違っていないのですが、ここは面接です。面接官は「政策をどうするか」というより「自分自身はどのように行動するか」を聞きたいと思っています。

 

そのため、今回の「人口流出」の回答例のケースなら、コンパクトシティ化すると答えるだけではなく、「人口流出」を抑えるためにコンパクトシティ化を行っていく中で、「私は職員として~~と言ったことを行っていきたい」と自分個人の仕事の水準に落とし込んで具体的に話していくと、面接官から「この受験生は具体的に何をするべきか見据えて話している」と印象が良くなります。

 

 

答える時は2つのポイントに気を付ける!

それでは、どの様に答えるのが好ましいのか。その答え方のポイントとして以下の2つに気を付けると評価の高い答えを伝えることが出来るようになります。

 

  • 公然と自治体の批判をしない
  • 解決方法は自分が出来そうな範囲で話す

 

という2点です。

 

公然と自治体の批判をしない

一つ目のポイントは公然と自治体の批判をしないということです。ただ、批判と課題への言及は紙一重な部分があり、何が批判で何が課題か線引きが難しいと思います。しかし、どれが批判にあたってどれが課題として話していいのかは、内容よりも伝え方次第だと思います。先ほどの「人口流出」の回答例のケースでも、「自治体が柔軟な施策を実施できていないため、人口流出が起こっている」と言えば、批判と捉えられかねないです。例えば、批判と捉えられかねないケースの一例としては、「自治体は~できていない」や、「自治体が~している」から問題が起こっていると話すケースです。

 

解決方法は自分が出来そうな範囲で話す

二つ目のポイントが解決方法は自分が出来そうな範囲で話すということです。これは先ほど話したように、解決方法に政策を話すべきではないということです。確かに、政策などを考える部署もありますが、殆どの場合そういった部署に配属されることはなく、自治体職員になると実際に現場で行動することが多くなります。そして、自治体職員は事前に決められた計画によって動いているため、自治体の基本計画に「Aという政策を行う」と書いてあるのに、「Bの政策を行うべきだ」と面接で言ったとしても、勉強不足だと捉えられてしまいかねません。

 

そこで、事前に基本計画書を読み込んで、自治体の持つ課題は何か?そして、その課題に対してどの様な政策を実施しようとしているのかを整理し、その政策の中で自分はどのように行動していくのかを面接で話すことでより良い回答になります。なぜかというと、①基本計画書をしっかり読み込んで準備していると印象を与えられ、②大風呂敷を広げず、現実に出来ることを伝えることで公務員としての金銭などバランス感覚があると評価してもらえるからです。

 

上記のポイントを踏まえた回答例

○○市の課題とその解決方法は?

○○市の課題は、近年人口の流出が激しい点だと思います。○○市は特にその流出率が高く、実際に○○市でもコンパクトシティ化を計画していると思います。そこで私は職員として、市の中心部に住民が住めるよう住宅助成制度を整えて、住民に説明し、住民と共にコンパクトシティ化を推進できればと思います。

 

地域の課題の解決方法となると難しく感じてしまうと思いますが、ある政策を自治体が実施する際に、自分は職員として何が出来るかという個人の範囲で考えてみるといいと思います。上記の例も、「コンパクトシティ化する!」と大風呂敷を広げるよりも、「コンパクトシティ化を推進するために自分は~をする」と話した方が、よりよい評価を得ることができます!

 

 

受験する自治体の課題を明確にする!

最後に、回答例をどのように準備するかについて話したいと思います。今回の質問のために初めに行うことは、「自治体の課題を理解する」ということです。例えば、(http://www.city.matsudo.chiba.jp/shisei/keikaku-kousou/)このような自治体のHPにある基本計画を読むことによって課題は何か、また、その課題に対してどのようなことを実施しようとしているのか理解できます。また、自治体によっては(http://www.city.matsudo.chiba.jp/shisei/keikaku-kousou/sougoukeikaku/kihonkeikaku/koukisinkou/detaH2803.html)このような形で地域の持つ課題を整理してくれていることもあるので、そういった資料を活用するのもアリです。

 

課題を理解し、どのような施策を行おうとしているのか理解出来たらその次にやることは、他の自治体で同様の施策を行っていないか調べてみることです。例えば、コンパクトシティ化は富山市青森市で先進的な事例としてすでに行われています。そして、具体的にどのようなことを行ったのか書かれているので、職員がどのようなことを実際に業務として行う必要があるのかイメージしやすくなります。

 

最後に、これまで調べたことを整理して以下の3つ

  • 自治体の課題は何か
  • 課題に対して自治体はどの様な施策を計画しているか
  • 自治体職員として個人の出来る範囲でどの様なことをするべきか

を整理しながら文章を作っていくとより良い回答を作ることができます。少し難しいとは思いますが、難しいからこそ合格不合格の評価の分かれ目になってくると思います。ぜひ参考にしてみてください!

 

「あなたにはリーダーシップがあると思いますか」の答え方と準備のコツ-公務員面接Before-After

 

 

リーダーシップに関する質問のされ方は多様

こんにちは。今回は、公務員面接対策本でもよく見かける質問の一つである「あなたにはリーダーシップがあると思いますか?」という質問の答え方の準備のコツについて話していきたいと思います。実際に僕も何度か公務員試験の面接試験を経験してきましたが、リーダーシップについて質問されたことがあります。ただし、僕が実際に受けた面接での聞かれ方としては、「あなたはリーダーに向いているか、それとも補佐役どちらが向いていると思いますか?」という質問でした。僕が受けた面接試験では、上記のようにリーダーシップがあるかどうかとは直接的には聞かれていませんが、採用側として周囲の人を積極的にまとめていけるリーダーシップを持った人材かどうかを知りたいという点では共通する部分があると思います。そこで今回は、「あなたにはリーダーシップがあると思いますか?」という質問への多くの受験生が間違えてしまう回答例と、どの様な風に言うべきかについて話していきたいと思います! 

 

 

受験生の多くはココを間違える!

あなたにはリーダーシップがあると思いますか?

はい。リーダーシップはある方だと思います。中学の時は生徒会長を、高校ではサッカー部で部長をしていましたし、日常的な友人の付き合いでも、リーダー的な立場に立つことが多いです。

私はリーダーとして集団を引っ張るより、リーダーのサポートをする立場で能力を発揮するタイプだと思います。中学の時は生徒会の書記を、高校ではサッカー部で副部長をしており、リーダーをサポートする仕事を行っていました。

 

上記の2つの例は、リーダーやリーダーをサポートする役職について言及することで、リーダーシップがあるということをアピールしようとしているので、酷い内容というわけではないです。ただ、両者ともリーダーシップについて大きな誤解があり、それによってもう一歩踏み込んだアピールができていません。それはなぜかというと、

 

  • 『リーダーシップ=役職』ではない!

 

ということを理解していないからです。『リーダーシップ』とは「リーダーとしての資質・能力」のことであり、リーダーや部長などの役職についていることが「リーダーシップがある」ということに繋がるわけではありません。よく考えてみて下さい。例えば、これまで部活動やバイトなど様々なことを経験してきたと思いますが、「あの人の下で働くのは無理!」と思うようなキャプテンや店長などがいたのではないかと思います。そういった人たちには『リーダーシップ』があると思いますか?おそらく殆どの人がないと考えると思います。面接官も同様にそう考えることが多いと思います。

 

このように、リーダーだったからと言ってリーダーシップがあるというのは早計です。確かに、リーダーの経験は確かにリーダーとしての能力を伸ばすために不可欠だと思いますし、リーダーを積極的にやってきた人の方が、リーダーシップがありそうなのは分かりますがより良い回答をするためにはもっと踏み込んだ内容を話すことが不可欠になってきます。

 

 

答える時は2つのポイントに気を付ける!

それでは、どの様に答えるのが好ましいのか。その答え方のポイントとして以下の2つに気を付けると評価の高い答えを伝えることが出来るようになります。

  • リーダーとして直面した課題を付け加える
  • どの様に課題を解決したかを付け加える

 

 

リーダーとして直面した課題を付け加える

一つ目のポイントはリーダーとして直面した課題を付け加えるということです。ここではリーダーと言いましたが、リーダー以外でも部長や副部長、実行委員会など様々な場面でリーダーシップが求められるため、どの様な役職でも構いません。また、リーダーをサポートするタイプだと言いたい場合も、書記や会計、副部長など縁の下の力持ち的な様々な役職があると思いますし、また、役職ナシでも何か課題の解決の一助となった出来事があれば、そのエピソードを付け加えるのが良いと思います。

 

課題と言ってもそれほど大層な課題でなくて大丈夫です。例えば、「部活動の時間が長引き部員が勉強をやる時間を確保できなくなっている」という日常の不満や、「サークル活動でメンバーの出席率が低い」というよくあるような課題を思い出してみて下さい。そして、その課題を解決するために実際にどのようなことを行ったのか、もし解決出来なかったとしても何をすれば解決出来たのかを考えてその解決策をさもやったかのように話せば、基本的には高評価を得ることが出来るようになります。

 

どの様に課題を解決したかを付け加える

二つ目のポイントがどの様に課題を解決したかを付け加えるということです。ここが他の受験生と差別化を図るための重要なポイントです。はじめに提示した課題をどの様に解決したかを伝えることで、本当にリーダーとしての資質があるのか、またはリーダーをサポートする資質があるのか説得力を持った回答をすることができるのです。例えば、先ほどの「部活動の時間が長引き部員が勉強をやる時間を確保できなくなっている」という例をどの様に解決したか付け加えるとすると、「放課後の部活開始前にグラウンドの整備などにあてていた時間を、昼休みに当番制で事前にグラウンドの準備をすることで、放課後すぐに練習開始できるように工夫して、練習量は減らさずに早く下校できるよう顧問の先生に提案しました」のような文章です。

 

ただ、こういったエピソードは長くなってしまいがちですので、しっかりと事前に準備しておいて簡潔にスラスラと言えるようにすることが重要です。

 

上記のポイントを踏まえた回答例

あなたにはリーダーシップがあると思いますか?

はい。リーダーシップはある方だと思います。高校時代、サッカー部に所属しており、主将を務めていました。私が主将の期間中、多くの部員が部活動の時間が長引き勉強を行う時間を確保できなくなっているという相談を受けました。そこで私は部員と相談して、昼休みに当番制で事前にグラウンドの準備をすることで、放課後すぐに練習開始できるように工夫して、早く下校できるよう顧問の先生に提案しました。その結果それまでより効率的に練習をこなすことが出来るようになり、勉強時間も確保できるようになりました。

 

もう少し出来れば短くできるとより簡潔かなとは思いますが、それでもある程度暗記していれば上記の例でも40秒くらいで話すことができるエピソードなので、そこまで長くはないと思います。

 

 

準備のポイントはココだ!

最後に、回答例をどのように準備するかについて話したいと思います。どの質問に対する回答でも共通していますが、どの回答でも具体的な経験を基に話すことで自分の言いたいことの裏付けを行うが重要になってきます。今回のような質問の場合は、リーダーとして働いた経験がなかったとしても、グループワークなどで意見を言ってメンバーを動かしたり、自分が先頭に立って動いたり、指示出しを行ったりなどリーダーシップと呼べる経験はあるのではと思います。大学時代を例にとると、グループワークを行い、最終的に発表を行うような講義はリーダーシップと結びつけられる経験が沢山あったと思います。大変だとは思いますがまずは過去のことをノートなどに箇条書きでまとめてみるといいと思います!

 

「なぜ公務員を志望したのか」の答え方と準備のコツ-公務員面接Before-After

 

 

安定を志望動機にしてはいけない!

こんにちは。今回は、よく公務員面接対策本などでよく見かける質問の一つである「なぜ公務員を志望したのか?」という質問の答え方の準備のコツについて話していきたいと思います。僕も多くの自治体での面接を数多くこなしてきましたが、そこまで頻度の高い質問というわけではないと思います。僕も一度くらいは「なぜ公務員を志望したのですか?」と質問されたことは一度あったような気がしますが、面接対策本などによく載っている割にはそこまでよく聞かれる質問というわけではないと思います。

 

ただ、だからといってもし面接本番で試験官から「なぜ公務員を志望したのですか?」と質問された場合、本音で答えてしまったら評価が下がってしまう可能性があります。本音で語ることは重要じゃないかと言って、思ってもないことを言うのは絶対嫌だという受験生もいますが、役所は個人情報などを扱う仕事なので、職務上口外できないことや、以下にマインドコントロールをして建て前でも言えるのかが全体の奉仕者として必要な資質になります。そのため、本音と建て前を分けて話せないとそういった資質がないとみなされてしまう可能性があります。

 

また、回答例として広く出回っている模範回答も多くの受験生がよく使っているため、面接官にあまり良い印象を与えることは出来ません。そこで今回は、「なぜ公務員を志望したのですか?」という質問へのありがちな回答と、どの様に自分を印象付ける回答を準備すればよいのかについて話していきたいと思います! 

 

 

受験生の多くはココを間違える!

あなたはなぜ公務員を志望したのですか?

民間企業のように利潤を追求するのではなく、公共の為に働くことに魅力を感じ志望しました。自分の力が少しでも社会の為になれたらと思い、それには公務員以外の選択肢はないと思っています。

 

上記の例だと、民間企業との差別化を図っており、公共のために働くことが出来るから公務員を志望したと答えており、確かに悪くはないのですが、公務員の志望理由として広く使われている模範解答のような感じで、参考書を見て覚えたに過ぎないなと思われかねないです。「公共のために働き、社会に貢献したい」というのが本音だ!という人もいると思いますが、そうであるならば、

  • なぜ公務員を志望するに至ったかエピソードを添える

 

ことを付け加えるとより良い回答になります。これは面接のどの質問にも当てはまりますが、どの様な回答でも自分の発言を裏付ける根拠を伝えることが発言の説得力を持たせるために重要になってきます。それはこの質問でも変わらず、なぜ「公共のために働き、社会に貢献したい」と思った理由を伝えると面接官への印象がだいぶ変わってきます。

 

 

答える時は2つのポイントに気を付ける!

それでは、どの様に答えるのが好ましいのか。その答え方のポイントとして以下の2つに気を付けると評価の高い答えを伝えることが出来るようになります。

  • 自分本位の志望動機にしない
  • 志望理由に根拠を付け加える

 

 という2点です。

 

自分本位の志望動機にしない

一つ目のポイントは自分本位の志望動機にしないということです。これはどういうことはというと、例えば、安定性や福利厚生の充実など、自分への待遇に関することなどは言わないようにする方が良いということです。もちろん、本音では安定性なども考慮して受験しているとは思いますが、これから公務員として働く人間を吟味しているのに福利厚生など自分の待遇に関係する志望動機を言うと、公務員としての資質が本当にあるのかと疑われかねないためです。そのため、本音ではそう思っていても、自分本位の志望動機はあまり言わない方が良いと思います。「公務員として、民間のサービスだけでは解決できない○○という課題を解決したい!」ということを付け加えることで、自分中心ではない志望動機をつくりあげることが出来ます。

 

志望理由に根拠を付け加える

二つ目のポイントが志望理由の根拠を付け加えるということです。志望動機に根拠、つまり自分の経験を基に志望動機を話すことで、公務員を志望するに至った動機を具体的に述べることができ、他の受験生とは異なったオリジナルの志望動機を伝えることが出来るとともに、説得力が増します。

 

例えば、先ほどの「公共のために働き、社会に貢献したい」という例に具体的なエピソードを付け加えるとしたら「以前市役所に手続きに行った際、どこに行けばよいのか分からず道に迷ってしまっていた私を職員の方がわざわざ窓口まで案内までしてくださり、私もその方のように困っている人のために仕事をしたい」のような文章です。

 

上記のポイントを踏まえた回答例

あなたはなぜ公務員を志望したのですか?

民間企業のように利潤を追求するのではなく、公共の為に働くことに魅力を感じ志望しました。以前市役所に手続きに行った際、どこに行けばよいのか分からず道に迷ってしまっていた私を職員の方がわざわざ窓口まで案内までしてくださり、私もその方のように困っている人のために仕事をしたいと思い、公務員を志望しました。

 

 

志望動機と経験をセットで考える!

答え方のポイントは理解出来たと思います。最後に、回答例をどのように準備するかについて話したいと思います。なかなか公務員を志望する理由になるとネットや参考書などに出ているような「公共のために働く」であったり他の受験生との差別化が難しいと思います。ただ、自分の専攻してきた学問自分の生い立ちと関連させて、他の受験生とは異なる志望動機をいうことが出来るとより印象に残りやすくなります!僕の場合はサークルで地域の過疎地域の方と触れ合う機会や、留学中に起こった経験、授業で学んだ社会問題などを基に「なんで自分は公務員になりたいのか?」を深く考えるようにしました。些細な経験でも志望動機に繋げることが出来るようになるので、自分の経験をノートなどに書き出して整理して志望動機を考えるといいと思います。

 

「苦手な科目は何ですか」の答え方と準備のコツ-公務員面接Before-After

 

 

苦手な科目は新卒受験生がよく聞かれる質問の1つ

こんにちは。今回は、よく公務員面接対策本などでよく見かける質問の一つである「あなたの苦手な科目は何ですか」という質問の答え方の準備のコツについて話していきたいと思います。この質問については、僕は直接面接で聞かれた記憶はないのですが、自治体の説明会の時に、「こんな質問もするから準備しておいてね」とある自治体の人事部の方に言われたことがあります。

 

正直自治体の人事部の方に「苦手な科目は何ですか」という質問もする可能性があるよと言われた時には、自分だったらどう答えれば良いのか迷ってしまいました。もちろん嫌いだったり苦手な科目自体はパッと頭に思い浮かびましたが、大学の講義で苦手な先生などにあたったりした場合は僕の場合は基本的に授業に出ないで単位をあきらめていたので(笑)、苦手な科目に対してどう対処したか?という解決策が思いつかなったからです。苦手だった科目を面接で説明するとしてどの様に自分の強みなどをアピールするかは難しいと思います。そこで今回は、「苦手な科目は何ですか」という質問への効果的な答え方について話していきたいと思います! 

 

 

受験生の多くはココを間違える!

苦手な科目は何ですか。

苦手な科目は物理です。中学時代から理科系の科目は苦手だったのですが、高校に入りさらに専門的になったため全く分からない状態になってしまいました。そのため、テスト勉強などはある程度しましたが、いつも赤点ギリギリの点数を取ってしまうほど点数が低かったです。

 

上記の例は確かに「苦手な科目は何ですか」という質問にしっかりと答えているので受け答えの部分としては悪くないです。ただ、勉強はそれなりにしていたとは言っていますが、弱点克服のために工夫した後があまり見えず、苦手なことから逃げてしまう性格なのではないかと思われてしまう危険性があります。せっかく自分自身の良さを知ってもらうための面接なのに、自分の弱みだけが相手に伝わってしまい勿体無いと思います。そこで自分の弱みだけが伝わってしまうのを防ぐためにポイントが

 

  • 苦手科目克服のための努力を付け加える

 

ということです。これは、以前「短所は何ですか」という質問の回答のポイントにかなり似ています。人間だれしも苦手なモノや欠点はあります。そして、面接官もその点は理解してくれています。しかし、その欠点を補うためにどのようなことを考えて、どの様に対処しているかが仕事をしていくうえで不可欠な資質になってきます。

答える時は2つのポイントに気を付ける!

それでは、どの様に答えるのが好ましいのか。その答え方のポイントとしては、

 

  • 正しく自己分析できているか
  • 嫌いな科目克服のためにどのような努力を行ってきたか

 

 

正しく自己分析できているか

一つ目のポイントは正しく自己分析できているかということです。自分の欠点・不得意な部分は何かということを分析できなければ、そもそもどの様な努力をしても無駄になってしまうことがあります。つまり、反省を活かして成長できる人間かどうかを面接官が理解するうえでの判断材料となります。そのため、苦手な科目を挙げる際には、

 

  • 具体的になぜその科目が苦手なのか

 

をしっかりと付け加えることがポイントになってきます。自分がなぜその科目が苦手なのか簡潔に明らかにすることで、自己分析ができている人間だと印象付けることが出来ます。例えば、「憲法が苦手だ」ということを言うとします。なぜ苦手なのかを説明するときには例えば「判例や条文の一文が長く主語と述語の関係が複雑になっているため理解出来なかった」と言うと、なぜ苦手意識があったのか分析出来ていて、自己分析を行える人だと印象付けることが出来ます。

 

嫌いな科目克服のためにどのような努力を行ってきたか

二つ目のポイントが嫌いな科目克服のためにどのような努力を行ってきたかを付け加えるということです。もちろん、この質問により「この受験生は何が苦手で、どの様な配属にするべきか」という適性を見ているという部分もあり、苦手な科目を純粋に知りたいという質問意図もありますが、やはり苦手だったというだけではなく、苦手なことにも前向きに取り組めていたかという部分も付け加えると評価がさらに上がります。

 

例えば、先ほどの「憲法が苦手だ」という例を使ってどの様に苦手を克服しようと試みたのかを回答するとしたら、「判例や条文の一文を短く区切り何が主語で述語は何かを明確にするようにしました。さらに、なぜその裁判が起こったかなど出来事の背景などをネットで調べ、自分なりに解釈できるようにしました。」のような文章です。

 

上記のポイントを踏まえた回答例

苦手な科目は何ですか。

苦手な科目は憲法の授業でした。当初は判例や条文の一文が長く主語と述語の関係が複雑になっているため理解出来ませんでした。そこで私は、判例や条文の一文を短く区切り何が主語で述語は何かを明確にするようにしました。さらに、なぜその裁判が起こったかなど出来事の背景などをネットで調べ、自分なりに解釈できるようにしました。その結果、前期の憲法の授業の時に比べ、成績も向上しました。

 

苦手克服のアイデアを検討する

最後に、短所の回答例をどのように準備するかについて話したいと思います。苦手な科目は誰にでもあると思うので、それ自体を思い出すのは難しくないと思います。ただ、問題は「どの様に改善したか」という部分だと思います。なかなか改善できなかったから苦手な科目なのだとは思いますが、少しくらいなら話を盛っても大丈夫だと思います。オススメの「苦手克服のための努力の方法」としては、

 

  • クラスメートと協力して分からない部分を互いに教え合った
  • ネットなどを自発的に調べて分かりやすく噛み砕いてノートにまとめる

 

などがあると思います。特に、クラスメートと協力して苦手を克服しようとしたり、先生に聞きに行ったりなどは対人関係を上手く築けているというアピールにも繋がると思うので、もし苦手な科目の克服方法が浮かばなければ参考にしてみてください!

 

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