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有効需要の原理とは?-公務員試験マクロ経済学

あ、こんにちは、先輩...。

こんにちは、カズ。どうしたの?表情が暗いけど。

えっと、実はこの間マクロ経済学の講義で「有効需要の原理」というのを習ったんですが、有効な需要の原理って用語から意味がよく分からないです...。それなのに明日小テストがあってどうしようかと考えてました。

なるほど...。確かに「有効需要の原理」って言葉だけでは分かりにくいよね。ただ、公務員試験では頻出の範囲だし、これから深く経済学を勉強していく際の土台となる考え方になるから今日はしっかり理解できるようにしよう!

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三面等価の原則とは?-公務員試験マクロ経済学

こんにちは、先輩!最近マクロ経済学の授業で『三面等価の原則』と言う用語を習ったのですが、国民所得Yを三つの面から見るってことですよね?国民所得は、会社からもらった給料とかを表すんじゃないですか?そうすると、三つの面から見るってよく分からないんですけど・・・。

こんにちは、カズ。確かに三つの面から見るって始めはイメージしにくいかもね。でも、お金(国民所得)って一方の面からだけではなくて、お金をもらう人とお金を渡す人のように多面的に見ていく必要があるから、『三面等価の原則』というものがあるよ。実際に今日は『三面等価の原則』を理解できるようにしよう!

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マクロ経済学とミクロ経済学の違いとは?-公務員試験経済学

あ、こんにちは、先輩...。

こんにちは、カズ。あれ、どうしたの?すごく疲れた顔しているけど。

すいません、実は最近公務員試験対策でマクロ経済学の勉強を開始したのですが、ミクロ経済学と同じだと思っていたら全く分からなくて頭が痛くなりました...。

確かにミクロ経済学と同じだと思ってマクロ経済学を勉強すると違いに戸惑ってしまうよね。

そうなんですよね。ミクロ経済学マクロ経済学って実際どう違うのですか?

それじゃあ、今日はマクロ経済学ミクロ経済学との違いを見ながら全体像を理解できるようにしていこうか!

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段落ごとの構成を事前準備する!-9割目指そう、公務員試験小論文!-

 

はじめに

こんにちは。以前小論文の概要や12個の頻出テーマ、高得点を取るための2つのコツについて話して来ました。そこで今回は実際に小論文で高得点を取るための2つのコツの1つである「段落ごとの構成」の作り方について話していきたいと思います!

 

 

小論文は段落ごとの構成を意識することが得点のコツ!

以前、小論文全体の構成を意識して書く!ということを話した時に、まず小論文を書き進めていく前に小論文の流れを「序論➡本論➡結論」の三段論法でイメージして、それぞれの段落で何を書くのかを考えることでスムーズに書き進めることが出来るようになるとともに、採点官にとっても分かりやすい文章を作ることが出来るということを話しました。

 

しかし実際には全体像として三段論法の流れを意識しているだけではまだ文章を書き進めるのは難しいことが多いと思います。そこで、三段論法で話した「序論➡本論➡結論」の各段落の具体的な定型文や書く内容を事前にある程度抑えておくことで、よりスムーズに、分かりやすい文章を書くことができるようになります。

 

 

序論・本論・結論で分けて書き方をマスターする!

そこで今回は、実際に小論文を書き進めていく際にどのように書いていけばよいのか、定型文や文章の構成をより具体的に話していきたいと思います。

 

具体的に三段論法に沿って話を進めていくと、それぞれの段落で書き方が異なってきます。そのため、これから序論・本論・結論の3つに分けて話していきたいと思います。

 

 序論

まずそもそも序論とは、本論を語るための下準備の段落になる部分になります。序論では、テーマに関連する現状を説明するとともに、なぜこのテーマについて論じる必要があるのかを記載することで、本論へ論理的に文章を書き繋げることができるようになります。そのため序論で話す際にはテーマに関する現状の知識がある程度必要にはなるため、内容に関してはテーマによって書く内容は異なってきますが、基本的にはほとんど同じような定型文を使って対応できるので、何をどのように書けばよいのか事前に明確にしておくことができます。

 

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上記の例のように、まず一文目、二文目で与えられたテーマに対する具体的な説明を行います。ここでは例えば少子高齢化をテーマにした小論文なら「近年わが国では出生率が下落しており、少子高齢化が急速に進んでいる」など、知っている知識をフル活用して少しでもいいので具体的に説明すると、しっかりと背景知識を理解しているんだなと評価されます。そして、三文目は、その課題が行政が迅速に対応しなければならない課題であるということをアピールし、四文目では、課題を解決するための施策/または何が原因なのか問題点をどういった視点から3つ挙げるかという本論への結びをつけることで、意味のつながる分かりやすい序論を作ることができます。特に三文目に関しては、上記の例をそのまま使って文章を作ればよいので、覚えるだけでオッケーです!

 

本論

次は本論の書き方です。本論はテーマに対する自分のアイデアなどを入れる小論文の核となる部分で、受験生にとってはこの本論が一番書きにくいのではないかと思われます。しかし、本論もどの様な流れで書けばよいのかさえ理解出来れば、その流れに沿ってアイデアなどの内容を整理していけばよいので、慣れてしまえば案外簡単です!

 

また、以前にも話ましたが独創的なアイデアを出す必要はなく、ニュースやネットなどでもよく目にするようなよく知られたアイデアや考え方でも減点されるということはなく、むしろ採点官も理解しやすいアイデアとなるため、少し言葉足らずでも分かりやすい文章を作ることが出来ます。

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本論の流れとしては上記のような流れがベストだと思います。ここでのポイントとしては、一文目に自分の言いたいこと(アイデア)を短く分かりやすく一般化した言葉で説明することです。そして二文目に一文目でなぜそういったアイデアを言ったのか現状を簡単に説明して、三文目以降で一文目のアイデアを具体的に説明していくという流れで統一するということです。本論の3つの段落全ての文章の流れを統一してしまえば、採点官にとっても分かりやすいとともに、自分で書き進める際にも書きやすい文章を作ることが出来るようになります。

 

この流れで本論を書けるようになれば、本論で何をはじめに考えて文章を書き進めていくかが分かると思います。①自分のアイデアを短く簡単なフレーズで整理すること、②なぜそのアイデアを考えたのかという背景、③イデアの具体的な内容の3点を考えていけばよりまとまった文章を作ることが出来るようになります!

 

結論

最後に結論の書き方を話していきたいと思います。この結論は、序論や本論など他の部分以上に事前に準備した定型文を活用できます。もちろん多種多様なテーマの論文が課されるため、全ての小論文で同じように書けないこともあるかもしれませんが、僕の場合はこれまで下記のような定型文を使って書けなかったということはなかったので、下記のような定型文を覚えておくことはかなり有効です。

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 結論でつかえる定型文としては、まず一文目に本論で挙げたアイデア以外にも有効なアイデアが存在することに言及することです。次に二文目で、他にもアイデアがあるけど本論で挙げた3つのアイデアがより重要であることを言及します。最後に、テーマに対して自分が公務員に実際になったら、どういった心構えで取り組んでいくか抱負を書きます。このような流れで書くことで、キレイに文章を終えることができるため、まとまった分かりやすい文章にすることが出来ます。

 

 

最後に

自分の考えを小論文の中で説明する際に最も重要になるのが自分にとっても採点官にとっても分かりやすい文章を作るということです。そのために、何を書けばいいのかという自分の意見をまとめるため、さらには試験官に自分の意見を分かりやすく示すために「文章全体の構成」と「段落ごとの構成」を事前に準備しておくことが最重要になってきます。これから小論文対策を行う際にはぜひこの2つの構成を意識しながら勉強してみてください!

 

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小論文全体の構成を意識して書く!-9割目指そう、公務員試験小論文!

 

はじめに

こんにちは。以前小論文の概要や12個の頻出テーマ、高得点を取るための2つのコツについて話して来ました。そこで今回は実際に小論文で高得点を取るための2つのコツの1つである「小論文全体の構成」の作り方について話していきたいと思います!

 

 

小論文全体の構成を意識することが得点のコツ!

まず「小論文全体の構成」を意識するということですが、以前も話したように「小論文全体の構成」するということは、小論文全体の文章の流れを自分にとっても採点官にとっても分かりやすく論理立てることです。小論文のように何か物事を相手に伝える際には、ぐちゃぐちゃと頭の中にある様々なアイデアを論理立てて説明する必要があります。もちろん、ぐちゃぐちゃなまま自分の意見を小論文に書いても採点官が理解出来なければ高得点は望めません。そのため、事前に構成を準備しておくことでテーマに対するアイデアを考えやすくなります。

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参考書によっては色々な文章の構成の仕方があり、参考書によっては使い分けなさいと説明しているものもありますが、個人的には上に書いた三段論法のみを使って小論文を書くのがいいと思います。僕も実際に公務員試験を受験している当時は三段論法のみしか使わなかったですが、どのようなテーマの問題が出題されても対応することが出来ました。

 

では序論・本論・結論とどの様なことを書くかですが、序論では、「与えられたテーマの重要性」を説明します。ここでは、与えられたテーマをなぜ議論する必要があるのか、なぜ公務員が対応する必要があるのかの背景について話します。

 

そして次の本論では、テーマに対する具体的な解決策や問題点など自分の意見を3つ書きます。なぜ3つ意見を書くことを提案するのかというと、小論文試験の字数は一般的に1200字ほどで、一段落200~300字ほどで書き上げるとして、序論(1段落)→本論(3段落)→結論(1段落)の5つ段落があるとすると丁度1200字周辺に収めることができるからです。

 

また、本論での3つの意見をどの様に考えるかですが、3つの視点からの意見や施策を考えていくことでアイデアを出しやすくなります。例えば、子どもの貧困を是正するための施策を考えなさいというテーマが出てきた時に、地元企業との連携、地元住民との連携、行政内での課同士の連携など3つの視点を事前に考えておくとアイデアを整理しやすくなります。

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最後の結論では、本論までのまとめと、公務員になるうえでの抱負を話すことで、しまりのある小論文を作ることが出来ます。例えば、「今回挙げた3つの解決策以外にも、多くの解決策が存在し、検討の余地がある。僕も○○市の公務員として働き始めた時には、住民一人ひとりと向き合い、親身になって施策に取り組んでいきたい。」のように本論に記した意見以外のアイデアの可能性と、公務員になるうえでの抱負を書くことで小論文を綺麗にまとめることが出来ます。

 

 

なぜ小論文全体の構成を事前に準備すると高得点を取れるようになるの?

それではなぜ小論文全体の構成を事前に準備することで高得点を取ることができるようになるかですが、それには大きく2つの理由があります。

 

一つは先ほども話したように採点官が理解しやすい構成で書くことができるためですが、もう一つは試験当日にスムーズに小論文を書き進めるためにとても有効だからです。

 

試験当日をイメージしてみてください。かなりの緊張感がある中で、自分にとってはなじみのないテーマや難しいテーマが出てくると、頭が真っ白になってしまうと思います。しかし何とか書き進めていかなければならないと思います。そんな時、三段論法が頭にあれば、序論で何を書くか、本論ではどの様なことを書かなければならないのか、結論はどうするかなど手がかりがあることで頭が真っ白な状態でも一つずつ書き進めることが出来るようになります。

 

僕も実際にはじめての小論文の試験では緊張して試験開始直後は頭が真っ白になってしまいました。しかし、小論文の全体像をしっかりと俯瞰して序論、本論、結論の内容を少しずつ整理して書き進めることが出来たため、時間内に書き終えることが出来ました。

 

 

具体例を見てみよう

それでは次に、「序論→本論→結論」の三段論法を実際に使った小論文の例を見ていきます。下記の具体例は僕が以前受けた小論文の模試で実際に採点を受けたもので、試験中に考えて書いたものなので事実と異なる場合もありますが、それでもある程度点数は高いので、参考になればと思います。特に先ほど話した三段論法を意識してみてみてください!(誤字脱字は修正してあります。)子どもの貧困が起こる原因と行政の対策というテーマであったと思います。

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最後に

小論文の全体像を頭の中で描きながら試験に臨むことでよりスムーズに、分かりやすい文章を書くことが出来るようになります!ぜひ参考にしてみてください!

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小論文は2つのポイントを抑えよう!-9割目指そう、公務員試験小論文!

 

はじめに

こんにちは。公務員試験で厄介な試験の1つとして、小論文があると思います。僕も実際に経験したので、はじめは無理だ。。。と思っていました。しかし、ポイントさえつかめば、いつでも9割は超えられるようになります。実際に僕もコツをつかんでからは3~4回小論文模試を受けて、毎回9割で、実際の試験でも小論文のおかげで一次試験を通過出来たと言っても過言ではないと思います。

 

そこで今回はまず、公務員試験において主に一次試験で課される小論文について概要を見つつ、を話していきたいと思います。

 

 

公務員試験における小論文試験とは?

それではまずそもそも、公務員試験には面接試験や択一試験があるなかで、なぜ小論文試験があるのか?それは、面接試験や択一試験だけでは測れない「問題意識や表現力」が公務員としてふさわしいか判断するためにあります。また、小論文試験のテーマとしては、毎年自治体によって異なりますが、例えば平成28年度の特別区I類の論文問題を参考に見てみると、以下のような問題が出題されます。

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特別区の場合は課された論文課題の内の1つを選んで書いたりしますが、自治体によっては課題は1つしか課されず選択式になっていないことも多いです。ただ基本的にはどこの自治体も大枠はほぼ同じで解答時間は90分程度で、字数は1,000~1,500字という形が多かったです。

 

また、論文の比率ですがこれは公表していないため分かりませんが、感覚的には一次試験で同時に行われる択一試験である教養試験、専門試験、論文試験での点数比率は1:1:1かなという感じです。実際のところは分かりませんが、論文課題を等閑にしていると一次試験を突破することができないため、事前対策を入念に行っておく必要があります。

 

 

論文試験を行わない自治体もある

ここまで論文試験について話してきましたが、実際には論文試験を行わない自治体もあり、結構多いです。自分の受験したい自治体が論文試験を行うかどうかは、自治体の職員募集の要綱などに記載があるため、事前にチェックしてみることをお勧めします。ただ、論文課題を行わない自治体はその分倍率も高くなってしまうことがあるため、論文課題を行わない自治体を狙うのではなく、論文課題を行う自治体に挑戦出来るよう対策を行うことを個人的にはお勧めします!

 

 

どのようなテーマが小論文で課されるの?

当日どの様な課題が課されるか分からないため、不安な部分も多いかもしれませんが、基本的には受験するその自治体の直面する課題ベースでテーマが出題されることが多いです。また、公務員としての心構えなどについて出題されることもあります。ただ、僕のこれまでの経験から言うと、その自治体が持つ課題をもとに出題されることが多いため、子育てや少子高齢に関する課題などその自治体が持つ課題を事前にHPなどで調べておくといいと思います!

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また、よく出題されるテーマとしては上記の12個のテーマが多いため、この12個のテーマを念頭に事前に受験自治体の課題などを調べたりするといいと思います!

 

 

小論文は2つの構成を意識すれば9割は取れる!

小論文試験は自分の意見を書かなければならず難しいと思うかもしれません。しかし実際には、小論文試験はコツさえつかめば安定して高得点を狙える科目です。もちろん、テーマに対する背景知識が全くないとか、漢字のミスが多いなど補おうと思えば補える知識を持っていないとなってしまうといくら書き方のコツを理解出来ても高得点を取ることは難しいですが、公務員試験の小論文では革新的なアイデアは求められていないですし、専門的な知識も不可欠というわけではありません。

 

では何が高得点をとるうえで重要なポイントかというと、「小論文全体の構成」と「段落ごとの構成」という2つの構成を意識して小論文を書くという点です!

 

小論文全体の構成

まず一つ目の「小論文全体の構成」するということは、小論文全体の文章の流れを自分にとっても採点官にとっても分かりやすく論理立てることです。

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上記を見てもらうと分かるように、小論文全体の流れを事前に決めておいて、本論の部分など具体的な施策や問題点の提示などは実際のテーマに沿って柔軟に変えていくという考え方です。

 

なぜこのように事前に全体の構成を頭に入れておくといいかというと、この構成を事前に作り上げておくことで序論や結論などどのテーマにも共通して書くことが出来る文章を事前に準備することができ、時間を有効に使うことが出来るからです。また、三段論法は物事を説明する際に一般的に用いられる世界標準の話し方であるため、採点官が理解しやすい論理の筋道になります。

 

具体的に序論、本論、結論でどの様な例文を共通して使うことが出来るかなど以下の記事で話しているので、より詳しく理解したい方はこちらも見てみてください!

 

 

段落ごとの構成

次にポイントとなってくるのが「段落ごとの構成」です。これは、先ほどの序論、本論、結論の中の具体的な文章の書き方です。これも「小論文全体の構成」と同じで、ある程度書き方を理解してしまえばどのようなテーマにも応用でき、試験当日も時間を有効に使って書き進めることが出来るようになります。

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それぞれの段落ごとの構成も事前に準備することで、何を書けばよいのか理解した状態で書けるため試験当日スムーズに書き進めることが出来ます。また、どの様な流れで文章を書いているのか採点官にとってわかりやすいため、自分の言いたいことを理解してもらいやすいです。

 

各段落について詳しい書き方については以下の記事で紹介しているので、さらにこちらも確認してみてください!

 

 

最後に

 テーマに対して自分の意見を書くということになるとかなり難しく感じる人も多いかもしれません。しかし、完璧な施策や問題点を説明する必要はなく、月並みな考えでも、しっかりと筋道立てて説明できれば高得点を狙うことはできます。また、答えが一つしかない暗記モノや計算しないといけない試験問題よりも解答の幅が広い小論文は慣れてしまえば安定して高得点をとれる科目です!対策を怠らないで9割取れるようにしてみてください!

 

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英語の読解力向上のために『9つの修飾ルール』を覚えよう―これだけ覚える公務員試験英語勉強法

 

はじめに

以前、公務員試験英語は4つのことを意識して勉強しよう!―これだけ覚える公務員試験英語勉強法という記事で、英文の読解力向上のために意識したいこととして『英語の文構造』、『7つのつなぎ言葉(Transition words/phrases)』、『9つの修飾ルール』、『語彙力』の4つあるということを話しました。

 

また以前スラスラと英語が読める人はどう読んでいるのか?という記事でも話したように、速読が出来る人は一文一文を読んでいくうえで文型を意識し(あるいは無意識的にでも)、各名詞の修飾語句をしっかりと見ることができているため速読が出来るということを話しました。

 

その際、『修飾ルール』をしっかり理解していることで場当たり的にではなく、論理的に文章を読めるようになります。そこで今回は『9つの修飾ルール』について話していきたいと思います!

 

 

『修飾ルール』とは?

まずそもそも『修飾』とは何かですが、辞書を見ると、「ある語句が他の語句にかかってその意味を詳しくしたり限定する」品詞となっています。例えば、「美しい人」の「美しい」は「人」を詳しく説明している修飾語です。また、「駅で待っている人」の「駅で待っている」も「人」という抽象的な語句を限定している修飾語です。

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図1;修飾とは?

修飾語とは「カッコイイ」や「美しい」などの形容詞や「本当に」などの副詞のことだというのは聞いたことがあるかもしれません。ただ、それ以外にも「ピアノを弾いている人」の「ピアノを弾いている」も「人」を詳しく説明する「修飾語」となります。

 

そして、今回話す『9つの修飾ルール』とは、「ピアノを弾いている」のような語句を修飾するときの英語の決まりのことです。日本語の場合修飾語は基本的に全て詳しく説明する語句(例えば「駅で待っている人」の「人」)の前に修飾語を置きます。しかし英語の場合修飾語が1語以上で長い場合後ろから修飾する後置修飾のルールが適応されます。

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図2;後置修飾のルール

図2のようにS=主語やO=目的語などの名詞を詳しく説明する際、詳しく説明したい名詞の後ろから修飾することが多いです。日本語の修飾ルールとは大きく異なるため、なかなかイメージしにくいですが、英語の文構造と図2のイメージ図を頭に置いておくことで、長い一文でも体系的に日本に訳すことが出来るようになります。

 

 

『修飾ルール』はなぜ読解力向上のために重要なのか?

それではなぜこの後ろから語句を詳しく説明する『修飾ルール』を理解しておく必要があるのかですが、英語の文構造である主語や動詞、目的語、補語を意識して読解していく際にどれが『修飾ルール』なのか分けて考えていくことができ、スムーズに読解できるようになるため、重要になってきます。

 

 Several psychologists, including Daniel Kahneman, who was awarded the Nobel prize in economics in 2002 for his work on how people make decisions, think that the mind uses two separate cognitive systems—one for quick, intuitive decisions and another that makes slower, more reasoned choices.

(赤がS=主語、青がV=動詞、緑がO=目的語)

[出典]The Economist(2014), When moral dilemmas are posed in a foreign language, people become more coolly utilitarian

 

例えば上記の例文ですが、一文が長いためどれが主語で、どれが動詞なのか分かりにくくなってしまっています。しかし、基本5文型と後ろからの修飾を分けて整理することで、上手く読解することが出来るようになります。

 

具体的にどう訳すかですが、まず一文の中でどれが基本5文型でどれが後置修飾なのかを整理します。その時、後置修飾部分はカッコでくくると見やすくなります。

 

次に基本5文型の「主語➜目的語(又は補語)➜動詞」という順序で訳していくのですが、その際、それぞれの名詞の後置修飾を先に訳しながら文章を読んでいくと、より自然な日本語になるため理解しやすくなります。

 

今回の例文で言うと、主語+後置修飾の部分は「人々はどの様に決定をするかという研究によって2002年にノーベル経済学賞を受賞した、ダニエル・カーネマンを含む数人の心理学者は、」と訳すことができ、目的語+後置修飾の部分は「一つは素早く直感的な決定を行い、もう一つはよりゆっくりと、理性的な決定を行う2つの認知体系を心は使っているということ」と訳すことが出来ます。もちろん、難しい単語もあるとは思いますが、修飾ルールを理解しておくことで、自然な日本語への訳し方が体系的に理解できるようになります。

 

 

『9つの修飾ルール』を理解する

それでは実際に後ろから語句を修飾する『9つの修飾ルール』とはどういうモノがあるのか話していきたいと思います。なお今回は全て主語の後ろに修飾語がある例文ですが、目的語の後や、主語以外の名詞にも下記の9つの修飾ルールが適応されることがあるため、注意が必要です。

 

それぞれのルールは基本的に中学で習う文法で、今回は詳しく説明はしないので、以下の参考書に大体は載っているので、詳しく学び直したい方は下記の参考書を見てみてください!

中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。

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 S (前置詞 ‥) V ‥

一つ目の修飾ルールは、名詞の後ろに前置詞があるケースです。このケースの場合、前置詞が一文のはじめや最後にあるときには、副詞としての前置詞のこともありますが、主語の後ろなど名詞の後ろにある場合は名詞の後置修飾として使われます。

 

例) The man in the room is my husband.

  「部屋にいる男性は私の夫です。」

S (to do ‥) V ‥

二つ目の修飾ルールは、不定詞の形容詞的用法が名詞の後ろにあるケースです。不定詞は中学校で名詞的用法や副詞的用法など勉強したのを覚えている方もいると思いますが、不定詞の形容詞的用法は名詞の後ろにあることが多いです。

 

例) The woman to help me was very beautiful.

  「私を助けてくれた女性はとても美しかった。」

S (doing ‥) V ‥

三つ目の修飾ルールは、中学校英語では現在分詞と呼ばれる後置修飾です。名詞の後ろに動詞のing形がおかれ「~している」と訳されます。見分け方としては動詞のing形の前にbe動詞がなければ現在分詞になることが多いので、be動詞があるかないかを確認してみてください。

 

例) The dog running over there has a long tail.

  「向こうを走っている犬は長いしっぽを持っている。」

 S (done ‥) V ‥

四つ目の修飾ルールは、中学校英語では過去分詞と呼ばれる後置修飾です。名詞の後ろに動詞の過去分詞形(ほとんどの場合ed形)が置かれ、「~された」と訳されます。

 

例) The car used by him was very expensive.

  「彼によって使われた車はとても高価だった。」

 S (who/which ‥) V ‥

五つ目の修飾ルールは、関係詞と呼ばれる後置修飾です。who/whichを伴います。

 

例) The girl who lives next door comes home late.

  「隣に住んでいる少女は帰りが遅い。」

S (S’ V’ ‥) V ‥

六つ目の修飾ルールは、関係詞の省略形/同格節の省略形です。

 

例) The boy she brought with her was very handsome.

  「彼女と一緒にいた少年はとてもハンサムだった。」

S (that ‥) V ‥(不完全型)

七つ目の修飾ルールは、関係詞のthatを用いる後置修飾です。

 

例) The fact that she told me is very important.

  「彼女が私に言った事実はとても重要だ。」

S (that ‥) V ‥(完全型)

八つ目の修飾ルールは、6つ目の同格節の省略しないケースです。また、7つ目とは何が異なるかと言うと、that以下の文章が完全になっているという点です。ただ、読解を行う際にはそこまで細かく見る必要はないとは思うので、名詞の後ろにthatが出て来たら後置修飾だということを意識するということだけは理解しておいてください!

 

例) The fact that she loves me surprised him.

  「彼女が私を愛しているという事実は彼を驚かせた。」

 S, ( ~ ), V ‥

最後の修飾ルールは、「,」がある後置修飾です。以前話したつなぎ言葉の言い換えサインのうちの1つで、これも後ろからの修飾ルールの1つになります。

 

例) John, the author of this book, is famous.

  「この本の著者であるジョンは有名です。」

 

 

どの様に勉強するの?

最後にどの様に勉強するかですが、「9つの修飾ルール」のそれぞれの文法を忘れてしまった場合はまずは以下の文法の復習用の参考書を見てどういったものかを思い出す作業をしてみてください。大学受験とは違って難しい文法ではなく、中学で学習した文法用の参考書を通学通勤の電車の中などで簡単にでいいので確認しつつ、実際の過去問を用いて対策を練るようにしてみて下さい!

[修飾ルール演習対策用参考書]
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ある程度理解できるようになったら実際に公務員試験の過去問などを使いながら修飾ルールを使いこなせるように演習を行ってみてください!

僕の場合がそうだったのですが、この修飾ルールを理解出来たことで本当に文章がスラスラと読めるようになりました。絶対に覚えておいて損はないルールなので何度も繰り返して自分の知識になるようにしてみてください!

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