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英語嫌いな生徒の長文読解指導法―SV(主語動詞)読解法―

⑴英語が嫌いな生徒に対してどう教えるべきか

 今回は長文読解について、英語が嫌い、または苦手な生徒の初めの一歩としての読解の進め方の大まかな方針の指導の仕方を伝えていきたいと思います。また、どの様に長文読解を出来るようにしていくのかという勉強法については、長文読解の学習方法というページを見てみてください。

 

 

⑵指導のポイント

1,読解の基本となる主語、動詞を見つけることの重要性を伝え、主語動詞を見つける訓練をする

2,長文読解の解説などの際には、主語と動詞だけを使ってどういった情景がイメージできるか、生徒が想像力を養うことの出来るように対話を行いながら進めていく

 

 

⑶英語の基本構造―SとV(主語と動詞だけ)は捉える!

 まず、本題に入る前に復習として英語の基本構造について思い出してみます。英語には5つの基本構造があり、それが以下の表の5つです。

基本構造

例文

S V

主語 動詞

A Bird flies.

「鳥は飛びます。」

S V C

主語 動詞 補語

He is a teacher.

「彼は先生です。」

S V O

主語 動詞 目的語

I bought the book.

「私はその本を買いました。」

S V O O

主語 動詞 目的語 目的語

My father bought me the book.

「父は私に本を買ってくれた。」

S V O C

主語 動詞 目的語 補語

That movie made her sad.

「あの映画は彼女を悲しくさせた。」

 

 第二構文はS=Cなど細かいことは色々とありますが、今回はそういったことは子供に教えない方がいいです。実際、私も中学受験テキストに乗っているこの5つの基本構造について生徒に指導してみた経験がありますが、ほとんどの場合、あまり理解しきれず、結果的に時間が無駄になってしまったということがありました。では、どのポイントを見逃さないようにするべきか。それはこの5つの共通点である、「S V」、つまり、主語と動詞の部分です。

 

⑷読解問題では「誰が、どうした」を意識する

 全ての英文には主語と動詞があると説明しました。また、英語は重要な事柄を先に伝えられるような文の構造になっています。以上の点からも分かるように、読解において重要なポイントは、「誰が、どうした」という主語と動詞を見つけることなのです。英語が苦手な生徒に対しては、目的語の部分などの分からない単語を全て暗記させるというよりも、目的語の部分に何がくるのか、また、どんな場所でそれが起こっているのかなどを生徒と一緒に対話しながら情景をイメージ出来るような指導をすることによって分からない文章があっても想像で補うことが出来るようになります。

 

 もちろん、問題に正答するという点については例えば、「何を買ったか」など目的語について問うている可能性もあり、もう一段階レベルをあげていく必要があるかもしれません。しかし、「誰が、どうした」をつかむことが出来れば、高校受験レベルの長文ならある程度の情景はイメージできると思います。

 

 

⑸初めから全て詰め込まない!

 主語、動詞だけに注目するというのはもちろん、その2つの要素だけ見てればいいというものではありません。ただ、英語が苦手な生徒は一文のなかに少しでも分からない単語が出てきてしまうとその部分から離れられず、次の文も意味が分からなくなってしまうということがよくあります。そういったことで躓いて長文演習が進まないことよりは、まずは主語と動詞だけで訳してみてイメージを持つことによって、次の文の予想も少しは立てやすくなると思います。

 

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