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高校受験英語長文読解指導法②―原因結果シグナルのbecauseに注目する

⑴意味のみでなく、論理構造も理解できると応用力が増す

 以前、高校受験長文読解の指導法―論理関係を明確にするシグナルに注目する―で文中のシグナルを理解することで語彙力だけに頼らない読解を行うことが出来るということを話しました。そして前回は第一回目として、高校受験英語長文読解指導法①―逆接シグナルのbutに注目するという記事で高校受験レベルの長文読解で最重要シグナルの一つであるbutについて説明しました。今回は、同じく最重要シグナルの一つである原因結果シグナルbecauseについてついて話していきたいと思います。

 

 

⑵指導のポイント

1,原因結果構造から分からない表現を推測することが出来る

2,「because A, B」=「AだからB」という因果関係を日頃から意識することが出来るように指導する

 

 

⑶当たり前の因果関係を日頃から意識することが重要

 まず、「because A, B」で「AだからB」、つまり、Aが起こったことによってBが起こったという物事の流れや単語自体の意味は多くの受験生も分かっていると思います。そのため、以前のbutと同様に、とりたてて指導はしないということが多いのではないかと感じます。もちろん、簡単な文章ではbecauseの因果関係を意識しなくても文章が読めてしまうためシグナルに注目する必要はないと感じるかもしれません。しかし、前回の逆接シグナルのbutの記事で触れたように、シグナルを日頃から意識することによって分からなかった表現も推測できるようになります。

 たとえば、以下の英文をみてください。

例)Because I had a hectic day, I could not go to the library.

 

 この中で比較的難しい単語はhecticだと思います。知っている単語であれば問題はないのですが、分からなかったとしてhecticの部分を〇〇にして日本語訳を作ってみると、

「〇〇な日だったため、私は図書館に行くことが出来なかった。」

 

となります。Becauseの原因結果シグナルを気にせず単語の意味を考えても、見たことがない単語であれば分からないままだと思います。しかし、「because A, B」で「AだからB」という因果関係を日頃から意識して指導していた場合は、生徒はどの様に考えるでしょうか。「〇〇な日だったから、図書館に行かなかった」、つまり、「時間がなかったからいけなかったのではないのか」、と思考を巡らせることが出来るようになります。そうすると、「行く時間がない=体調が悪い/忙しい」くらいに絞ることができ、大体の意味を推測して考えることが出来るようになります。(※ちなみに、hecticは超忙しいという意味)

 

 

⑷読解演習や文法の演習の時から因果関係を意識した指導をする

 では、具体的にどのように指導していくのかですが、「A,だからB」の物事の流れを日頃から意識させることしかないと思います。Becauseが出てきた都度、因果関係をわざとごちゃごちゃにして話してみたりすると、生徒も面白がってそれはおかしいと理解してくれると思います。そのようなことを繰り返して、因果関係を潜在的に意識できるような指導を行うのが一つの方法だと思います。

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