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家庭教師が教える!簡単学習法

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家庭教師の宿題の出し方②―反復宿題法で正答率を高める―

指導全般

⑴これまでの経験上、かなり効果のある宿題の出し方

 以前家庭教師の宿題の出し方①―3Mを意識した宿題設定をする―という記事で、どの様な軸で宿題を生徒に出すかについて話ました。今回は、その続きとして、私が家庭教師として生徒に宿題を出した中で、一番効果を実感したと思える宿題の出し方である、長期的な展望で生徒の成績向上のために、授業で解いてもらった同じ演習部分を何週にかにわたって何度か解き直してもらう方法の重要性と具体的な出し方について話していきたいと思います。

 

⑵指導のポイント

1,生徒の理解度に合わせて何度も同じ単元の宿題を出すことによって理解度を高める

2,1度解いた問題を解いてもらうことにより正答率を高め、自信を持ってもらう

3,授業の進め方については事前に生徒の両親に報告しておく

 

⑶勉強が苦手な生徒には、塾や学校と同じ宿題の出し方では意味がない 

 

今まで学校の授業や塾の授業などではどの様に宿題を課されていたでしょうか。おそらく、その日の授業でやったことを復習として課されて、次の時間の前半で答え合わせをするという感じではなかったでしょうか。飲み込みの早い生徒はそのサイクルである程度理解し、暗記できていると思います。しかし、家庭教師に頼む生徒の場合はどうでしょうか?一般的に家庭教師を頼む家庭の生徒は勉強が本当に苦手で塾の授業にもついていけないために、家庭教師を頼んでいるということが多いと思います。そのような生徒に対し、折角1対1で指導できるのに、塾や学校と同じサイクルで進めていても効果が半減してしまうと思います。

 

⑷10より1のことを完璧にすることが重要

 もちろん、家庭教師は1対1だから分からない部分を個別に解消出来るから宿題の出し方は塾などと同じような形でもいいのではと思うかもしれません。しかし、いくら教え方が上手く授業の質が高くても、1回の授業と1回の宿題だけで完璧に理解させるということは難しいです。また、授業では理解出来たけど、すぐにやり方を忘れてしまうということはよくあると思います。家庭教師として重要なことは、全ての単元を学習することではなく、いかにして勉強嫌いを克服して、単元1つずつでも理解度を高めてもらうかだと思います。

 

⑸具体的にどのように宿題を出すか

 各生徒の状況にもよりますが、例えば英語が嫌いで全くおぼえられない生徒がいた場合、1週目に不定詞の解説を行い、演習問題を解いてもらったら、その日の宿題を解いてもらった①演習問題の解き直しとします。

2週目の授業では宿題でできていなかった部分を再度解説し、次の単元(例えば、動名詞とする)の講義を行い、演習問題を解いてもらいます。そして2週目の宿題は、授業で解いた①動名詞の問題と②不定詞の前回の宿題の再々度の解き直しか、不定詞の応用問題を解いてもらいます。②の部分は、1週目の宿題の生徒の出来具合によって決めたりします。

3週目は、授業の前半に宿題の確認を行い、できがあまりにも良くなければ、時間を多めに取って不定詞動名詞の解説を行い、宿題としては再度①不定詞の宿題と②動名詞の宿題をやってきてもらいます。良くできていればまた新しい単元(例えば、現在完了形とする)に入り、宿題としては、①不定詞の応用問題の解き直し、②動名詞の演習問題の解き直しと②現在完了形をやってきてもらいます。そして、次週以降は理解度によって変わりますが、不定詞はいったん終了という形で大丈夫だと思います。

こういった形のサイクルで、生徒の理解度に合わせて進め方を柔軟に変えていくとともに、進みは遅くとも1つの単元をしっかりと出来るようにさせることが重要です。

[宿題の出し方例]

1週目

授業内容

不定詞の解説と演習

宿題

①授業で解いた不定詞の演習問題

 (解説をしっかり自分で再現できるか/理解度確認)

2週目

授業内容

不定詞の宿題解説

動名詞の解説と演習

宿題

不定詞の前回の宿題の再々度の解き直しか、不定詞の応用問題

 (1週目の宿題の出来具合によってどちらか選択する)

②授業で解いた動名詞の演習問題

3週目

授業内容

不定詞/動名詞の宿題の解説

(理解度が高くなければ時間をとって解説)

②現在完了形の解説と演習

 (①で時間が多く必要なら次週以降やる)

宿題

動名詞/不定詞の宿題(2週目)の解き直し

②授業で解いた現在完了形の演習問題

 

 どのような流れで宿題を課していくのか例をまとめてみました。もしかしたら、宿題の量が多すぎるから生徒はやってこないと思う方もいるかもしれません。もちろん、その生徒の性格や忙しさによって柔軟に変えていくこともアリだと思います。例えば、2週目3週目の不定詞動名詞の問題は、生徒が間違えた部分だけに絞ったり、授業で解いた全てのページはやらず、どこか一部分に絞って宿題を出すのもアリだと思います。しかし重要なのは、何週にもわたって継続的にその単元を学習することで理解度も高まってくるため、全ての範囲を満遍なくやるよりも結果的に成績が上がり、また、生徒本人にとっても出来る問題が増えることで自信に繋がります。

 

⑹家庭に事前に相談する

 このような方法を行う際には一応家庭に報告しておくといいと思います。家庭教師に一任してくれることが多いとは思いますが、塾や学校のスタイルと少し異なり、生徒の理解度に合わせて同じ単元を何度も繰り返しながら進めていくスタイルなので、進度は少し遅くなってしまいます。そのため、しっかりと意図を持って進めていることを事前に伝えておくと両親にも安心して頂けると思います。

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