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英語長文読解速読法①-修飾語のルールのつかむ―

⑴速読には修飾語のルールをつかむことが重要

 前回、英語長文読解指導のコツ―3つの力を意識して伸ばす―という記事で、「3つの力」として①語彙力/文法力、②速読力、③論理的思考力を伸ばすことによって難関大学の長文にも対応出来るようになるということを話ました。その中でも速読力については「修飾語のルール」のルールを理解することが速読を行えるようになるために第一歩ということを話ました。今回は、修飾語のルールとして覚えておくべき個別の文法をやるのではなく、導入として「修飾語のルール」とはどういったものなのか話していきたいと思います。

 

⑵指導のポイント

1,「名詞+修飾語」のように後ろから前の関係を意識するすることで文章の全体像をつかむ

 

 

⑶「修飾語のルール」とは

 修飾語のルールとは何かについて話していきたいと思いますが、そもそも英語の文構造はどの様になっているのか思い出してみて下さい。英語には基本5文型というものがあり、SV、SVC、SVO、SVOO、SVOCの5つがそうです(Sがsubjectの主語、Vがverbの動詞、Cがcomplementの補語、Oがobjectの目的語です)。長文読解として課される文章のほとんどは例外を少し除いて基本5文型で構成されています。基本5文型については、少し今回の主旨からずれていますが、英語嫌いな生徒の長文読解指導法―SV(主語動詞)読解法― -に5文型について書いてあるので、例文などを見たい方はこちらを確認してください。

 先ほど、ほぼすべての文章は5文型で構成されているということを言いましたが、大学レベルの文章はそんなに単純なのかといわれると、皆さん分かると思いますがそうではないと思います。以下の文章をみて下さい。(The Economistから引用)

 

 Several psychologists, including Daniel Kahneman, who was awarded the Nobel prize in economics in 2002 for his work on how people make decisions, think that the mind uses two separate cognitive systems—one for quick, intuitive decisions and another that makes slower, more reasoned choices.

 

 上記の文章はこれ全てで一文です。この一文を基本5文型で考えた時、何がS,V,O,Cになるでしょうか。

 

 Several psychologists, including Daniel Kahneman, who was awarded the Nobel prize in economics in 2002 for his work on how people make decisions, think that the mind uses two separate cognitive systems—one for quick, intuitive decisions and another that makes slower, more reasoned choices.

(赤がS、青がV、黄色がO)

 

 上記のように基本5文型で整理してみると、それ以外の要素が多くなっているのが分かると思います。基本5文型とは文章を成立させる最低限の要素であったので、もし基本5文型以外を省略しても文章は成立すると思います。しかし、筆者が細かく説明するために、色々な情報をつけたしているため、このように長い文章になってしまっているのです。そして、これらの色塗りされていない部分が修飾語で、速読力を伸ばすためにこの部分のルールを理解する必要があるのです。

 

⑷「修飾語のルール」の構造は?

 上記の修飾語部分ですが、ある一定のルールがあります。それは、「名詞+修飾語」と名詞の後に、修飾語が続くという関係になっているという点です(文中はじめの名詞の前にあるseveralも形容詞ですが、単純な形容詞なので考慮しない)。

 例えば、主語のSeveral psychologistsの後ろにあるincluding Daniel Kahnemanや、関係代名詞のwho was awarded the Nobel prize in economics in 2002 for his work on how people make decisionsも主語にかかっており、日本語に訳してみると、「人々はどの様に決定をするかという研究によって2002年にノーベル経済学賞を受賞した、ダニエル・カーネマンを含む数人の心理学者は、」という様になっています。このように名詞を後ろから修飾する構造が英語にはあります。このルールを一般化すると以下のように単純化することができます。

[修飾語ルールの全体像]

f:id:bestkateikyoushi:20160911110515p:plain

 上記を見てもらうと分かるように、名詞の後ろ(動詞以外)に修飾語があり、これらの語順を意識してルールを体系的に理解することで文章を俯瞰してみることが出来るようになります。もちろん、S,O,C以外にも、前置詞の後に名詞があり、その名詞を修飾するということもあるので注意は必要ですが、そのルールはS,O,Cの後ろに来る修飾語と同じルールなので、まとめて理解してもらえれば大丈夫です。 

 

⑸今後の流れ

 今回は、長くなってしまったのでここまでですが、下記に修飾語のルールにはどのようなものがあるのか(関係代名詞や現在分詞形など9のルール)、どの様に文章を読み進めていくか速読法などについての記事のリンクを貼り付けてあります。

英語長文読解速読法②-9つの修飾語ルールを整理する-

長文速読指導法③-速読読解法のプロセスを理解する!-

 

⑹参考

The Economist(2014), When moral dilemmas are posed in a foreign language, people become more coolly utilitarian

http://www.economist.com/news/science-and-technology/21602192-when-moral-dilemmas-are-posed-foreign-language-people-become-more-coolly

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