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長文速読指導法③-速読読解法のプロセスを理解する!-

大学受験英語対策

⑴修飾語ルールと文章構造を土台に速読を行うことが出来る

 以前、英語長文読解速読法①-修飾語のルールのつかむ―という記事で、修飾語ルールをつかむことによって速読力を高めることが出来るということを話しました。

 

     さらに、英語長文読解速読法②-9つの修飾語ルールを整理する-という記事で具体的に修飾語ルールとはどういったものかを自分自身の学習や生徒への指導を行いやすくするために9つのルールを表にまとめました。

 

    今回は、そのルールを念頭に置いた上でどの様に文章を読み進めていくのが良いのか私の経験をもとに話していきたいと思います。

 

 

⑵読解は文章を理解するために行うものということを念頭に置く!

 まず大前提として速読法について話す前に念頭に置いてほしいことがあります。それは、試験問題は速読をするために文章を読むものではなく、如何にして多くの問題を正解するかが最重要課題であるということです。

 

     こんなこと当たり前だと思う方もいると思いますが、実際に世にある速読法の中には速く読むことを念頭に置きすぎていて、日本語に慣れ親しんだ人間にとっては文章理解がしにくいということがあるということです。そういった速読法の例を言うと、文節ごとに区切りを入れて、左から順に読んでいくというような方法です。

 

    もちろん、英語の語順の感覚に慣れることも重要だと思いますが、私も受験生の頃はその方法で速読を試みて何度も演習は行いましたが、頭の中に文章の内容がスッキリと入ってこず、上手くいかなかった経験があります。

 

     また、左から順に読むことは英語圏の人の考え方に合わせた読み方だから英語を話すときにもつながるという話もありますが、受験英語だけでなく英語を話すときでも、修飾語ルールが理解出来ていればある程度しっかりした英語が話すことが出来ると思います。

 

     そのため、速読法を学ぶときには、ネイティブと同じような考え方で読み進めることが必要とか最重要でないことは考えずに、「何のための速読か?」を再確認しながら読解を進めていくことが重要だと思います。

 

 

⑶記事のポイント

1,一文全体を飛ばし読みして基本五文型を判別する

2,意味のまとまりごとに区切る

3,「名詞+修飾語」を「修飾語→名詞」の日本語の自然な流れで読解する

 

 

⑷速読法プロセス

1,一文全体を飛ばし読みして基本五文型を判別する

 まず、重要なのは全体を俯瞰してどこからどこまでが一文なのかを把握し、基本五文型(S,V,O,C)を把握することです。文章の内容を理解するためにはただやみくもに読み進めていても理解しにくいものです。

 

    どこからどこまでが一文で、S,V,O,Cはそれぞれどこにあるか、また、飛ばし読みした際に見えてくる単語や表現から大体どのようなことが書いてありそうか整理することで、詳しく文章を読み進めていくときの手掛かりとなります。

 

 このステップの飛ばし読みですが、文章の意味は取らずに一文の終わりとS,V,O,Cの判別を行うだけでいいです。もちろん、簡単に意味が理解できる文章もあるのでそういった時はわざわざ次のステップへ進まなくても、次の文章に進んでしまって問題ないです。

 

2,意味のまとまりごとに区切る

 難関大学の問題の場合、一文が長く、意味がとりにくいことが多いと思います。そのような時はこのステップへ進んでください。

 

    まず一文はこれまでも説明した通り、基本五文型と修飾語で成立しています。それらをいきなり訳すことは難しいので、このステップでは、意味のまとまりごとに文章を区切る作業をしてみてください。

 

    例えば以下の文章を使って意味のまとまりごとに区切る際、私の場合は基本五文型や前置詞などは/(スラッシュ)を入れて、名詞の後ろにある修飾語は()(括弧)で区切ります。

 

    もちろん、これは絶対そうすべきというものではないので、区切り方は好きなように意味をとりやすい区切り方を自分で見つけるのがいいと思います。

 

 Several psychologists, (including Daniel Kahneman), (who was awarded the Nobel prize in economics in 2002 for his work on how people make decisions), think /that the mind uses two separate cognitive systems(one for quick, intuitive decisions and another that makes slower, more reasoned choices).

※緑が主語、青が動詞、黄色が目的語(The Economistから引用)

 

3,「名詞+修飾語」を「修飾語→名詞」の日本語の自然な流れで読解する

 3つ目のステップが最後のステップとなります。これまで英語は「名詞+修飾語」とbeautiful womanのように修飾語が一語の場合以外は名詞の後ろに修飾語が来ることを説明しました。

 

    一方で、日本語の自然な訳し方としては「修飾語→名詞」など思います。また、基本五文型は皆さん理解していると思いますが、主語をはじめに訳した後、目的語や補語を訳してから最後に動詞を訳すという流れが日本語の自然な流れになります。

 

    そこで、ここでの訳し方としてはこれら2つの考え方を土台に、「修飾語→主語」→「修飾語→目的語」→・・「動詞」という形で、日本語に自然な形で訳します。

 

    ステップ2で事前に主語や目的語の後ろにある修飾語はどこからどこまでか把握できているので、後ろの修飾語から名詞を読む作業もスムーズにいくと思います。

 

    また、日本語の自然な流れで読解を行うので、スピーディに読解を進めつつ、内容理解につとめることもできます。

 

 

⑸慣れればステップ3のみで進めていけるように!

 まずは初めの段階ではステップ1から丁寧に読解を進めて欲しいのですが、慣れてくるとある程度一瞬で文章構造や修飾関係が見えてくるようになります。

 

    すると、ステップ1や2の時間も省略できるようになるので、演習の中で手を動かしながらやってみてください!

 

 

⑹参考

The Economist(2014), When moral dilemmas are posed in a foreign language, people become more coolly utilitarian

http://www.economist.com/news/science-and-technology/21602192-when-moral-dilemmas-are-posed-foreign-language-people-become-more-coolly

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