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早稲田文化構想学部英語過去問大問3対策4―比較構造を見抜く!―

⑴はじめに

 以前、早稲田文化構想学部英語過去問大問3対策3―「短文の空欄補充問題」の対策の方法を知る!―という記事で、早稲田文化構想学部英語の大問3において「短文の空欄補充問題」という問題があり、その対策のために、「比較構造を見抜く」、「シグナル(つなぎ言葉)を把握する」、「代名詞を見分ける」という3つのコツを理解することが重要ということを話しました。

 

 今回は、その3つのコツのうちの一つとして、「比較構造を見抜く」ということについて詳しく説明していきたいと思います。

 

 

⑵記事のポイント

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⑶「比較構造」とは?

 「比較構造」とは、文字通り何かと何かを比較しながら文章を進めていく構造のことです。このような文章は英文に限らず、日本語でも多く使われており、イメージはしやすいと思います。

 

 例えば具体的に言うと、「ヨーロッパでは、自然を脅威と考え、自然を支配する思想が根付いていた。アジアでは、自然は共に生きるものと考え、自然を活かした生活を行っていた」といった文章のことです。そして、このような比較構造を正確に把握できると、例えば短文の空欄補充問題の選択肢の中に、「森林の持続的な管理が行えるように、自分たちの利用した量の木々を植林するなどの活動を行っていた」という文章があるとします。「比較構造」をつかめていれば、この選択肢がアジアの思想に近しいものだと理解でき、アジアの思想について説明している段落の空欄に入る可能性があるのではと絞ることが出来るようになります。

 

 

⑷実際にどのように問題を解くのか?

 では、実際に問題を見ていくとどのようにこの「比較構造」を考えていくことができるかです。2016年度の早稲田文化構想学部の大問3の一部を下記に抜粋しました。

[選択肢](一部)

1, As of 1800, no society had successfully built and sustained a city of more than two million people.

2, But solving the problems of clean drinking water and reliable waste removal changed all of them.

3, Could the same pattern play out with sewers?

4, If you look only at today’s Chicago or London, the story of the past century and a half seems to be one of incontrovertible progress.

 

[本文]

 Of course, the problem now is not cities of two million or ten million; it’s megacities such as Mumbai or San Paulo that will soon embrace thirty million human beings or more, many of them living in improvised communities ― shantytowns, favelas ― that are closer to the Chicago of a century and a half ago than a contemporary city in the developed world.

(       ) The water is cleaner; the mortality rates are much lower; ~~

 

(※東進過去問データベースより)

  

上記の本文の括弧の中に選択肢1から4の中でどれが入るのか「比較構造」を意識して考えてみてください。

 

 括弧の前までで、ムンバイサンパウロ、シカゴなどの大都市の現状や問題があるということについて話しており、括弧の後で、水はきれいになっており、死亡率も低くなっているということを話しています。つまり、括弧の前後で反対のことを言っています。

 

 ということは、括弧でムンバイサンパウロ、シカゴなどの都市は衛生状況が悪いけど改善したという趣旨の英文が入る可能性があると考えるかもしれません。しかし、括弧の前の段落を見るとどうでしょうか。ムンバイサンパウロでは現在問題が起きているということを言っており、それに対しシカゴでは現在のムンバイサンパウロのようにひどかったという比較の構造になっています。

 

 そのような比較の構造がつかめると、括弧の中は、以前は問題が起きていたシカゴが良くなってきているという趣旨の選択肢の英文が入ることが分かります。そのため、この括弧に入る選択肢は、選択肢4になります。

 

 このような比較の構造は、何と何が対比されているのかを動詞の時制や時間軸の違い、対義語などを活用することによって明確にすることが出来ます。例えば今回の場合は、ムンバイサンパウロは現在の時制で、シカゴでは過去の時制を用いていることが分かります。ここから、両者は比較しているということが俯瞰できるようになり、空欄に入る文章を前後関係から推測できるようになります。

 

 

⑸最後に

日本語で考えた時、「比較構造」を捉えることは簡単に見えますが、実際に英文で「比較構造」を見ていくとなると、間違えてしまう受験生が多くなってしまします。それはなぜかというと、日本語と異なり、文章全体を俯瞰できなくなってしまうからです。俯瞰するとは、文章全体を見通すことで、多くの受験生は英文を一文一文読むことに精一杯になってしまい、全体把握に手が回らなくなってしまうからです。

 

そのため、一文一文をしっかりと読みながら、どれだけ全体の内容を整理できるかが重要になってきます。全体の内容を整理する習慣として、読解演習を行う際には段落ごとに簡単に要約を行う習慣をつけるといいです。ぜひ頑張ってみてください!

 

 

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