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集団討論通過極意!合意形成の方法を知る!①―地方公務員集団討論対策

 

集団討論における合意形成とは

以前、集団討論の評価ポイントを知ろうという記事で集団討論のポイントと、各役割を説明しました。集団討論で重要なことは、どのような結論であれ、最後まで手順を踏むことです。つまり、制限時間内にメンバー全員で合意形成を行うことが重要なのです。ここでいう合意形成とは、メンバーでどの様なプロセスで議論を進めていくか、最後に議論を収束させていくかの方法です。

 

そこで、今回はメンバーで協力して課題に対する答えを出していくための合意形成の方法についてと、その一つ目である議論の枠組み(議論の流れ)の具体的な作成方法について話していきたいと思います。

集団討論合意形成のポイント

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論理性と社会性のアピールが集団討論通過のポイント

まず、上記の2つのポイントである議論の枠組みを提案したり、アイデアを収束するための決定軸を設けるという点については、グループのファシリテーター(司会)に任せればいいのではと思う方もいると思います。もちろん、司会にある程度任せて、自分はアイデアを出す役に徹するのでもいいのですが、公務員試験の集団討論で見られるポイントとしては、奇抜な発想力以上に、議論を円滑に進められるかという論理性と、社会性です。この部分をしっかり押さえて集団討論に臨めばまず落とされないと思います。

 

しかし、問題はどの様にこれら論理性と社会性をアピールするかだと思います。そのために、司会ではなくてもグループの合意形成までにどれだけ貢献したかをアピールすることが重要です。

 

 

個人ワークの中で議論の枠組み作成

集団討論のテーマは?でも話したように、集団討論のテーマとして大きく4つに分けられます(①課題解決型、②理想論型、③時事問題型、④その他の4つの分類)。具体的にどの様な議論の枠組みを作るのかが望ましいのかについては、次回の記事で話していきたいと思います。そして、今回は集団討論中に具体的にいつ議論の枠組みを考え・提案するのか、について話していきます。

 

まずはいつ枠組みを考えていくかですが、基本的にほとんどの集団討論で初めに個人でテーマについて考える時間が5分くらいあります。その時に、テーマに対するアイデアは1つ2つくらい簡単に考えて、その後、余った時間で議論をどの様な流れで進めるべきか枠組みを考えます。また、テーマについて最終的に意見をまとめるときに何がポイントか=決定軸(例えば、テーマが「観光客を増やす施策」であれば、コスト、効果、実現可能性など)軸を検討します。

 

個人ワーク終了後、一人一人アイデアを発表する時間があります。しかし、アイデア発表時には議論の枠組みや決定軸は言わず、その後具体的に司会役が話すときに手を挙げて議論の枠組みの提案をします。すると、短い時間でメンバーの意見を聞いたうえでどの様に進めるかを方向付けている印象を面接官に与えることが出来ます。ここまでの流れを下にまとめてみました。参考にして下さい。

 

[集団討論の導入部分]

1,5分程度でテーマに対するアイデアを検討する個人ワーク

(個人ワークでは、テーマに対するアイデアはほどほどに、議論の枠組みと決定軸の検討をメインに行う)

2,個人ワークで考えたアイデアの発表

(アイデアを30秒~1分程度で短く発表)

3,メンバー全員の意見発表終了後、手を挙げて司会役に対して議論の枠組みの提案

(提案例「皆さんの意見は~という意見が多かったですが、これから話を進めていくうえで~~という進め方で進めていくのはどうでしょうか?」)

 

※アイデアをアイデアの発表の際に発表するアイデアを1、2個にとどめることは、枠組みと決定軸を考える時間を確保する以外にもメリットがあります。それは、各人のアイデア発表の際に簡潔に言うことが出来るという点です。集団討論で多い失敗が、初めの5分でアイデアを考えすぎて、アイデア発表の際に長々と全て言ってしまうことです。集団討論は制限時間があります。そして、私見をいうと、発想は素晴らしくても仲間のことも考えない社会性がない人物とマイナス評価を受けてしまうと思います。そのため、自分の意見は1分以内に抑えることで意見がどうであれ簡潔に述べている好印象を与えることが出来ます。そのため、始めの個人ワーク中で議論の枠組みと決定軸を検討することがポイントになってくるのです!ぜひ参考にしてみてください!

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