集団討論で書記として高評価を得るには?―地方公務員集団討論対策
こんにちは、元公務員のトモノリです!公務員採用試験に際し、多くの自治体は集団討論を課していたりします。もちろんないところもあったりはするのですが、殆どの自治体であるので、何とか対策しないとなぁと思うことがあると思いますが、集団討論対策本などではどのように集団討論を進めていくべきか流れなどはあっても、それぞれの役割の中で何をすれば高評価につながるのか指針がないので中々難しい部分があると思います。
そこで今回は、役割分担の中で書記を選んだ際に、どのように討論を進めていき、書記として評価を高めるために何をすべきか、紹介していきたいと思います!ちなみに、司会(リーダー)になった場合と、タイムキーパーとして評価を得るためにどのようにすればよいのか紹介したページはいかになります!
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書記の3つの役割を理解する
以前、集団討論の評価ポイントを知ろうという記事の中で、集団討論における各メンバーの役割とそれぞれの役割に求められる行動を整理しました。
そして、今回のテーマである書記の役割としては大きく3点あることを話しました。それらが以下の3点です。
[集団討論における書記の3つの役割]
議論内容の整理
一つ目の役割としては、議論内容をメモして整理することです。この役割は周知されている書記の役割だと思います。きれいにメモをとる必要はありません。基本的には集団討論終了後、全ての受験者のメモ用紙(集団討論の前に一人一枚渡されるA4の白紙)は回収されますが、字のキレイさなどは人によってばらつきがあるため、あまり見ていないと思います。また、そもそも評価の対象にもなっていないと思います。
そのため、書記として、議論の流れを振り返ることが出来るように議論のトピックと、それに対する各メンバーの考えを箇条書きでメモする程度で大丈夫だと思います。以下に書記のメモの例を作ったので、参考にして下さい。
途中までの議論の共有
二つ目の役割としては、議論の途中途中で、これまでの議論の内容を共有することです。この役割は司会の進行があまり上手くないときにフォローしてあげるという役目も兼ねています。議論の際にはメンバーの意見がまとまらないということがあります。その際、議論が停滞してしまうことがあります。
そのような時は、いったんこれまでの流れを書記が共有することで、司会に次の流れを考える時間を与えたり、議論を落ち着かせることで、そこまで意見は言わなくても、議論を俯瞰して落ち着かせることのできるタイプだと試験官から一定の評価を得ることが出来ると思います。
議論の修正
三つ目の役割としては、メンバー同士の議論が白熱してきて話が本筋とそれてきてしまった時の議論の修正の役目です。議論がそれることなどあるのかと思うかもしれませんが、これが結構あり、当事者にとってはそれが本筋とずれていることだと理解出来ていないことが多いため、注意が必要です。
議論を修正する役目としては司会もいますが、司会は次の流れを考えたり、議論を収束させるのに精一杯なため、そこまで手が回らないことが往々にしてあります。そこで、これまでの議論の流れや、元々何を議論しようとしているのかメモしている書記がこの役目を担うことで、物事を客観的に見え、書記としての役割を十二分に務めていると評価してもらえる可能性があります。
最後に
これまで、リーダー(司会)、タイムキーパー、書記の3つの役職の役割と、高評価を得るための行動について話してきました。しかし、これらの役割は、この役職だからやらなければならないというわけでありません。自分のグループの各役職のメンバーが役割を全うできていなければ、評価を上げるために恥ずかしがらずに積極的にこれらの役割を自分でやってみてください。きっと良い結果が待っていると思います!