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論説文の解き方のポイントを理解しよう!②-高校受験国語対策

⑴はじめに

 こんにちは!前回、読解問題の3つの形式を理解しよう①という記事で、高校入試の国語(現代文)の読解問題で出題される文章形式としては大きく「論説文」「随筆(エッセイ)」「小説」の3つに大別されるということを話しました。そして、なぜこれらの3つを区別する必要があるかというと、文章形式ごとの文章の見方が異なり、解き方のコツも違ってくるため、しっかりと区別しておいた方が解き方を整理しやすいためです。

 

 そこで今回は、一つ目の「論説文」の解き方のコツに絞って話していきたいと思います!

 

⑵論説文の解き方のポイント

 

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⑶「論説文」とは?

「論説文」とは、前回読解問題の3つの形式を理解しよう①でも話したように、筆者の意見や考えを論理的に説明し、読み手を納得させることを目的として書かれた文章のことです。筆者が自分の意見や考えを読み手に納得してもらうために、筆者の主張をサポートするデータや他の人の意見などを使うことが多いです。今回はこのような「論説文」を読み解くうえでポイントとして以下に3つ挙げました。

 

 

⑷文章の要旨を捉える!

 まず一つ目にポイントとなるのが、「文章の要旨を捉える」という点です。「要旨」とは噛み砕いていうと「筆者の言いたいこと」です。通常「論説文」形式の文章では、筆者が沢山言いたいことがあるわけではなく、言いたいことが1つだけあります。その1つの言いたいことを聞き手に伝えたいために事実や反対意見、データなど様々な情報が盛り込まれます。そのため、「論説文」を読み進める際に気に掛けることが、「筆者が一番言いたいことは何か?」という点です。その点が明確になると、「文章中の流れがなぜこうなっているのか?」が分かるようになります。

 

 そして、「文章の要旨を捉える」ためには、①キーワードを見つける、②「抽象➡具体」の流れを捉える、という点を意識することが重要です。

 

 一つ目のキーワードを見つけるとは、繰り返し使われている言葉や、かぎかっこ付きで使われている言葉など、筆者が注目してほしいと思っている部分を探すことによって、筆者がどのような意見や考えを持っているのか分かりようになることです。

 

 二つ目の「抽象➡具体」の流れを捉えるとは、段落のはじめにまず「抽象的な筆者の言いたいこと」を伝え、その後に筆者の抽象的な言いたいこと」を具体的に説明する話の流れのことです。基本的にそれぞれの段落は、段落の初めに抽象的な言いたいことを言い、段落の後半でより具体的に聞き手に分かりやすく説明しています。例えば、「抽象➡具体」の流れの例としては、このような感じになります。

 

「日本人との会話はボーリングのようだ。なぜなら日本人は他の人がしゃべる際にはみんな静かに聞いているからだ。これがアメリカなど北米の国の人との会話だとテニスのように、一対一での言い合いのようになる。一方南米の国の人たちの会話はラグビーのボールの取り合いのように話の主導権の奪い合いのようになる。」

 

 この例は実際に知り合いから聞いた話なので、普遍的にあてはまるかどうかは別として、「抽象➡具体」の流れになっています。まず、「日本人の話し方はボーリングのようだ」ということが話し手の言いたいことです。しかし、抽象的で分かりにくいため、そのあとで具体的に他の国の人との会話を例にとって分かりやすく説明しています。これほど分かりやすく「抽象➡具体」の流れはないとしても、しっかりと読解していくと「抽象➡具体」の流れが分かるようになってきます。

 

 「抽象➡具体」の流れが分かるようになることで、筆者が言いたいことが分かるようになってきます。

 

 

⑸指示語を捉える

 次のポイントは「指示語を捉える」という点です。指示語とは、「それ」や、「この」「あれら」「このように」など文章中の繰り返しをさけるために用いられる言葉です。「こそあど言葉」とも呼ばれます。

 

 なぜ「指示語を捉える」ことが重要になるかというと、指示語が読解問題でよく出題される部分であるからです。例えば、「傍線部の「それ」は何を表しているか?三字で抜き出しなさい。」といったような問題がよく出題されます。指示語が表す語句は基本的に、その指示語の直前にあります。ただ、すぐ前にないこともあるので、もし指示語の直前煮ない場合は、さらに文章を遡って調べる必要があります。

 

 

⑹接続語を捉える

 三つ目のポイントが「接続語を捉える」という点です。接続語とは、文と文、語句や語句、段落と段落などを繋ぐつなぎ言葉のことで、「だから」「つまり」「しかし」「さらに」など数多くあります。接続語を明確に捉えられるようになると、文章の前後関係が理解できるようになり、接続語の前後で筆者が何をそれぞれ言いたいのか分かるようになります。

 

 接続語は全て覚えられれば覚えてしまうのが一番良いのですが、なかなかすべて理解するのは難しいかもしれません。そこで、最もよく用いられる接続語だけ覚えておけばいいと思うのですが、それが「逆接」のつなぎ言葉です。「逆接」のつなぎ言葉とは、「しかし・けれども・だが」などで、「逆接」のつなぎ言葉の前後では文章の意味が逆になります。例えば、「今日は遠足だ。しかし、雨で中止になった。」というように、「逆接」の「しかし」の前後で文章が良い意味から悪い意味に転換しています。また、通常逆接を用いる際は「雨で中止になった」のように、「逆接」の後ろ部分が話し手(筆者)にとって重要になります。そのため、接続語は「逆接」だけでもいいので、文章の前後関係も理解しておくといいと思います!

 

 

⑺最後に

 今回は「論説文」を読み解く上での代表的な3つのポイントについて話ました!文章読解はこのように意識的に論理的に解く機会がこれまでなかったと思うので難しいと思います。また、解き方のコツは上記以外にもありますが、まずは代表的なものだけでも理解できればと思います。ぜひ参考にしてみてください!

 

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