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家庭教師が教える!簡単学習法

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宿題をやってこない中学生はどのような心情なのか?

⑴はじめに

 こんにちは。家庭教師として仕事を始めると、色々な生徒を担当することになると思います。家庭教師を頼むご家庭のケースとしては、難関中学や難関高校を受験するために塾に通っているが、さらに分からない部分をサポートしてもらうために家庭教師をつけるか、塾の勉強についていけずに一対一で丁寧に指導してもらうために家庭教師をつけるかの2つが多いです。

 

 そして、基本的には難関校を受験する生徒は宿題をやってきてくれることが多いです。ただし一方で、全く勉強が出来ず、宿題もほとんどやってこない成績もかなり低い生徒を担当することも多くあります。

 

 実際、宿題をやるという習慣にない生徒は多く、学校の提出物すら出せていない生徒を担当することも多いと思います。

 

 僕も実際に多くの生徒を受け持ってきましたが、担当当初は宿題をやるという習慣がなく、宿題をやるという習慣づくりを生徒やその家族と一緒に作り上げていくのに苦労しました。

 

 一緒に習慣づくりをしていく過程で、正直に言うと僕も失敗をしてしまったりなどかなり試行錯誤してきました。しかし、そういった経験をした中で、生徒やご家庭との対話を通じて、宿題をやってこない生徒がどのような心情なのか分かるようになってきました。

 

 そこで今回は、宿題をやってこない生徒がすぐに宿題をやって来られるようにする方法は生徒の状況によって異なるため正解を伝えることはできませんが、宿題をやってこない生徒が宿題をやってこないことに対してどのような心情で、家庭教師や塾の先生としてどの様な対応をするべきなのかについて話していきたいと思います。

 

 

⑵宿題をやらないといけないという気持ちはあるが後回しにしてしまう

 まず、宿題を提出する前、つまり、授業日と次の授業日までの間の心情について話していきたいと思います。

 

 これまで担当してきた宿題をやってこない生徒全てにも当てはまるですが、勉強が苦手な生徒でも宿題をやらなくてもいいと思っている人はほとんどいないです。もちろん、先生や親に対して反抗する気持ちがあってわざとやってこない生徒もいるかもしれませんが、先生と生徒との関係が普通であれば、わざとやらないということはないです。

 

 実際に僕がこれまで担当してきた宿題をやってこない生徒たちも話を聞くと全て、やろうという気持ちは持っているようでした。

 

 しかしその一方で、次の授業日までの時間を計画的に過ごすことができず、どんどん後回しにしてしまって授業日当日になり、授業前の時間に宿題をやり始めても終わらない、あるいはもうやっても終わらないから諦めようという風になってしまうことが多いです。

 

 この授業日から次の授業日までの間も一応頭の片隅に宿題のことがあるようで、さらに両親から宿題は終わったのかを聞かれることもあるようですが、やったとごまかしたり、反抗したりということが多く、何とか後回しにしようという気持ちが働いてしまうそうです。

 

 

⑶宿題をやってこなかったとき反省はしている

 次は、宿題を提出する日、つまり次の授業日の心情について話していきたいと思います。

 

 故意に宿題をやってこなかった場合、全ての生徒は反省の素振りを見せます。それは生徒が「反省のそぶりを見せておけば何とかなるだろう」という演技かもしれないのでは確かですが、それでも宿題をやってこないでまずいことをしてしまったという気持ちになっているように見えます。

 

 そして、多くの場合宿題をやってこなかったときには黙り込んでしまいます。なんでやらなかったのか原因を知りたい教師側としては辛い部分もあると思いますが、まずかったと思っているのか生徒はなかなか口を開いてくれないことが多いです。

 

 口を何とか開いてくれたあと、今後は宿題をやってこられるようにどうするか対処法を考えると思います。しかし、次の授業の時にもやってこない場合や、次の授業日の宿題はやってきてもその次の授業日の宿題はやってこず、長続きしないということが結構あります。

 

 例えば、ご両親に授業日と授業日の中間日などに宿題の進捗を確認してもらって、教師側に知らせてもらう方法や、宿題を日割りで書いてあげて、何曜日に何の宿題をやればいいのか明確化する方法など色々と試してみました。しかし、結局長続きせずという感じでした。

 

 

⑷感情的に怒らない・長々と宿題の重要性を説かない

 では、⑵⑶のように生徒が宿題をやってこなかったときにはどう対処すればよいのか?

 

 家庭教師の対応として一つ目に念頭に置くべきことは、宿題を忘れても感情的に怒らない・長々と宿題の重要性を説かないということです。それはなぜなら怒ってもプラスになることはほとんどなく、宿題の重要性を説いても休憩時間が増えてしまい返って怒られる方が得となってしまうからです。

 

 これは自分達大人や普通の子どもの立場で考えてはいけません。大人や普通の子どもであれば、怒られたら「宿題を忘れること」は良くないことだと認識して次はやってこようとします。しかし、宿題をやってこない生徒のほとんどは「宿題を忘れること」は良くないことだとそもそも認識しています。そのような良くないことだと認識している生徒に感情的に怒っても何も心に響いてきません。

 

 また、そのような生徒のほとんどは学校の先生や両親にも同じことで怒られているため、怒っても「またか」という感じです。これに関連して、感情的に怒らなくても「将来の夢」や「自分の経験」などと結びつけて宿題の重要性を説くこともやっても基本的には無意味です。

 

 なぜ宿題をやるのかが重要なのかを理解してもらうことが重要だから話すべきだという人もいるかもしれませんが、そういった話も既に学校の先生や両親からされており、宿題をやらないと将来に影響することくらい子供でも理解はしています。

 

 そのため、長々と宿題の重要性を説いても基本的にはあまり効果はないです。むしろ、長々と話してしまうと授業時間がどんどんと削られて行ってしまい、生徒の休憩できる時間が増えてしまいます。すると、生徒にとって怒られる時間がさらに都合の良い時間となってしまうので、長々と重要性を説くべきではないのです。

 

 

⑸どうやって生徒に宿題をやってきてもらえるようにしたか

 それでは次に、僕自身の家庭教師の経験を踏まえて、宿題をやってこない生徒たちに対してどの様に宿題を習慣化させてきたのかを話していきたいと思います。

 

 一つ目は、生徒が宿題をやってこなければ授業の時間を延長すると伝える方法です。その生徒にとっては授業時間が長引くと夕食の時間が遅くなってしまうということで嫌だったらしく、何としてでも授業時間の延長は阻止せねばという気持ちを持ってくれたため、宿題はしっかりやってきてくれるようになりました。

 

 二つ目は、宿題をやってこなければ授業はやらないと伝える方法です。どういうことかというと、授業のはじめに宿題を確認して、やってなければ先生はいったん外出して、生徒にやり終えたら連絡させて授業を開始するという方法です。この方法は本当にやるとなったら家庭教師側にとってはかなり負担ですが、生徒にこういった形でやることを伝えることで、生徒も事の重大さを認識し、意外にしっかりやってきてくれるようになります。

 

 三つ目は、宿題をやってこないと担当する先生も自分から他の先生に代わってしまうと伝える方法です。これは生徒に嫌われている場合はうまくいきませんが、普通以上であれば、こんなことを言われたらやばいなと思って意外にしっかりやってきてくれるようになります。

 

 僕の場合は、宿題をやってこない生徒たちに対して上記の方法でやってきてもらうようにしました。ここでのポイントとしては、将来に影響する重要性ではなく、直近に影響する事柄を伝えることで宿題をやってこられるようにすることです。上記の3つの例で言うと、「宿題をやってこないと、違う先生に変わってしまったり、授業時間が延びたり」など、直近に影響する事柄を意識させることです。

 

 もちろん、これは僕が生徒に宿題を習慣化させることに成功した一例であるため、全ての生徒にあてはまらないかもしれません。そのため、その生徒に合わせて色々と試してみるといいと思います。

 

 

⑹最後に

 家庭教師は良い高校、大学に入学して勉強が出来る人間が多く、勉強が苦手な生徒の心情を完璧に理解することは出来ないと思います。もちろん、中学時代や高校時代に勉強が苦手だったから努力して大学に合格したという家庭教師の方もおり、勉強が苦手な生徒の気持ちが理解できると思う方もいると思いますが、本当に勉強が理解できないという生徒も多く、一人ひとり性格やバックグラウンドが異なるため、「なんでこんな簡単な宿題もやってきてくれないんだ」とイライラしてしまうこともあると思います。

 

 そういったことは多くの生徒を家庭教師として担当すると絶対に経験します。そのため、「自分とは考え方が違うんだ」と割り切って、その生徒に対してどう接するのがベストなのかを考えながらやっていってもらえればと思います。最後はなんか講釈を垂れるようでくどいでしたが、僕もかなり苦労してきたので、この経験がうまく他の家庭教師の方々にも伝わればと思います!

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