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「県(市)の魅力をPRしてください」の答え方と準備のコツ-公務員面接Before-After

 

 

自治体研究必須の質問!

こんにちは。今回は、自治体の面接試験で時々聞かれる「県(市)の魅力をPRしてください」という質問の答え方の準備のコツについて話していきたいと思います。まず、「県(市)の魅力をPRしてください」という質問ですが、「県(市)の魅力をPRしてください」と面接官に言われるより、「あなたの考える県(市)の魅力は何ですか?また、それを他の人にPRするとしたらどの様にPRしますか」という質問の形でされることの方が個人的な実感としては多いような気がします。

 

僕もこの「県(市)の魅力をPRしてください」という質問はされたことがないのですが、「あなたの考える県(市)の魅力は何ですか?また、それを他の人にPRするとしたらどの様にPRしますか」という質問であれば何度か聞かれたことがあります。そして、特に個人面接で聞かれるというよりは集団面接で聞かれることが多く、他の受験生がどの様に答えているのかもよく聞きました。

 

この質問を聞くことによって受験生がどれだけ自治体研究を重ね、どれほど熱意を持っているのかが分かり、合否を分ける質問の1つとっても過言ではないと思います。そこで今回は、多くの受験生はどこを間違えるのか、どの様に答えればよいのかについて、準備の仕方について話していきたいと思います。

 

 

受験生の多くはココを間違える!

あなたの考える県(市)の魅力を他の人にPRするとしたらどの様にPRしますか。

Photo by All Solhouettes / Adapted

自然豊かな環境が○○市の魅力だと思います。特に、市の中心部に位置する〇〇川沿いの桜並木は○○市最大の魅力の一つですが、市街の方々からの認知度はまだまだ低いです。そこでより多くの方々に知ってもらうために広報していきたいと思います。

Photo by All Solhouettes / Adapted

 

一見、悪くない内容に見えますが、この後話す3つの軸を理解することによって、より回答の質を上げることが出来ます。ただ、上記の回答例の場合何が足りないかというと、

具体的に誰に向けてどのようにPRするか

 

という点です。公務員志望の受験生にとっては、PR戦略などビジネス的な要素が入るPRの方法はなかなか取っつきにくいものかもしれません。ただ、民間企業のように商品やサービスは売らなくとも(行政サービスは提供しているので厳密には企業と行政は似ているのですが)、ビジネス思考は公務員にとっても不可欠なものなので、PRについての心構えも簡単に理解しておく必要があります。そこで、PRの心構えも含めて、面接で「あなたの考える県(市)の魅力は何ですか?また、それを他の人にPRするとしたらどの様にPRしますか」という質問の答え方のポイントは何かについて話していきたいと思います。

 

 

答える時は2つのポイントに気を付ける!

そもそも、何の為に面接官は「あなたの考える県(市)の魅力は何ですか?また、それを他の人にPRするとしたらどの様にPRしますか」という質問をしているのか?その意図としては、

どれほど自治体研究をしてきたか

広報としての基礎的な資質を持っているか

 という2点を測るためです。上記の回答例を見てみると、一つ目の「どれほど自治体研究をしてきたか」という点では及第点は与えられると思います。しかし一方で、「広報としての基礎的な資質を持っているか」に関して言うと、回答例では単に「広報していきたい」とだけにとどまっており、基礎的なビジネス思考や、発想する能力が欠如しているとマイナス評価されてしまう可能性があります。それでは、どの様に答えるのが好ましいのか。その答え方のポイントが以下の3つのポイントです。下記の3点をおさえることで答えの質が飛躍的に向上します。

 

何を
誰に向けて
どのようにPRしていくか

 

 何を

一つ目に意識する点が「何を」魅力として発信するかという点です。これは、観光の話題でもいいのですが、自治体の政策や、まちの雰囲気なども魅力として回答してもいいと思います。

 

 誰に向けて

「誰に向けて」というPRするターゲットを具体的に提示することで、この後の「どのように」にうまく繋げることが出来ます。このようにPRの対象者を具体的に絞っていくことを、『セグメント化(細分化)する』といい、より効果的なPRを実施する際に不可欠な考え方です。

 

例えば、子どもから高齢者まで全ての年代の人びとに自治体の育児制度が充実しているということを発信しても子どもや高齢者にとっては直接的には関係のない情報のため、発信するのが無意味になってしまう上にコストが高くなる可能性が高いです。そうであるならば、育児制度に直接的に関係する子育て世代のみにPRしていく方がより低いコストでPRでき費用対効果も高くなります。このように、誰に向けて情報を発信するのか具体的に話すことで、より広報としての基礎的な資質のアピールも行うことが出来ます。

 

どのようにPRしていくか

最後に「どのようにPRしていくか」ですが、ここは2で話した「誰に向けて」に沿って、施策を話すことでより広報としての資質をアピールすることが出来ます。ただ、面接なのでそこまで具体的に落とし込まなくても大丈夫です。各ターゲット(PRする相手側)に対してどのようなPRの方法が効果的とされるかは様々ですが、代表的なものを以下に挙げておきます。

若年層  ➡SNS、学校など教員機関での広報

子育て世代➡SNS、会社、スーパーなど子育て世代が集まる場所での広報

高齢世代 ➡福祉施設、バスなど高齢者の足になるような公共交通機関での広報

 あくまでも一例なので、このような形でPRする相手側の人たちがどのようなところに集まるか、どこでPR出来るか考えると回答も作りやすくなります。

 

上記のポイントを踏まえた回答例

あなたの考える県(市)の魅力を他の人にPRするとしたらどの様にPRしますか。

○○市の魅力の一つは、子育て世代への充実した支援があることだと思います。共働きでお迎えが遅くなった子どもを一時預かりできる支援制度があり、子育て世代も安心して生活できる環境を提供出来ていると思います。その一方で行政の支援制度が子育て世代に十分に認知されていない現状があります。そこで休日に共働き世帯のための子育て教室や、幼稚園など両親の目に触れやすい場所で告知することで認知度を高めていきたいと思います。

 

 

自治体の魅力を見つけ整理しよう

答え方のポイントは理解出来たと思います。最後に、回答例をどのように準備するかについてその手順を話していきたいと思います。先ほども話したように今回のような質問では、魅力は観光に限らないです。そのため、自分が受験する自治体でやりたい業務に関連させるとより一貫性を持った話をすることが出来るようになります。そのため、まずは自分のやりたい業務について自治体HPなどで調べてみるといいです。

 

そして、やりたい業務に関連した受験する自治体が持つ魅力を整理します。そして、誰に対して広報するべき事柄なのか分析し、そのターゲットがどこによく集まるのか分析して、そこに広報をするというのを考えるのが、今回の質問の準備の流れです。ざっくりしていますが、今回はこんな感じです。公務員でもビジネス思考は不可欠です。下記の書籍は僕が参考にしているビジネス思考に関する本です。それほど難しくはないのでぜひ参考にしてみてください!

 

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