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「あなたの長所は何ですか」の答え方と準備のコツ-公務員面接Before-After

 

 

長所は最頻出の質問のうちの1つ!

こんにちは。今回は、どの自治体の面接でもほぼ言われる「あなたの長所は何ですか」という質問の答え方の準備のコツについて話していきたいと思います。この質問は本当にどの自治体面接でも聞かれます。「長所は何?」と直接的に聞かれなくても、「自己PRをしてください」など違った質問でも、自分のアピールポイントを伝えるという点で同じため、同じと考えてもいいと思います。

 

そのため、以前自己PRに関する記事で話した時と同様に、どの受験生も内容についてはある程度自分の長所をPRできるように準備は出来ていることが多いです。しかし、内容は良くてもやはり面接において肝心の「伝え方」がよくない受験生がかなり多いです。そこで、より完璧な自己PRをつくりあげるためにどの様な「伝え方」を心掛けるべきか、また、準備の方法について話していきたいと思います!

 

 

受験生の多くはココを間違える!

あなたの長所は何ですか。

私の長所は物事を順序立て、整理して考えるところだと思います。例えば、友人たちと議論になったとき、司会がいるわけではないので話の収集がつかなくなることが多いのですが、それをまとめるのはたいてい私だったりします。自然に整理して、まとめる習慣がついているようです。

 

上記の例は、下記の成功する!公務員の面接採用試験 ’20年版の中の一例を引用したものです。自分の長所を一言目に簡潔に伝えており、一見、悪くない内容に見えます。確かに、一言目に一番言いたいことを言うなど、分かりやすくはあるのですが、勿体無い部分が一つあります。それが、

  • 長所の裏付け(根拠)が弱い

 

という点です。一応、「友人たちとの議論の収集がつかなくなると最終的にまとめるのは自分だ」というエピソードを言っているため、これが長所の裏付けだから問題ないと感じるかもしれません。しかし、「たいていまとめるのは自分だ」と言ってはいますが、面接官にとっては本当にそうなの?という点や、どうやってまとめているの?という点など疑問が残ってしまいます。「~~が長所です」と言うのは誰にでもできることです。だからこそ、自分が課題にぶつかった時に、どの様に解決してきたかオリジナル性を具体的に話さなければ、説得力のない回答になってしまいます。

 

 

答える時は2つのポイントに気を付ける!

それでは、どの様に答えるのが好ましいのか。その答え方のポイントが、下記の2点になります。

 

  • 長所を裏付ける具体的なエピソードを付け加える
  • どのように課題に対処したか具体的に説明する

 

長所を裏付ける具体的なエピソードを付け加える

一つ目の長所を裏付ける具体的なエピソードを付け加えるとは、面接官に状況を具体的にイメージしてもらいやすくするために、自身が経験したエピソードを1つ付け加えることです。例えば、先ほどの回答例を使うと、「友人たちと議論になったとき、~」とエピソードを付け加えていましたが、もっと具体的に話す方が面接官もイメージしやすいです。例えば、「クラスメートと卒業旅行の計画を立てていた時に、行きたい旅行先の意見が分かれてしまいました。」のように、具体的に話すと状況が理解しやすくなります。

 

どのように課題に対処したか具体的に説明する

具体的なエピソードをはじめに伝えたら次に、自分の長所に紐づけてどのように解決へ導いたのかを説明することがポイントになってきます。例えば、今回の「旅行先の意見が分かれてしまった」例を使うと、「当初は意見が分かれて収集がつかなくなってしまったため、私は旅行費用や、移動時間など旅行先を決める際の基準を整理して、主観的にだけでなく、客観的なデータを基にクラスメートの意見をまとめていきました」と説明することが可能です。このように具体的対応策を説明することで、長所により説得力を持たせることが出来るようになります。

 

 

上記のポイントを踏まえた回答例

あなたの長所は何ですか。

私の長所は物事を順序立て、整理して考えるところだと思います。以前、クラスメートと卒業旅行の計画を立てていた時に、行きたい旅行先の意見が分かれてしまいました。当初意見が対立し話の収集がつかなくなってしまいました。そこで私は旅行費用や、移動時間など旅行先を決める際の基準を整理して、主観的にだけでなく、客観的なデータを基にクラスメートの意見をまとめていきました。このように、私は普段の生活から自然に整理して、まとめる習慣がついているようです。

 

 

経験をもとにして言いたいことを考える

答え方のポイントは理解出来たと思います。最後に、長所の回答例をどのように準備するかについてその手順を話していきたいと思います。これも自己PRを考える手順とほぼ同じなので、「簡単に自己PRしてください」の答え方と準備のコツ-公務員面接Before-Afterという記事から引用します。

bestkateikyoshi.hatenablog.com

 

長所を考える手順としては大きく2つあるのですが、1つ目は「これまでの経験」を軸に長所を考える方法です。その手順としては以下のようになっています。

これまでの経験を軸に長所を考える手順

  • これまでの自身の経験を整理する
  • 経験した内容をもとに、アピールポイントを考える
  • 文章の構成を考える

 

生徒会長を務めたという経験を基に話すと、以下のような思考のプロセス(手順)です。

 

高校の時に生徒会長を務めた➡生徒会長を務めた経験から「責任感」「忍耐強い」「継続的な努力」などアピールできるのでは?➡「継続的な努力」をアピールするために、生徒会長時代のエピソードを整理して文章を作ろう!

 

二つ目の長所を考える手順としては、「アピールポイント」を軸に長所を考える方法です。この手順は、公務員としてやりたい業務を行う上で必要な資質をアピールすることで、自分のやりたい業務と能力を、一貫性を持って面接で説明することが出来るので有効です。

アピールポイントを軸に長所を考える手順

  • 自身のやりたい業務に必要な資質を明確にする
  • その資質を自分が持っていることを裏付けできる経験を整理する
  • 文章の構成を考える

 

先ほどの生徒会長を務めた経験を基に話すと、以下のような思考のプロセス(手順)です。

 

地域の方々と折衝を行う業務に就きたい➡「責任感」「忍耐強い」「継続的な努力」などの資質が折衝の業務には必要➡高校の時に生徒会長を務めた➡生徒会長を務めた経験からなどアピールできるのでは?➡「継続的な努力」をアピールするために、生徒会長時代のエピソードを整理して文章を作ろう!

 

二つ目の「アピールポイント」を軸に長所を考える方法は一つ目と比べると大変ですが、自分の就きたい業務に直結した資質をアピールするため、効果は抜群です!

 

最後に、「長所ってどんなことを言えばいいのか分からない!」という受験生もいると思いますが、(http://kenjasyukatsu.com/archives/2001)と言ったサイトなど就活でつかえる長所が一覧で載っているサイトも多いので、ぜひ自分に合った長所を探してみるといいと思います。 

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