分かりにくいを分かりやすいに

受験生や塾講師、家庭教師、資格試験を控えた社会人に向けて情報発信を行うサイトです。

Tutoring For EveryOne

元家庭教師で現職公務員による分かりやすさを追求した全ての学ぶ人のためのサイト

【スポンサーリンク】

市場均衡とは何か?-公務員試験のためのミクロ経済学

bestkateikyoshi.hatenablog.com

登場人物

カズ

地域活性ボランティアサークルに所属する大学1年生。経済学部に所属しているが、数学は苦手。

Photo by All Solhouettes / Adapted

先輩

カズと同じ地域活性ボランティアサークルに所属する2つ上の先輩。経済学部に所属している。留学経験があり、外国人の友人も多い。

市場均衡とは?

あっ、先輩、こんにちは!

あ、こんにちは、カズ。今お腹すいてる?さっき、バイト先でドーナツたくさん貰って余ってるから食べる?

はい!昼ご飯今日食べてなかったのでお腹空いてます。ありがとうございます!そこのバイト先でよくドーナツもらえるんですか?僕もドーナツ好きなのでそこで働こうかな...(笑)。

うーん...。今回がはじめてだからドーナツ目当てでバイト始めない方がいいよ(笑)。あ、そういえば、ミクロ経済学の授業はこの頃どう?

あぁ...。大変ですけど何とかくらいついている感じですかね...。今日は「市場均衡」について学びました。モノやサービスを売り買いする生産物市場(しじょう)には売り手(企業=モノやサービスの供給者)と買い手(消費者=需要者)がいるっていうことと、経済学では、物やサービスのことを「財」って呼ぶって先生が言っていたことは覚えてます。あと、市場には無数の売り手・買い手がいると仮定していると言ってたのは覚えてます。

おぉ、しっかり覚えてて偉いね。そうそう。じゃあ、需要曲線と、供給曲線については勉強した?

えーっとですね...。「ある財について、ある価格ならどれくらいの買い手によってその財が買われるかという需要量と価格の関係を表した曲線」を需要曲線と言い、「ある財について、ある価格ならどれくらいの売り手によってその財が売られるかという供給量と価格の関係を表した曲線」を供給曲線と言うって感じであってますかね?

いいね。しっかりと理解出来てるね。

ありがとうございます。ただ、需要曲線も供給曲線も定義は暗記したのですが、具体的にはまだイメージはできてない感じです。どうやってイメージすればいいと思いますか? 

ええっとね、それじゃあ、そのレジュメ見せてもらえる?じゃあ、まずレジュメの図1の中にある需要曲線から考えていこうか。例えば、今この世の中(市場)に消費者は私とカズしかいないとするよね。そして、市場にはドーナツを売っている会社も数社あるとする。そして、カズはドーナツが好きだけど、私もドーナツは食べられるけどそこまで好きというわけではないとする。この時、ドーナツは1個100円で売られてたらカズは買う?

f:id:bestkateikyoushi:20170221233223p:plain

参考;図1「ウィキペディア 需要と供給」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%80%E8%A6%81%E3%81%A8%E4%BE%9B%E7%B5%A6

もちろん買います!先輩は買いますか?

ドーナツすごく好きなんだね...。私は100円なら高いと思って買わないかな。ということは、今1人一個までしか買えないとしたら、この市場では何個のドーナツが取引されていることになる?

もちろん、僕一人だけしか買ってないので、1個しか取引されてません。

そうだね。つまり、この市場では価格(縦軸P)が100円の時、取引される数量は1個ということになるよね。それじゃあ次に、もしドーナツの値段が80円になったとしたらを考えてみよう。80円ということは、当然カズは引き続き買おうとするよね。私は100円であれば買う価値はないと思っていたけど、80円であれば買おうかなと思っているとすれば、この市場で買われた数量の合計はどうなる? 

僕と先輩がドーナツを購入したので2個になります。

f:id:bestkateikyoushi:20170221233148p:plain

そう。一般的に財の値段が安くなればなるほど、買う人って増えていくよね?こんな感じで、価格が下がれば下がるほど、買ってもいいと思う人数(財の数量)も増える関係を表したのが図2の右下がりの需要曲線なんだよ。

f:id:bestkateikyoushi:20170221233203p:plain

参考;図2「わかりやすく経済学教室 ぴーすけ講座」

http://psuke.hungry.jp/micro/microintoro2a.html 

なるほど。それじゃあ、供給曲線はなんで価格が上がれば上がるほど、財の数量も増える右上がりの曲線になるのですか?たくさん作ればたくさん作るほど、モノの値段って安くなるような気がするのですが。

それは、企業が一つのモノをたくさん作ると効率的に大量生産できるようになってコストが低くなるから安くなるってことかな。ここでは大量生産は関係ないから忘れよう。

じゃあ、どうして価格が上がれば上がるほど、財の枢要も増える右上がりの曲線になるのですか?

それはね、ミクロ経済学の供給曲線に関して言うと、さっきも言ったように市場にはたくさんの売り手がいるんだ。そして、例えば、さっきのドーナツを例にすると、市場には企業Aと企業Bがいたとするよね。もし企業Aはドーナツを1個作るのに70円で作ることが出来る(1個作るコストが70円)一方で、企業Bはドーナツを1個作るのに90円かかる(1個作るコストが90円)としたらとどうなると思う? 

価格が80円の時は企業Aしか利益を得られないので、企業Aしかドーナツを作らなくなりますが、もし価格が100円になったとしたら企業Bもドーナツを作っても利益を得られるようになるのでドーナツを作るようになると思います。あ、なるほど。価格が上がると少しコストが高くても作れる企業が増えてくるから供給曲線は右上がりになるんですね。

f:id:bestkateikyoushi:20170221233214p:plain

参考;図3「わかりやすく経済学教室 ぴーすけ講座」

http://psuke.hungry.jp/micro/microintoro2a.html

そうそう。そして、もしドーナツ一個の価格が1,000円とか高すぎるとドーナツの販売事業に参入する企業は増えても、買いたいと思う人はいなくなってしまうよね。そうすると、価格がどんどん下がっていってドーナツの販売する企業が減っていくとともに、価格が安くなれば買いたいと思う消費者も増えていく。この時の適性価格と市場で売りたい/買いたいと思われる数量分が一致したときが需要曲線と供給曲線の均衡点(図1)となるんだよ。

f:id:bestkateikyoushi:20170221233223p:plain

参考;図1「ウィキペディア 需要と供給」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%80%E8%A6%81%E3%81%A8%E4%BE%9B%E7%B5%A6 

なるほど~。需要曲線と供給曲線はこんな意味があったんですね。よく理解出来ました。

 

bestkateikyoshi.hatenablog.com

参考

 

【スポンサーリンク】