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長期費用-大学生の視点で理解するミクロ経済学

⑴記事のポイント

key words

長期費用と短期費用の違いは

bestkateikyoshi.hatenablog.com

⑵登場人物

カズ

地域活性ボランティアサークルに所属する大学1年生。経済学部に所属しているが、数学は苦手。

Photo by All Solhouettes / Adapted

先輩

カズと同じ地域活性ボランティアサークルに所属する2つ上の先輩。経済学部に所属している。留学経験があり、外国人の友人も多い。

⑶長期費用と短期費用との違いは?

あ、先輩、こんにちは。

こんにちは、カズ。

先輩、質問なのですが、これまで「短期費用」について色々と勉強してきましたが、「短期」があるということは、「長期費用」についても同じ様に色々と覚えておかないといけないことがあるのですか?「短期費用」だけでもたくさん覚えることあったのに、「長期費用」でもたくさんあると大変です...。

短期費用についてのトピック

短期費用に関して覚えることが沢山あったよね(笑)。ただ、長期費用については短期費用と、基本的な考え方が似ている部分も多いし、新たに覚えることは少なくなるよ。

そうなんですか。じゃあ、何が似ていて何が異なるのですか?

似ている点としては、長期限界費用(LMC=Long Marginal Cost)曲線と、長期平均費用(LAC=Long Avarage Cost)曲線を使って生産量やコストを分析する点だよ。長期とはなっているけど、短期費用の分析でも限界費用曲線や平均費用曲線を用いたよね。異なる点としては、長期費用では、固定費用が存在しないという点だよ。

短期費用の時に仮定した固定費用って確か工場の設備の費用や、テナント料など資本投入に対する費用でしたよね。

そうだね。長期費用の分析で固定費用が存在しないとは、工場の設備費用など資本投入量にかかる費用も、企業が計画して自由に設定できるという変動費用となるということだよ。

なるほど。固定費用変動費用の違いは、ある期間の中で企業自身が自由に変えることのできる費用かどうかだったから、長期の分析になると全て変動費用となるのですね。

うん。じゃあ実際に長期費用の分析について見ていこう。まず図1は長期費用の分析で用いられる長期限界費用曲線(LMC)と長期平均費用曲線(LAC)だよ。平均可変費用曲線は長期費用分析にはなると全て可変費用になるため平均費用曲線と分ける必要がなくなるから、長期費用分析では消えてるよ。

図1; 長期限界費用曲線(LMC)と長期平均費用曲線(LAC)

短期費用分析における短期費用Ⅴ利潤最大化条件で話したように価格は一企業だけで決まるわけでなく、市場によって決まるから価格が先に決まって、その価格と限界費用曲線との交点の生産量が最適な生産量になるという話をしたよね。

はい。そして、その生産量×価格が企業の総売上になるんでしたよね。そして、企業の費用は、平均費用曲線を使って図1のように求めて、総売り上げと総費用の差分が企業の総利潤になるんでしたよね。 

そうだね。このように、企業の最適な生産量の決定方法については短期費用分析でも長期費用分析でも変わらないよ。

なるほど。じゃあ、長期費用分析と短期費用分析の違いはグラフにおいて平均可変費用曲線がないということだけですか?

基本的にはそうだよ。ただ、長期費用分析ではさらに、長期均衡という考え方がさらに出てくるからその点は注意かな。

長期均衡ですか?何がどう違うのですか?

うん。例えば、今年の大学祭で私たちのサークルが500円でタピオカを販売することになったとするよね。1杯にかかる費用は460円だとして、今年このタピオカを販売すると大盛況で、1日100杯売れて利益が出たとすると、来年度以降はどうする?

利益が出たなら来年もタピオカを販売しようと思います。

そうだね。ただ、もし今年隣にいた他のサークルが私たちの盛り上がりを見て、タピオカの方が、利益が出ると感じたらどうすると思う?

次の年に隣にいたサークルも同じ様にタピオカを売ります。

うん。ただ、タピオカを飲むお客さんの数にも限りがあるから、2つのサークルが同じものを同じ値段で販売すると売れ残りが出てきてしまうよね。

そうですね。

すると、少し利益は減っても売れ残りをなくすため私たちのサークルがタピオカ1杯の値段を490円にするとしたらお客さんはどちらのサークルに来ると思う?

僕たちのサークルのタピオカの方が安いので、こちらに来ます。

そうだね。すると、隣のサークルも負けじと値段を下げてくるよね。そうやって毎年タピオカの販売について2つのサークルで価格競争をしていくと、最終的に1杯いくらで落ち着くと思う?

長期限界費用曲線(LMC)と長期平均費用曲線(LAC)の交点より下の価格になると、赤字が発生するので、その直前の長期限界費用曲線(LMC)と長期平均費用曲線(LAC)の交点の価格になります。

そうだね。図2を見てみよう。

図2;長期均衡

図2のように、長い期間で見ると価格競争が起こって価格は下がっていって、最終的に長期限界費用曲線(LMC)と長期平均費用曲線(LAC)との交点の460円で均衡するよ。

これ以上値段を下げたら赤字になりますもんね。

そうだね。もしこれが短期費用分析の場合は、図2の例のように1年間とか短いスパンで考えるから、他のサークル(企業)の参入がないと仮定しているから、利潤があると仮定しているけど、長期費用分析になると利潤を求めて他の企業が参入してくるから価格競争になり最終的に利潤ゼロの長期限界費用曲線(LMC)と長期平均費用曲線(LAC)との交点で均衡するとしているよ。

なるほど。短期費用分析と長期費用分析ではそのような違いがあるのですね。参考になりました!ありがとうございます!

bestkateikyoshi.hatenablog.com

参考

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