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寡占市場(クールノー均衡・シュタッケルベルグ均衡)-大学生の視点で理解するミクロ経済学

⑴記事のポイント

key words

寡占市場とは
クールノー均衡とは
シュタッケルベルグ均衡とは

bestkateikyoshi.hatenablog.com

⑵登場人物

カズ

地域活性ボランティアサークルに所属する大学1年生。経済学部に所属しているが、数学は苦手。

Photo by All Solhouettes / Adapted

先輩

カズと同じ地域活性ボランティアサークルに所属する2つ上の先輩。経済学部に所属している。留学経験があり、外国人の友人も多い。

⑶寡占市場におけるクールノー均衡とシュトッケルベルグ均衡とは?

あ、先輩、こんにちは!

こんにちは、カズ。この間話した売り手が一社しかいない純粋独占市場についてはしっかりと理解できた?

はい、おかげさまで理解できました!あ、今先輩が飲んでいるのはコーラですか?

そうだよ~!

コーラおいしいですよね!ちなみに僕はペプシコーラが好きです(笑)。先輩はコカ・コーラ派、ペプシコーラ派どちらですか?

私はどっちも好きだから、どっち派でもないかな。

あれ、そういえば、コーラってコカ・コーラペプシコーラの2種類のほかのありましたっけ?

うーんとね、あ、ちょっと古いけど東京商工リサーチから出てる『成熟から寡占へと向かう清涼飲料市場の最新動向』によると、コーラ炭酸飲料は市場の99%がペプシ社とコカコーラ社のコーラで占めているそうだから、厳密にはこの2社以外にもコーラを作っている会社があるらしいけど、コーラはペプシ社とコカコーラ社の寡占市場だね。

えっと、寡占市場って初めて聞きましたけど、何なのですか?この間話した独占市場とは異なるのですか?

あ、まだ習っていなかったんだ。寡占市場(かせんしじょう)とは、「企業(売り手)が2社しかいない財の市場」のことを言うよ。独占市場は、「企業(売り手)が1社だけの財の市場」のことを言ったから異なるよね。

なるほど...。寡占なんて聞きなれない言葉だったので意味が分かっていませんでした。あれ、寡占市場もミクロ経済学で学習しますよね?

うん、学習するよ。

あれ、寡占市場は純粋独占市場の考え方とは異なってくるのですか?

1社だけの純粋独占市場の考え方とは異なってくるよ。純粋独占市場では1社しか売り手がいなかったわけだから、価格を自社で設定できたけど、寡占市場ではたくさんではないにしろ2社売り手がいるということは、自社で高い価格に設定してももう一方の売り手に安くされてしまったら買ってもらえなくなってしまうよね。

そうですね。つまり、寡占市場では、もう一方の売り手の動向を確認しながら生産して価格を設定する必要があるってことですか?

そうそう!ただ、もう一方の企業の生産量を一定の数量で決定されていると仮定して自社の生産量を決定する「クールノー均衡」と、自社が生産量を変化させるともう一方の企業も生産量をそれに合わせて変化させると仮定して自社は生産量を決定する「シュタッケルベルグ均衡」という2つの生産量決定の考え方があるから、2つ覚えておく必要があるよ。

えぇ、寡占市場は2つも覚えることがあるのですか?しかも「クールノー均衡」「シュタッケルベルグ均衡」となんだか難しい言葉が出てきましたね(泣)。

クールノーとかは経済学者の名前だからしょうがない。まぁ名前よりもしっかりとそれぞれの概念を理解していくことが重要だから、それぞれさきほどのペプシ社とコカコーラ社の寡占市場の例を使って考えてみよう。

f:id:bestkateikyoushi:20170408211939p:plain

図1;「クールノー均衡」における反応関数

まず図1を見てみよう。図1を例にとると、ペプシ社とコカコーラ社のそれぞれの反応関数の交点である、ペプシ社生産量100万本、コカコーラ社生産量500万本で均衡するよ。

えっと、なんでここで両社の生産量が決定するのですか?そもそも、反応関数って何でどうやって出てきたのですか?

初めて見るとそれらの部分に疑問を持つよね。それじゃあまず反応関数について話そう。そもそも、反応関数とは何かというと、「もう一方の企業がある数量生産したときに自社はどれだけ生産するのか」という相手の生産量と自分の生産量の関係を表した関数のことだよ。

あ、だから図1のグラフの縦軸と横軸はペプシ社とコカコーラ社の生産量になっているんですね。

そうそう。グラフの反応関数は図2にような見方をするよ。

図2;反応関数の見方

例えばまず、スライド2のようにペプシ社がもともと300万本生産しているとするよね。その時、コカコーラ社はペプシ社の反応を見て、150万本の生産を行うことにするよ。

はい。

そうすると、コカコーラ社の生産量150万本というのを知ったペプシ社はスライド3のように生産量150万本に生産量を減らすよ。そうなると、次にコカコーラ社はどうすると思う?

ペプシ社が生産量を150万本にしたのでコカコーラ社は生産量を300万本に増やします。

そうだね。このようにお互いの反応を見て生産量を調整していき、最終的にスライド5のようにお互いの反応関数の交点の生産量で安定するよ。これがクールノー均衡の反応関数の見方だよ。

なるほど。反応関数の見方はすっきり分かりました。それじゃあ次の質問ですが、反応関数はそもそもどのように作られるのですか?

反応関数の作り方だけど、図3を見てみよう!反応関数が出来上がるまでのプロセスが書かれているよ。

図3;クールノー均衡における反応関数の作り方

反応関数は利潤関数と需要曲線を用いて作るよ。詳しくは図3に細かく説明してあるから、図3をしっかりと確認してみよう!

わかりました!

このように、クールノー均衡は他の企業の生産量を決まっているものとみなして(ペプシ社の生産量が300万本の時コカコーラ社の生産量は150万本にする、というように)自社は生産量を決める方法だよ。

なるほど。じゃあ、シュタッケルベルグ均衡は自社が生産量を変化させるともう一方の企業も生産量をそれに合わせて変化させると仮定して生産量を決定する方法と言っていましたが、具体的な計算方法とかは異なるのですか?

うん。異なるよ。シュタッケルベルグ均衡では、「相手の反応関数を知ったうえで行動する一方の企業」を先導者と言い、「相手の現在の生産量を受け入れて行動するもう一方の企業」を追従者と言うよ。

クールノー均衡の時には、両社とも同じ条件でしたが、シュタッケルベルグ均衡では先導者である企業が有利になっているのですね。

そうだね。先導者が追従者の反応関数を知ったうえで生産量を決定するということはつまり、追従者の反応関数を先導者の利潤関数に代入した後に微分をすればよいということになるよ。

図4;シュタッケルベルグ均衡における反応関数の作り方

シュタッケルベルグ均衡でも同様に反応関数を作るのだけど、ポイントなのは2社しか売り手の存在しない寡占市場の中で、一方は先導者、もう一方は追従者に分かれそれぞれ反応関数の作り方が異なるという点だよ。

クールノー均衡での反応関数を作るときには、寡占市場内の2社とも反応関数は同じ作り方でしたね。

そうそう。その違いを理解しておくことが持続的に暗記するためにポイントになってくるよ。寡占市場の計算は難しい部分があるけど、少しずつ覚えていこう!

はい。分かりました!ありがとうございます!

bestkateikyoshi.hatenablog.com

参考

 

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