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ケインズの投資の限界効率理論とは?-公務員試験マクロ経済学

こんにちは、先輩。明日のマクロ経済学の小テストで、投資関数に関する問題がたくさん出題されるようなのですが、投資関数についてまだあまり理解できていません。もし時間あれば教えてもらえませんか?

こんにちは、カズ。投資関数に関する出題は、加速度原理とかトービンのqとか色々あって大変だよね。

そうなんですよ、まず何から覚えればいいか分からなくて混乱してしまっています。

うんうん、投資関数に関する範囲を勉強する際には、一番初めに「ケインズの限界効率理論」を理解するのがいいよ。というのは、「限界効率理論」がIS-LM分析とかで出てくる財市場における投資関数に関わってくるので。

そうなんですね。それじゃあ、まずは「ケインズの限界効率理論」について教えてください!

限界効率理論とは?

マクロ経済学で一番メジャーな投資理論としては、「ケインズの限界効率理論」があります。この理論は、「投資の限界効率」が「利子率」よりも高いとき、投資が行われるという考え方のことで、IS曲線に出てくる投資関数Iの値を決定するための考え方です。

bestkateikyoshi.hatenablog.com

ここで「投資の限界効率」とは、企業の収益率のことを言います。収益率とは、ある事業への投資に対する毎年のリターンと考えると分かりやすくなります。例えば、1億円の工場を建てたとしたときに、毎年1,000万円の収益があるとすると、収益率、つまり「投資の限界効率」は10%になります。

 

一方で、「利子率」とは、ここでは「投資のコスト」と考えてください。例えば、工場を建設した際かかった1億円を銀行から借りたとし、毎年の利子率が5%であれば、毎年500万円返済するということになります。そのため、「ケインズの限界効率理論」では「利子率」は「投資のコスト」と定義されます。もちろん、工場を建てた際の1億円も厳密にはコストですが、1億円というお金の資産が工場という資産に変わっただけで、変動はないとここでは考えるので、コストとしては考慮しないので、この点は要注意です。

 

投資を実行するか否かの基準として大前提は、利益を上げることのできる事業かどうかです。すなわちここでは、「投資の限界効率」が「利子率」を上回っているかどうかが重要になります。

 

 

投資の限界効率表とは?

図:投資の限界効率表

「投資の限界効率」が「利子率」の関係を使って、上のスライドの流れで、財市場における利子率と投資の関係が出来上がっています。現実社会では、たくさんの投資案件があり、それぞれ投資プロジェクトによって投資の限界効率、つまりリターンが変わってきます。一方で、銀行からお金を借りる際に発生する利子率は一定と考えるので、利子水準を超える投資プロジェクトのみ実行されます。

 

利子率i=投資の限界効率(リターン)となる投資額の水準まで投資が実行されます。そのため、ある利子率における投資額の組み合わせを図表にプロットする(点を置く)ことができるのですが、この無数の点を繋ぎ合わせたものが、右下がりの投資曲線となります。

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