私大入試は事前対策が重要
こんにちは。今回は、私大入試対策の第三段として、早稲田大学文化構想学部について話していきたいと思います。以前も他の記事で話したように、大学受験の入試問題は、合否を分ける最後の境界線として、その学部の過去問を分析して対策を行ってきたかどうかにかかっています。
しかし、赤本などで過去問自体を解くことはできても、赤本は対策の具体的な方法や、コツなどは掲載されていません。そこで今回から何回かに分けて、早大文化構想学部の英語入試問題の概要と、各設問についてどの部分に焦点をあてて対策を行っていくべきなのか話していきたいと思います。
早稲田大学文化構想学部入試英語の傾向は?
それでは、今回は早稲田大学文化構想学部の問題の傾向について話していきたいと思います。過去問を見ると分かると思いますが、近年入試問題の傾向は変わっていません。参考として、2016年度の過去問の概要を下に整理しました。
大問番号と概要 |
設問数とその中身 |
①長文読解 ※A,Bで長文が一題ずつ掲載 |
A,空欄補充(8問) B,空欄補充(8問) ※単語の空欄補充 |
②長文読解 ※A,B,Cで長文が一題ずつ掲載 |
A,内容把握(2問) B,内容把握(3問) C,内容把握(5問) |
③長文読解 |
⑴空欄補充(7問) ※短文の空欄補充 |
④会話文 |
⑴空欄補充(7問) ※熟語表現の空欄補充 |
⑤英作文 |
⑴文章要約問題 ※50字程度での要約 |
文化構想学部の英語の入試は、制限時間90分の中で5つの大問を解いていく必要があるため、また、長文読解に加え、英作文もあるため、如何に効率的に解き進めていくかが重要になります。特に英作文の要約は、センター試験や他の大学の入試問題でもそこまで出題されないため、対策が行いづらいということもあると思います。そのため、大問数としては5問ですが、かなりハードな試験になってくると思います。
合否を分けるポイントは?
それでは、早稲田文化構想学部の過去問対策としてどの部分を重点的に対策していくかですが、早稲田文化構想学部の入試問題のほとんどを占める空欄補充問題と、文章の要約問題の対策を行っていくことが重要です。そして、特に重要なことは空欄補充問題の対策を行う際には、単語/熟語の空欄補充問題と、短文の空欄補充問題とを分けて対策を行うことです。
なぜかというと、これら二つは同じ空欄補充問題でも対策の方法や、解き方の手順が異なるからです。そこで、今後「単語/熟語の空欄補充問題」と、「短文の空欄補充問題」に分けて対策の方法やコツについて話していきたいと思います。
さらに、文章の要約問題も対策を行うことが重要です。この要約問題は、大学の入試問題としてはマイナーな部類に入るため、要約問題専用の参考書などはあまりないです。そのため、対策は難しいですが、これもコツはあります。そこで、今後「文章の要約問題」についても対策の方法やコツについて話していきたいと思います。
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