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集団討論でリーダー(司会)として高評価を得るには?―地方公務員集団討論対策

 こんにちは、元公務員のトモノリです!公務員採用試験に際し、多くの自治体は集団討論を課していたりします。もちろんないところもあったりはするのですが、殆どの自治体であるので、何とか対策しないとなぁと思うことがあると思いますが、集団討論対策本などではどのように集団討論を進めていくべきか流れなどはあっても、それぞれの役割の中で何をすれば高評価につながるのか指針がないので中々難しい部分があると思います。

 

多くの受験生は何かアピールしよう!と思い、司会役に買って出るというケースがよくあります。もちろん、それ自体は積極性があって素晴らしいことではあるのですが、気合だけが空回りして、実際上手く議論を回せず、評価を落としてしまっているということが多々あります。

 

そこで今回は、役割分担の中で司会(リーダー)を選んだ際に、どのように討論を進めていき、書記として評価を高めるために何をすべきか、紹介していきたいと思います!ちなみに、書記になった場合と、タイムキーパーとして評価を得るためにどのようにすればよいのか紹介したページはいかになります!

 

bestkateikyoshi.hatenablog.com

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リーダー(司会)の3つの役割を理解する

以前、集団討論の評価ポイントを知ろうという記事の中で、集団討論における各メンバーの役割とそれぞれの役割に求められる行動を整理しました。その中で特に分担する役割としてリーダー(司会)タイムキーパー書記という3つの役割があります。その中でも今回紹介するリーダー(司会)の役割として、

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上記の3点があることを話しました。今回はこの3点の役割を果たすために具体的にどの様に話すのかを1つずつ説明していきます。

 

グループでの議論を活性化させる

まず一つ目は、「グループの議論を活性化させる」ということです。そのために全てのメンバーの意見をひき出すことが重要です。集団討論では自分の意見を言えるメンバーもいる一方で、全てのメンバーがはっきりと言えるわけではありません。しかし、リーダーとして高評価を得るためには、消極的なメンバーの意見も言えるような議論の場を形成する必要があります。

 

しかし、だからといって全ての消極的なメンバーに「意見ありますか?」と単純に聞くだけでは、もしもそのメンバーが意見を考えていなかった場合、意見を言えず議論が停滞しかねないです。

 

そこで、状況に合わせてオープン・クエスチョン/クローズド・クエスチョンを使い分ける必要があります。

 

例えば、消極的なメンバーが自分の意見を言いたいけど議論の流れに乗れない場合は、「○○さんは~~という意見だけど、△△さんはどう思いますか?」などのオープン・クエスチョンを使うことが出来ます。その一方で、意見を考える前に議論の流れについていくのがやっとの感じのメンバーには、「ここまで、~~という議論の流れだったけど、これで大丈夫ですよね?」とクローズド・クエスチョンを名指しで聞くことによって、議論に入るスキを与えることが出来ます。

 

このように、質問方式を柔軟に変えていくことで、より多くのメンバーを巻き込んだ話し合いを行うことが出来ます。

 

議論を方向付ける

リーダー(司会)の大きな役割としては、討論の始めに議論のアジェンダ(フレームワーク/話し合いの順序)を組んで、メンバーに共有することです。この点に関しては、すでに集団討論通過極意!合意形成の方法を知る!①というページの中に記載しているため、確認してみてください。

 

最終的に意見を収束させる

メンバーから出てきたアイデアを最終的にまとめることも重要な作業です。意見を制限時間内にまとめられないと、チーム全体として大きく減点となります。もちろん、リーダーが一人で「○○というアイデアにする!」ということではありません。メンバーと協力してアイデアを絞っていくことが重要です。どの様にアイデアを収束させるかについても、集団討論通過極意!合意形成の方法を知る!③という記事に記載しましたので、確認してみてください。

 

 

最後に

いかがでしたでしょうか。司会はグループワークの中で一人しかなれないため、必然的に発言回数も多くなりますが、逆にうまくいかないとただの出しゃばりのような印象にとられてしまいます。

 

ちなみに僕の場合は、他のメンバーが手を挙げない限りは自分から司会はやりません。というのが、メンバーの意見をまとめたり議論の流れを調整するのに集中してしまって、良いアイデアを考える時間が減ってしまうからです。個人的には面接官に印象に残るような意見やアイデアを出す方が、他の受験生との差別化を図れるので、司会は遠慮しています。

 

ただ、司会の役目も上記のようにうまく議論をまわしつつしっかりと発言できれば高評価につながるので、もし司会をやりたいという人がいない場合には、積極的に挑戦してみることをお勧めします!

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