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「簡単に自己PRしてください」の答え方と準備のコツ-公務員面接Before-After

  

自己PRは面接で最頻出の質問!

こんにちは。今回は、どの自治体の面接でもほぼ言われる「簡単に自己PRしてください」という質問の答え方の準備のコツについて話していきたいと思います。自己PRは本当にどの自治体面接でも聞かれます。そのため、どの自治体面接でも自分のことをPR出来る文章を事前に作り、自然に言えるようになるまで練習する必要性はネットや面接対策の参考書、予備校でよく見聞きすると思います。

 

そのため、どの受験生も内容についてはある程度自分をPRできるような内容になっていることが多いです。しかし、内容は良くても面接において肝心の「伝え方」がよくない受験生がかなり多いです。そこで、より完璧な自己PRをつくりあげるためにどの様な「伝え方」を心掛けるべきか、また、準備の方法について話していきたいと思います!

 

 

受験生の多くはココを間違える!

自己PRを簡潔にしてください。

私は高校で生徒会長を務めた経験があります。生徒会選挙では「ゴミのない学校」を公約に掲げました。他の候補者たちが「校則を撤廃する」という派手なパフォーマンスをする中で、ひときわ地味な候補者だったのですが、僅差で会長に当選しました。先生方からは「君が会長になって学校が綺麗になった」と言われました。このように、私はコツコツ努力を積み重ねることを普段から心掛けており、目標を最後までやり遂げる自信はあります。 

 

上記の例は、下記の『成功する!公務員の面接採用試験 ’20年版』の中の一例を引用しました。一見、悪くない内容に見えます。確かに、エピソードや、コツコツ努力を積み重ねる性格など人柄がにじみ出ており、内容自体は良いと思います。しかし、伝え方を変えることでより面接に合格しやすくなります。それでは今回の例文では何が惜しい点なのかですが、それが

  • 一番言いたいことを最初に言っていない

 

という点です。普段の会話では、特に日本人は結論を最後に持ってくる癖があるので何が悪いのか分かりにくいかもしれませんが、聞き手としては話し手が最も言いたいことを一言目に言ってくれた方が、何のためにこれからエピソードを話すのかより明確になり、理解しやすくなります

 

特に、エントリーシートとは異なり面接では聞いた内容を面接官はひとつずつ整理していくので、どの様なことを何のために話し手が説明するのか分かる方が、理解しやすくなります。そのため、自己PRでは自分が一番言いたいこと、つまり、上記の例で言うと、「私はコツコツ努力を積み重ねることを普段から心掛けており、目標を最後までやり遂げる自信はあります。」の結論部分を一言目に話してから生徒会長のエピソードを話すことで、面接官がより聞きやすい自己PRを話すことができます。

 

 

答える時はWhy型で話す!

それでは、どの様に答えるのが好ましいのか。答え方のポイントとして以下の1点が特に重要になってきます。

 

  • 話す順序はSo What型ではなく、Why型で話す

 

So what、whyと英語で書いているため、少し理解しにくいと思いますが、そこまで難しくありません。ただ、これだけではSo What型、Why型とそれぞれ何を表しているのか分からないと思うので、それぞれについて説明を加えていきたいと思います。

 

So What型とは、「だから、何?」の話の流れのこと!

一つ目のSo What型とは、「だから、何?」の繰り返しで文章の構成を作る方式です。日本人の一般的な会話の方式はこのSo What型が多く、先ほどの自己PRの例も、So What型にあたります。

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上記の文章の流れを見てみると分かるように、「だから何?」の流れで文章が構成されており、言いたいことが最後に来ています。もちろん、これでも会話としては成り立つのではあるのですが、面接官として受験生のアピールポイントは何なのかという一番聞きたいことを早く知りたいのに分からないという聞きにくい状態になってしまいます。

 

 

Why型とは、「なぜ」の話の流れのこと!

一方でWhy型とは、一言目に一番言いたいアピールポイントを話し、二言目以降にそのアピールポイントを裏付ける根拠(経験)を話す構成のことです。民間企業の採用面接でも、この方法が主流になっており、最初にアピールポイントを言ってから具体的な経験を説明することで、受験生は何をアピールしたいのか?どの様な経験によってアピールポイントが裏付けられているのか面接官にとって明確になります。

 

Why型の自己PR例

自己PRを簡潔にしてください。

私は目標を最後までやり遂げることのできる性格です。私は高校で生徒会長を務めた経験があります。生徒会選挙では「ゴミのない学校」を公約に掲げ、他の候補者たちが「校則を撤廃する」という派手なパフォーマンスをする中で、ひときわ地味な候補者だったのですが、僅差で会長に当選しました。任期中はコツコツ努力を積み重ねることを普段から心掛け、先生方からは「君が会長になって学校が綺麗になった」と言われました。このように、私は○○市でも目標に向かって最後までやり遂げることが出来ると思います。

 

 

これまでの経験を軸に自己PRを考える!

答え方のポイントは理解出来たと思います。最後に、自己PRの回答例をどのように準備するかについてその手順を話していきたいと思います。自己PRを考える手順としては大きく2つあるのですが、1つ目は「これまでの経験」を軸に自己PRを考える方法です。その手順としては以下のようになっています。

 

これまでの経験を軸に自己PRを考える手順
  1. これまでの自身の経験を整理する
  2. 経験した内容をもとに、アピールポイントを考える
  3. 文章の構成を考える

先ほどの生徒会長を務めた経験を基に話すと、以下のような思考のプロセス(手順)です。

高校の時に生徒会長を務めた➡生徒会長を務めた経験から「責任感」「忍耐強い」「継続的な努力」などアピールできるのでは?➡「継続的な努力」をアピールするために、生徒会長時代のエピソードを整理して文章を作ろう!

 

二つ目の自己PRを考える手順としては、「アピールポイント」を軸に自己PRを考える方法です。この手順は、公務員としてやりたい業務を行う上で必要な資質をアピールすることで、自分のやりたい業務と能力を、一貫性を持って面接で説明することが出来るので有効です。

 

アピールポイントを軸に自己PRを考える手順
  1. 自身のやりたい業務に必要な資質を明確にする
  2. その資質を自分が持っていることを裏付けできる経験を整理する
  3. 文章の構成を考える

 

先ほどの生徒会長を務めた経験を基に話すと、以下のような思考のプロセス(手順)です。

地域の方々と折衝を行う業務に就きたい➡「責任感」「忍耐強い」「継続的な努力」などの資質が折衝の業務には必要➡高校の時徒会長を務めた➡生徒会長を務めた経験からなどアピールできるのでは?➡「継続的な努力」をアピールするために、生徒会長時代のエピソードを整理して文章を作ろう!

 

二つ目の「アピールポイント」を軸に自己PRを考える方法は一つ目と比べると大変ですが、自分の就きたい業務に直結した資質をアピールするため、効果は抜群です!僕の場合は、公務員面接で自己PRを実際にしたときは、受験する自治体によって希望していた業務も異なっていたため、受験する自治体に合わせて自己PRを変えていました。そのため、各自治体で希望する業務に合わせて「アピールポイント」を軸にエピソードを考えて、自己PRの文章を作っていました。ぜひ参考にしてみてください!

 

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