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段落ごとの構成を事前準備する!-9割目指そう、公務員試験小論文!-

 

はじめに

こんにちは。以前小論文の概要や12個の頻出テーマ、高得点を取るための2つのコツについて話して来ました。そこで今回は実際に小論文で高得点を取るための2つのコツの1つである「段落ごとの構成」の作り方について話していきたいと思います!

 

 

小論文は段落ごとの構成を意識することが得点のコツ!

以前、小論文全体の構成を意識して書く!ということを話した時に、まず小論文を書き進めていく前に小論文の流れを「序論➡本論➡結論」の三段論法でイメージして、それぞれの段落で何を書くのかを考えることでスムーズに書き進めることが出来るようになるとともに、採点官にとっても分かりやすい文章を作ることが出来るということを話しました。

 

しかし実際には全体像として三段論法の流れを意識しているだけではまだ文章を書き進めるのは難しいことが多いと思います。そこで、三段論法で話した「序論➡本論➡結論」の各段落の具体的な定型文や書く内容を事前にある程度抑えておくことで、よりスムーズに、分かりやすい文章を書くことができるようになります。

 

 

序論・本論・結論で分けて書き方をマスターする!

そこで今回は、実際に小論文を書き進めていく際にどのように書いていけばよいのか、定型文や文章の構成をより具体的に話していきたいと思います。

 

具体的に三段論法に沿って話を進めていくと、それぞれの段落で書き方が異なってきます。そのため、これから序論・本論・結論の3つに分けて話していきたいと思います。

 

 序論

まずそもそも序論とは、本論を語るための下準備の段落になる部分になります。序論では、テーマに関連する現状を説明するとともに、なぜこのテーマについて論じる必要があるのかを記載することで、本論へ論理的に文章を書き繋げることができるようになります。そのため序論で話す際にはテーマに関する現状の知識がある程度必要にはなるため、内容に関してはテーマによって書く内容は異なってきますが、基本的にはほとんど同じような定型文を使って対応できるので、何をどのように書けばよいのか事前に明確にしておくことができます。

 

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上記の例のように、まず一文目、二文目で与えられたテーマに対する具体的な説明を行います。ここでは例えば少子高齢化をテーマにした小論文なら「近年わが国では出生率が下落しており、少子高齢化が急速に進んでいる」など、知っている知識をフル活用して少しでもいいので具体的に説明すると、しっかりと背景知識を理解しているんだなと評価されます。そして、三文目は、その課題が行政が迅速に対応しなければならない課題であるということをアピールし、四文目では、課題を解決するための施策/または何が原因なのか問題点をどういった視点から3つ挙げるかという本論への結びをつけることで、意味のつながる分かりやすい序論を作ることができます。特に三文目に関しては、上記の例をそのまま使って文章を作ればよいので、覚えるだけでオッケーです!

 

本論

次は本論の書き方です。本論はテーマに対する自分のアイデアなどを入れる小論文の核となる部分で、受験生にとってはこの本論が一番書きにくいのではないかと思われます。しかし、本論もどの様な流れで書けばよいのかさえ理解出来れば、その流れに沿ってアイデアなどの内容を整理していけばよいので、慣れてしまえば案外簡単です!

 

また、以前にも話ましたが独創的なアイデアを出す必要はなく、ニュースやネットなどでもよく目にするようなよく知られたアイデアや考え方でも減点されるということはなく、むしろ採点官も理解しやすいアイデアとなるため、少し言葉足らずでも分かりやすい文章を作ることが出来ます。

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本論の流れとしては上記のような流れがベストだと思います。ここでのポイントとしては、一文目に自分の言いたいこと(アイデア)を短く分かりやすく一般化した言葉で説明することです。そして二文目に一文目でなぜそういったアイデアを言ったのか現状を簡単に説明して、三文目以降で一文目のアイデアを具体的に説明していくという流れで統一するということです。本論の3つの段落全ての文章の流れを統一してしまえば、採点官にとっても分かりやすいとともに、自分で書き進める際にも書きやすい文章を作ることが出来るようになります。

 

この流れで本論を書けるようになれば、本論で何をはじめに考えて文章を書き進めていくかが分かると思います。①自分のアイデアを短く簡単なフレーズで整理すること、②なぜそのアイデアを考えたのかという背景、③イデアの具体的な内容の3点を考えていけばよりまとまった文章を作ることが出来るようになります!

 

結論

最後に結論の書き方を話していきたいと思います。この結論は、序論や本論など他の部分以上に事前に準備した定型文を活用できます。もちろん多種多様なテーマの論文が課されるため、全ての小論文で同じように書けないこともあるかもしれませんが、僕の場合はこれまで下記のような定型文を使って書けなかったということはなかったので、下記のような定型文を覚えておくことはかなり有効です。

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 結論でつかえる定型文としては、まず一文目に本論で挙げたアイデア以外にも有効なアイデアが存在することに言及することです。次に二文目で、他にもアイデアがあるけど本論で挙げた3つのアイデアがより重要であることを言及します。最後に、テーマに対して自分が公務員に実際になったら、どういった心構えで取り組んでいくか抱負を書きます。このような流れで書くことで、キレイに文章を終えることができるため、まとまった分かりやすい文章にすることが出来ます。

 

 

最後に

自分の考えを小論文の中で説明する際に最も重要になるのが自分にとっても採点官にとっても分かりやすい文章を作るということです。そのために、何を書けばいいのかという自分の意見をまとめるため、さらには試験官に自分の意見を分かりやすく示すために「文章全体の構成」と「段落ごとの構成」を事前に準備しておくことが最重要になってきます。これから小論文対策を行う際にはぜひこの2つの構成を意識しながら勉強してみてください!

 

[参考文献]

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