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三面等価の原則とは?-公務員試験マクロ経済学

こんにちは、先輩!最近マクロ経済学の授業で『三面等価の原則』と言う用語を習ったのですが、国民所得Yを三つの面から見るってことですよね?国民所得は、会社からもらった給料とかを表すんじゃないですか?そうすると、三つの面から見るってよく分からないんですけど・・・。

こんにちは、カズ。確かに三つの面から見るって始めはイメージしにくいかもね。でも、お金(国民所得)って一方の面からだけではなくて、お金をもらう人とお金を渡す人のように多面的に見ていく必要があるから、『三面等価の原則』というものがあるよ。実際に今日は『三面等価の原則』を理解できるようにしよう!

三面等価の原則とは?

三面等価の原則』とは、一国全体の国民所得は、「生産面」「分配面」「支出面」の3つの側面から見ることができ、「生産面からみた国民所得」=「分配面から見た国民所得」=「支出面から見た国民所得」というイコールの関係になるという原則を言います。どういうことかというと、ある国の国民所得は、3つの視点から見ることができるという考え方になります。

図;三面等価の原則

 

 

生産面から見た国民所得とは?

まず、一つ目の面である「生産面から見た国民所得」とは、企業などの生産者によって生み出された財やサービスの付加価値の合計のことを言います。例えば、以下のような取引のみが行われた一国内での「生産面から見た国民所得」についてみていきましょう。

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生産面から見た国民所得

まず初めに、農家が作物を生産して、400万円でレストランに販売したとします。この時まず、400万円分が農家によって生産されたため、まず国民所得は400万円となります。さらに、レストランは購入した作物から料理を作ってお客さんに提供することで、最終的に600万円の売上を得ました。

 

この時、作物購入分の400万円を除いた200万円が、レストランによって新たに生み出されたお金(付加価値という)になります。そして、作物販売の400万円とレストランでの付加価値200万円を合計した600万円が「生産面から見た国民所得」となります。このように、「付加価値の合計」を「生産面から見た国民所得」と言います。

 

 

分配面から見た国民所得とは?

二つ目の面として、「分配面から見た国民所得」があります。「分配面から見た国民所得」とは、従業員の給料(雇用者所得)や、農家や会社などの営業余剰(生産販売によって得られた利益)を集計した合計のことを言います。

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分配面から見た国民所得

分配とは、得たお金を分けることなので、従業員の給料である100万円、レストランに投資をしてくれている株主への30万円が含まれるのは分かると思います。また、農家が作物を販売した時の400万円も農家の懐に入るため、「分配面から見た国民所得」に含まれるのは分かると思います。しかし実際にはこれだけではなく、レストランの売上600万円から作物代金400万円、従業員の給料100万円、投資家への分配30万円を差し引くと70万円のこります。売上から残った分は通常企業が内部留保として、将来のためにとっておいたりします。このような内部留保も、企業への給料と考えることができるので、「分配面から見た国民所得」に含まれます。その結果、「生産面から見た国民所得」と同じ額の600万円となります。

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給料と生産額

純化のために、上記は企業の内部留保がない場合です。公務員試験ではそこまで深く理解する必要はないのため。「分配面から見た国民所得」は労働者の所得だと考えてもらって問題ないと思います。

 

 

支出面から見た国民所得とは?

最後に「支出面から見た国民所得」があります。「支出面から見た国民所得」とは、製品やサービスなど消費した際の消費額の合計のことを言います。

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支出面から見た国民所得

ここでポイントとなるのが、レストランが農家から購入した400万円分は含まず、最終消費を足し合わせたものが支出面から見た国民所得になるという点です。上記の例の場合、最終消費はレストランでの食事になるため、600万円が最終消費となります。

 

 

最後に

以上三つの面は、例を見ても分かるように、一国内で全て等しくなります。現実には、貿易や企業の在庫など内訳が複雑になることがありますが、いずれにせよ公務員試験では、三面等価の原則とはどういうもので、三つの面とは何と何と何かというのを理解するのが重要です。

図;三面等価の原則

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