経常収支がどのように決定されるのか理解しよう-公務員試験マクロ経済学
こんにちは、先輩!
こんにちは、カズ。今日は元気だね!
はい!先輩のおかげで経常収支が少しずつ分かるようになってきたので、経済学の勉強が楽しくなってきました。
おぉ、良かった!
ありがとうございます!ただ、経常収支がどのように決定されるのか色々と考え方が出てきて、ちょっと混乱しています…。
そうか、じゃあ今回は経常収支の決定方法についていくつか考え方を見てみよう!
続きを読むマーシャル=ラーナーの安定条件とは?-公務員試験マクロ経済学
こんにちは、先輩…。
こんにちは、カズ。どうしたの?なんか表情が暗いけど。
はい。実は経済学の授業でマーシャル=ラーナーの安定条件という用語がよく出てきたのですが、計算とか覚える量が多いし計算がややこしくよく分からないです。わからな過ぎて公務員試験も諦めモードです…。
そうだったんだ。まぁマーシャル=ラーナーの安定条件は捨てる受験生も多いからね。捨てるのもアリかもしれないけど、出題されたら他の受験生と差をつけられる部分でもあるから、せっかくだし勉強してみよう!
続きを読む為替レート決定理論って?-公務員試験マクロ経済学
こんにちは!先輩!ちょっと質問したいことがあるのですが時間ありますか…。
こんにちは、カズ。大丈夫だよ!どうしたの?
ありがとうございます。最近金欠なので、FXを始めたのですが、為替レートとかよくわからない言葉が出てきて、経済学に詳しい先輩なら詳しいかなと…。
金欠だからって何も知らずにFXとか始めるのは逆にお金なくなりそうな気がするけど(笑)。FXのことはあまり分からないけど、為替レートとか、経済学的にどのように為替レートが決定されるのか為替レート決定理論について知っていこう!
続きを読む役所の市民課窓口で使える英単語を覚えよう!
こんにちは、元公務員のトモノリです!最近外国籍の方が住民登録をしにきたり、保険の手続など色々な手続に来たりすると思います。その際、来られる外国籍の方々が、日本語が堪能であれば問題ないのですが、実際には日本語があまり得意ではないという方も多くいらっしゃいます。
そのような方の対応をする際のパターンとして、➀国際交流課の英語のできる職員に来てもらって翻訳を頼むパターン、➁日本語ができる人に電話などをつないで翻訳してもらうパターン、➂窓口対応職員がその外国人と直接やり取りをしていくパターンの3つに分類できるのですが、三つ目の状況になったときに、日本語で説明してもチンプンカンプンになってしまうということがよくあります。
僕もよく日本語が苦手な外国籍に方が来られた場合に、他の職員からの応援要請を受けることが多々ありました。完璧主義な職員は、あらかじめ全ての行政用語の英語を覚えていなければいけないと思われるかもしれませんが、日本語がまだ苦手な方を対応する際に必要な英語は、実際ある程度に限られてくるため、全てを網羅する必要は全くないです。そこで今回は、僕の市役所での業務の経験から、実際に使っていた行政用語の英訳について、市民課の業務に絞って、表現の仕方について紹介していきたいと思います!
- YesかNoで答えられる質問をしてあげるとこちらも理解できる!
- 住民票の写し・印鑑証明書交付関連で使える英語は?
- 戸籍関係の申請書で使える英語は?
- 住民異動届関連の英語は?
- 市民課で役立つ英単語リストのダウンロードはこちらから
YesかNoで答えられる質問をしてあげるとこちらも理解できる!
よく「英語が分からないから外国人対応はできない…。」という職員はよくいますが、特別な事情がない限りは、窓口対応においては業務で使う単語と、最低限の表現でも十分対応できます。
その最低限の表現とは、「~が必要ですか?」と「~ありますか?」です。窓口対応の職員の方なら分かると思いますが、窓口の基本的な流れとしては何の申請がしたいかを明確にして、その申請によって必要な書類を提示してもらうという流れになります。
そのため、上記にように「Do you need~?」と「Do you have ~?」を使えばある程度完結します。この時のポイントとして、「何が必要ですか?」と聞くこともできますが、詳しく英語で答えてくる可能性が高いので、リスニングに自信のない方はYesかNoで答えられる質問にした方が無難です。
住民票の写し・印鑑証明書交付関連で使える英語は?
では、今回の本題である市民課における各申請で使える英語を紹介していきたいと思います!まず住民票関連の英語を紹介していきます。住民票関連で発行できる証明書は主に住民票、記載事項証明書、除住民票だと思います。不在住証明書もありますが、外国籍の方で申請しに来られる方は今までないので下記の英訳では省略しています。
日本語 |
英語 |
読み方 |
住民票 |
Resident Certificate |
レジデント サーティフィケート |
記載事項証明書 |
The proof of registered items |
|
除住民票 |
Deleted Resident Certificate |
デリーティット レジデント サーティフィケート |
印鑑登録証明書 |
Seal Registration Certificate |
スィール レジストレーション サーティフィケート |
印鑑登録カード |
Seal Registration Card |
スィール レジストレーション カード |
印鑑 |
Seal/Inkan |
スィール |
実際に僕が外国籍の方を対応した中では、除住民票を取る方もいらっしゃいましたが、日本国内で異動をしている方になると結構日本語が大丈夫なケースが多いので、英語で話す場面は少ないと思います。こちらから質問して英語で話されても分からない前提でコミュニケーションをとるためには、こちらがYesかNoで答えられる質問をしてあげるといいです。
そのため、住民票の申請用紙にチェックが入っていない場合には、「Do you need a resident certificate?(住民票が必要ですか?)」と聞いてあげれば大丈夫です!また、印鑑は英語でSealですが、印鑑登録する外国籍の方であれば、そのまま日本語で「印鑑」と言ってしまっても大丈夫なことが多いです。
住民票の中身の説明に必要な英語は?
次に必要なのが、住民票の中身を説明することだと思います。本籍は外国籍のみの世帯であれば不要ですが、一応記載しておきました。
日本語 |
英語 |
読み方 |
続柄 |
Relationship |
リレーションシップ |
世帯 |
Household |
ハウスホールド |
本籍 |
Registered Domicile |
レジスタード ドミサイル |
国籍 |
Nationality |
|
個人番号 |
Individual Number(My Number) |
インディビジュアル ナンバー |
住民票コード |
Resident’s Card Code |
レジデンツ カード コード |
外国籍の方の住民票だと在留カード番号や30上の45の区分を入れるか入れないか選択できる自治体が多いですが、一つひとつ聞いていたら大変だと思います。そのため、例えば「Do you need~?」という文章を使って確認するとしたら、「Do you need any information of resident card in the certificate?(証明書内に、在留カード記載の情報は載せますか?)」と質問できると思います。在留カードを一緒に見ながら説明すると英語で対応できると思います!
本人確認をする際には?
次に、本人確認書類の提示を求める際ですが、日本語だと「本人確認書類ご提示お願いします。」など色々と表現がありますが、「Do you have ~?(~ありますか?)」で十分です。まぁ、本来なら「拝見させて頂きます」のようにCan I see~?など更に続けることができますが、Do you haveでも意味は通じると思います。また、役所に手続に来る全ての外国籍の方がパスワードと在留カードが基本的には持っているので、passportかresident card(在留カード)をDo you haveの後ろにつけて使いましょう!たまに持参しなかった場合に保険証で対応したこともあったので、一応保険証の英訳も記載しています。
日本語 |
英語 |
読み方 |
Resident Card |
レジデント カード |
|
パスポート |
Passport |
パスポート |
保険証 |
Health Insurance Card |
ヘルス インシュアランス カード |
委任状 |
Power(/Letter) of Attorney |
パワー(レター) オブ アターニー |
戸籍関係の申請書で使える英語は?
外国籍の方は日本の戸籍制度の対象にはならないため、戸籍謄本や戸籍抄本を必要とする方は多くないですが、旦那さんが日本人で代わりに取りに来られたりすることがあります。また、外国籍の方で多いのが、日本国内で子どもが生まれたということを証明するための出生の受理証明書や届出記載事項証明書を取りに来られるケートです。この辺りは英訳を覚えておくといいかもしれません!
日本語 |
英語 |
読み方 |
戸籍謄本 |
Certificate of the Family Register |
サーティフィケート オブ ザ ファミリー レジスター |
戸籍抄本 |
Certificate of Individual Records |
サーティフィケート オブ インディビジュアル レコーズ |
受理証明書 |
Certificate of Acceptance |
サーティフィケート オブ アクセプタンス |
届出記載事項証明書 |
The proof of notified items |
ザ プルーフ オブ ノゥティファイド アイテムズ |
住民異動届関連の英語は?
住民登録に来た時が、日本語がまだ苦手で英語で対応するケースが多いと思います。特に、一緒に住む人がいるのか、国民健康保険はどうするのかなど、英語で対応するのに難易度は高いかもしれません。しかし、初めて日本に来て役所に登録しに来た時は、外国籍の方にとってツテもなく一番大変な時期だと思うので、つたない英語でも対応することで日本に対する親近感がさらに湧いてくると思います。
日本語 |
英語 |
読み方 |
住民移動届 |
Moving Notification |
ムービング ノーティフィケーション |
転入 |
Moving in |
ムービング イン |
転出 |
Moving out |
ムービング アウト |
転出証明書 |
Moving out Certificate |
ムービング アウト サーティフィケート |
世帯主 |
Household Head |
ハウスホールド ヘッド |
National Health Insurance |
ナショナル ヘルス インシュアランス |
|
Social Insurance |
ソーシャル インシュアランス |
|
National Pension |
ナショナル ペンション |
|
結婚証明書 |
Marriage Certificate |
マリッジ サーティフィケート |
出生証明書 |
Birth Certificate |
バース サーティフィケート |
届出日 |
Notification Date |
ノーティフィケーション デート |
生年月日 |
Date of Birth |
デート オブ バース |
市民課で役立つ英単語リストのダウンロードはこちらから
いかがでしたでしょうか?市役所で使える英語の表現については別のページで今後紹介していきたいと思います。最後に、下記に今回紹介した英単語を一覧にしたPDFをダウンロードできるようにしておくので、実際の業務の際にぜひ使ってみてください!
[市民課窓口で使える英単語集pdf]
役所の窓口はどうして機械化が進まないの?ー元公務員が教える公務員事情
こんにちは、元市役所職員のトモノリです。世間からは公務員は目の敵にされる対象だと思います。特に異動の手続や戸籍などを取り扱う市民課や、保険課や年金課、市民税課など住民との直接のやり取りを行う窓口は、職員が多く配置されておりコストがかかる一方で、混雑することも多いため機械化しろという声をよく聞きます。
僕も以前いた部署では、住民の方が一日300~400人の住民が手続に来るにも関わらず、ある住民の方に「職員は1人で後は機械化すれば十分だろ!!」とご指摘を受けました。
確かに個人的には、現状の職員配置だと住民対応でのストレスや、時間のロスによって、住民のために業務を行おうとするモチベーションの維持ができなくなってしまったり、クリエイティブな業務ができずルーティンワークだけになってしまうという問題点があるので、機械化できれば機械化して、住民と職員との接点を極力減らすのも一つの施策としてありなのではと思います。
しかし現実には、機械化が進まない理由があります。そこで今回は、役所における窓口業務の機械化が進まない理由をお伝えしていきたいと思います。特に3つ目4つ目の理由は、公務員の立場じゃないと分からない、かつ皆さんに知ってもらいたい部分なので、見ていただけると幸いです。
コスト面の問題
まず一つ目に考えられるのが、コスト(費用対効果)の問題です。数年前にマイナンバー制度が開始しましたが、マイナンバー制度に付随してマイナンバー(個人番号)カードというものが導入されたのを聞いたことはあるかと思います。例えばマイナンバーカードを使って全国どこのコンビニで住民票や戸籍関係の書類をとることができますが(機能を付帯した場合)、自治体が戸籍関係の書類をとれるようにサービスを拡充する場合、自治体にもよるかもしれませんが、5,000万円程度かかったりします。
また、自治体の多くは印鑑登録をする際印鑑登録カードを住民に渡していますが、自治体によっては印鑑登録証明書が発行できる機械を役所内に置いていたりすることがあります。僕が働いていた自治体にはその機械はなかったのでコストはどのくらいだかは分かりませんが、その機械を導入していたけど、サービスを終了した自治体があるというのを聞いたことがあります。推測ですが、マイナンバーカードで印鑑証明書がとれるようになったからという理由と、コストに対して効果が見合っていない(つまり、多くの住民が結局窓口に撮りに来てしまう)という理由があると思います。
もちろん、いくらコストがかかるからと言っても、効果がコストに見合っていれば行政的には問題ないのですが、費用対効果自体も問題があるので、なかなか実施できないという部分があると思います。
機械化に対応できない住民
二つ目が、機械化に対応できない住民の方が一定数少なからず存在するため、機械化が行えないという理由です。「機械化しろ!」と言ってくる人がいるのは事実です。しかし他方で、「マイナンバーカードを使ってコンビニで取るのは、危ない感じがするから職員さんから書類を受け取りたい」と言う住民の方や、「機械は使い方分からないから職員さんとのやり取りで手続したい」「手続に関して分からないことがあるから職員さんと対面で手続を進めたい」という方がたくさんいらっしゃいます。
もちろん、「機械化しろ!」も住民の声ですが、「機械化より直接対面で手続したい」というのも住民の声です。どちらも貴重な意見ですが、全ての住民が窓口に来れば事足りるので、機械化しなくとも現状維持のままで問題はないですが、機械化すると機械が使えない人もいて行政サービスが受けられない人が出てくるので、なかなかより多くの部分を機械化するというのは現状難しくなってしまっています。
法令の解釈適用の難しさ
一つ目、二つ目の理由は何となく役所の職員でなくとも分かるんじゃないかと思いますが、三つ目の理由は住民からは見えにくい、しかも機械化を難しくしている一番の問題だと思います。その最大の理由というのが、各住民のニーズや現状に合わせて、法令を解釈して手続ができるかできないかの線引きをするのが機械では困難であるという理由です。
証明書の発行にしても、行政手続にしても、誰が手続を行えて、必要書類は何かなど厳密に定められています。役所の職員は申請をただ受理するだけだと多くの方は勘違いしているのですが、実際には申請者の情報を引き出して法規に照らして要件をチェックします。例えば、委任状の有無であったり、手続人の死亡や病気により、代理人が来ざるを得ない場合があると思いますが、そのような情報は対面で職員が聞いて、関係機関に確認等をとらないと噓をついていないか等機械では分からないことがたくさんあります。
一見要件としては手続できなそうな人(例えば、任意代理人は表面上は赤の他人)でも、例外的に手続できる場合など機械の画一的な判断だけでは難しい部分があるため、機械化できないという事情があります。
任意代理人の他によくあるのが、不動産関係の書類(評価証明書など)の申請です。基本的には不動産所有者が申請可能ですが、登記簿謄本に所有者が記載される時期の関係で、基準日時点(1月1日)の所有者と、現在の所有者が異なる場合があり、データベースの反映もできていないことがあります。そういったときに、機械のみだと申請が受理されないというケースがあるので、なかなか機械化できないという課題があります。
僕は役所を退職した身分なので、公務員寄りの立場に立つ必要はないのですが、あえて公務員を擁護すると、要件に関して判断することが難しいため、行政手続の時間がかかってしまうことがよくあります。よく職員たちを見るとゆっくりと仕事をしているように見えますが、個人情報を扱うため、万が一間違えたら訴訟にもなりかねないので万全を期して落ち着いて状態で手続を行っています。住民の方が怒ったりすると逆にミスにもつながりかねず、再度来庁しなければならないということもあるので、なかなか手続が終わらないとイライラすると思いますが、寛容になってあげてください!
犯罪の防止・抑止
最後の理由は、窓口で直接手続を行ってもらうことで犯罪の防止・抑止になるという理由です。「手続や証明書の発行なんて、自動販売機のようにボタン一つでできるようにすればいいだけじゃないか!」と反論する方もいらっしゃるかもしれませんが、職員が取り扱っているのは、住民の個人情報なので、間違って別の人に公開することのないように厳密に扱う必要があります。
ボタン一つで簡単に手続ができるようになってしまうと、別人がなりすまして手続を行う可能性があり、さらには職員が対面で本人確認等できないため、誰がなりすましたかわからなくなってしまうという事態が起こりえます。
直接窓口で手続を行いに来てもらえれば、どのような人が来庁したのか、また本人確認を通じて本人なのかどうか職員の目で識別できます(もちろん、個々の職員が対応するので主観的になってしまうこともありますが)。それこそ監視カメラや指紋認証を導入するのはどうかという方もいるとは思いますが、コストの面はもちろんのこと、個人のプライバシーにそこまで踏み込むことは問題がある場合があるので、実現しにくいという現実はあります。
ちなみに、役所で手続を行う時に、よく書類をいちいち書く時、めんどくさいなぁと思うことはありませんか?僕はよくあります(笑)。ただ、あのような申請書類も保存期間を定めてしっかりと保管しています。もし本人になりすまして申請に来ると、犯罪目的であれば警察から照会がかかり、申請書類の指紋採取や筆跡鑑定などもあります。俺は悪いことをしているわけじゃないんだから書く必要ないだろという方もいるのですが、職員が「(あなたは犯罪人っぽい風貌だから)申請書書いてください」と選別していたらそれこそ問題ですよね。
少し横道にそれましたが、機械で簡単に手続ができない理由が、このように犯罪の防止・抑止という部分にもあるのです。
最後に
いかがでしたでしょうか。もっと複合的に様々な事情が重なっていて、役所で機械化が進まないという部分はありますが、主なポイントを実際に働いていた職員の視点から並べてみました。
当サイトのメインターゲットは公務員試験を受ける受験生だと思うので、これから入庁する方たちには、このような現状がある上で、どうすればより住民のために行政サービスをよくできるか考えてもらえると、役所の仕事も楽しくできると思います。ぜひ問題意識を持って仕事をしてもらえればと思います!