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英語の読解力向上のために『7つのつなぎ言葉』を覚えよう―これだけ覚える公務員試験英語勉強法

 

はじめに

以前、公務員試験英語は4つのことを意識して勉強しよう!―これだけ覚える公務員試験英語勉強法という記事で、英文の読解力向上のために意識したいこととして『英語の文構造』、『7つのつなぎ言葉(Transition words/phrases)』、『9つの修飾ルール』、『語彙力』の4つあるということを話しました。

 

高校で学んだような文法を全て学び直すとなると膨大な時間がかかってしまいます。また、高校で学んだ文法も全て必要と言うわけではなく、あまり出てこない文法も多いです。そのため、上記の4つをしっかり理解しておくことで文章を俯瞰的に見ることが出来るようになります。

 

そこで今回は4つのうちの1つである『7つのつなぎ言葉(Transition words/phrases)』について話していきたいと思います!

 

 

『つなぎ言葉』とは?

『つなぎ言葉』とは、4つのことを意識して勉強しよう!―これだけ覚える公務員試験英語勉強法でも書いたように、andやbutのような単語や句を繋げる言葉のことで、つなぎ言葉はその前後の論理構造を明確にしてくれる働きがあります。英語ではTransition words/phrases(トランジションワーズ/フレーズ)と呼ばれており、以下のように多くの英語のサイトでも重要なワード、フレーズとしてまとめられています。

www.smart-words.org

 

ただ、全て覚えるのは難しいので公務員試験の対策としてまずしっかりと覚えておきたいのは以下の『7つのグループのつなぎ言葉』です。

f:id:bestkateikyoushi:20170514112358j:plain

図1; 7つのグループのつなぎ言葉

 

 

『つなぎ言葉』はなぜ読解力向上のために重要なのか?

ではなぜ『つなぎ言葉』が必要なのか?それは、意味の取れない語句や文章があったとしても『つなぎ言葉』の意味を理解しておくことで、文章の意味を推測することが出来るようになるということです。

図2;つなぎ言葉とは?

語彙力を高めて完璧にすることはもちろん重要なのですが、それでも試験本番でど忘れしてしまうことや、単語帳にも載っていないような難解な語句が出てきたりすることもあります。僕も以前はそうだったのですが、一つでも語句が分からなくなると、そこで止まってしまってそのあとの文章の意味が全く取れなくなってしまうことがありました。そうなると、時間との勝負でもある公務員試験ではかなり勿体無いことになってしまいます。しかし、つなぎ言葉を理解しておくことで、分からない語句があったとしても、「このつなぎ言葉が前後にあるから、ここの意味はこうなるな。」とある程度推測できるようになります。

 

 

『7つのつなぎ言葉』を理解する

それでは、具体的にそれぞれ7つのグループのつなぎ言葉について話していきたいと思います。各グループに属する一つ一つのつなぎ言葉を出来る限り丁寧解説していけるのがベストだと思いますが、膨大な量なので今回は各グループの中でも代表的なつなぎ言葉の解説と、代表的なつなぎ言葉を列記していきたいと思います。

 

逆接サイン

逆接サイン」とは、「逆接サイン」のつなぎ言葉の前後で、意味が逆になるということを示すサインです。代表的なつなぎ言葉としてはbut(しかし)やdespite(にも関わらず)、although(だけれども)などがあります。つなぎ言葉の前後で逆の意味になるため、前後片方の意味が分からなくとも、もう片方の意味が取れれば意味が推測できるようになります。

 

A but B

AしかしB

A, yet B

AしかしB

although A, B

Aだけれども、B

A. However B

A、しかしB

A. Nevertheless B

Aにもかかわらず、B

despite A, B

Aにもかかわらず、B

in spite of A, B

Aにもかかわらず、B

even if[/though] A, B

たとえAだとしてもB

A. Instead B

A、それどころかB

A on the contrary B

A、それどころかB

A still B

A、それでも[それにもかかわらず]B

A all the same B

AにもかかわらずやはりB

 

また、問題を解く上での「逆接サイン」はとても有効です。文章の中で「逆接サイン」の後ろの部分は筆者が「言いたいこと」になってきます。例えば日本語でも、「私たちは貧しかったが、それでも幸せだった。」と言う時には貧しいことを強調したいわけではなく、幸せだということを強調したいという意図が見えてきます。

 

このように、「逆接サイン」の後ろの部分は筆者の「言いたいこと」になることが多いため、問題を解くうえで重要なキーになってくることが多いです。

 

 

具体例サイン

2つ目の「具体例サイン」とは、「具体例サイン」の前後で抽象的な事柄について具体例を挙げることで分かり易くすることを示すサインです。例えばfor example(例えば)やlike(~のような)など具体例を挙げることを明らかにするサインです。

 

A for example B

AたとえばB

A for instance B

AたとえばB

A e.g. B

AたとえばB

A such as B

A たとえばB/BのようなA

A like B

BのようなA

A say B

AたとえばB

 

「具体例サイン」も文章を読み解くうえで重要なサインになってきます。一般的には、抽象的な事柄より具体的な事柄の方が理解しやすいと思います。具体例サインの前後で抽象的な事柄の意味が分からなくとも、具体例を理解することで筆者が何を伝えたいのかを理解することが出来るようになります。

 

言い換えサイン

3つ目の「言い換えサイン」とは、抽象的な事柄を分かり易く言い換えると伝えるためのサインです。例えばin other words(言い換えると)や、namely(すなわち)などのつなぎ言葉が「言い換えサイン」としてあります。

 

A,B

AつまりB

A ― B

AつまりB

A that is B

AつまりB

A in other words B

A言い換えるとB

A : B

AつまりB

A that is to say B

AすなわちB

A namely B

AすなわちB

 

「言い換えサイン」は僕が特に重宝しているサインで、なぜかというと、「言い換えサイン」の前後は分かり易く言い換えているだけで同じ意図のことを言っているため、片方を見る手間を省くことが出来るからです。例えば、以下のように

 

the mind uses two separate cognitive systems—one for quick, intuitive decisions and another that makes slower, more reasoned choices. These can conflict, which is ~

「~2つの認知システム―つまり、一つは素早い直感的な決定のためのシステム、もう一つはゆっくりと深く考えた決定を行うシステム。~~」

 

今回の例文では「A-B」(AつまりB)というつなぎ言葉が用いられています。このような文章が本文中にあるとした場合、問題を解くうえで重要ではなければ、僕の場合は「A-B」のBの部分は読まないで飛ばしたりします。また、Aの抽象的な部分があまり分からない場合は「A-B」のBの部分を読んでAで何を言っているのかを推測します。

 

追加サイン

4つ目の「追加サイン」とは、同じような事柄を追加することを示すサインです。例えば、also(~もまた)や、besides(さらに)などのつなぎ言葉があります。

 

A. also B

A。Bもまた

besides ~

さらに~

moreover ~

さらに~

in addition ~

さらに~

in addition to A

Aに加えて

not only A but also B

AだけでなくBも

B as well as A

AだけでなくBも

A further more B

AさらにB

A what is more B

Aその上B

 

追加サインもその前後の片方の意味がとれなくとも、もう片方の意味が分かれば、同じような意味が来ているのかということが分かるようになります。

 

原因結果サイン

5つ目の「原因結果サイン」とは、つなぎ言葉の前後で原因と結果を示す事柄があるということを示すサインです。代表的なものとしてはbecause(例えば)や、lead to(によって~ということとなる)と言ったものがあります。

 

A mean B

AによってBということになる

A lead to B

AによってBということになる

A cause B

AによってBということになる

because A B

AだからB

since

AだからB

as

AだからB

because of A, B

AのためにB

on account of A, B

AのためにB

thanks to A, B

AのおかげでB

B, for A

B、というのはA

due to A, B

AのためにB

owing to A, B

AのためにB

A. as a result B

A、その結果B

A. therefore A

A、それゆえにB

A bring about B

AによってBということになる

A result in B

AによってBということになる

B result from A

BはAから生じる

A. That is why B

A、そういうわけでB

B. That is because B

B、それはなぜならA

~, so that ‥

~、その結果‥

so ~ that ‥

とても~なので‥

such ~ that ‥

とても~なので‥

 

「原因結果サイン」のつなぎ言葉の前後も問題を解くうえで重要なポイントとなることが多いので、このサインが出てきた部分は注目してみるといいです。

 

対比サイン

6つ目の「対比サイン」は前後で2つの事柄が対比されていることを示すサインです。「逆接サイン」と似ていますが、あまり違いは気にする必要はないとは思います。「対比サイン」の代表例としては、while(だが一方で)やon the other hand(他方で)などがあります。

 

while A, B/A while B

Aだが一方でB

A on the other hand B

A他方でB

A whereas B/where as A, B

Aだが一方でB

A in[by] contrast B

A、対照的にB

in contrast with[to] A, B

Aと比べてB

 

列挙サイン

最後の「列挙サイン」とは、同じような事柄を列挙していることを示すつなぎ言葉です。例えば、first,secondなどがあります。

 

[1つ目]

first

一つ目に

firstly

一つ目に

in the first place

一つ目に

first of all

一つ目に

to begin with

一つ目に

[2つ目]

second

二つ目に

secondly

二つ目に

in the second place

二つ目に

then

二つ目に

[3つ目]

third

三つ目に

thirdly

三つ目に

in the third place

三つ目に

[最後]

finally

最後に

lastly

最後に

 

「列挙サイン」は文章の中でどこからどこまでが同列の事柄かを明らかにするつなぎ言葉のため、長い文章になればなるほど有効です。

 

 Sykes and Matza outlined five common neutralising excuses. First, there is denial of responsibility, in which the actor was forced by circumstances (“I couldn’t stop my bike at the red light, it was icy”). Second comes denial of injury (“no one was hurt”). Third, denial of the victim (“they deserved it”). Fourth is “condemnation of the condemners”: those who condemn the lawbreaking act are accused of themselves being corrupt or selfish (“well, the music industry would say that, wouldn’t they?”). Fifth, and finally, you appeal to higher values than those embodied in the law—“music should be free to all.” But are such excuses ever philosophically sound? (Prospect Magazineより引用)

 

例えば、上記の文章は長くて一見分かりにくいですが、列挙サインに目印をつけることでどこからどこまでが列挙されている事柄で同じような事柄が話されているのか、次の話題に行くのがどこからなのかが明確になり、文章を読みやすくなります。

 

 

どの様に勉強するの?

つなぎ言葉だけを題材とした参考書などもないため、公務員試験対策用に過去問や参考書を使って、つなぎ言葉を意識しながら問題を解いていくといいと思います。

つなぎ言葉演習対策用参考書

英語を速読できる人はどう読んでいるのか?―これだけ覚える公務員試験英語勉強法

 

スラスラと文章を読める人はどう読んでる?

以前、公務員試験英語は4つのことを意識して勉強しよう!―これだけ覚える公務員試験英語勉強法という記事で、英語が苦手な受験生がまず取り組むべきポイントとして『英語の文構造』、『7つのつなぎ言葉(Transition words/phrases)』、『9つの修飾ルール』、『語彙力』の4つの項目を挙げました。(まだ読んでいない方はこちらの記事も見ていただけるとさらに理解しやすくなると思います!)

 

これまで中学校や高校で膨大な量の英文法を学んできたと思います。しかし、覚える英文法の量が多すぎて、実際に文章読解を行う際にどうすればよいのかわからないということがあったと思います。しかし実際に長文読解を行う上で特に重要なのは、上記の4つのポイントだけです。

 

では実際に上記の4つのポイントを使って、英文をスラスラ読める人はどのように英文を読んでいるのか?比較対象が少なくて申し訳ないのですが、具体例として僕の普段の英文の読み方の手順を下記に整理してみました!

図1;英語をスラスラ読める人の思考回路

ちなみに自分は元々高校時代までは英語が苦手で、土台も固まっていない状態でした。それでも大学の受験勉強でこれらの方法を学んで、音読を繰り返したことでスラスラと読めるようになりました。実際、自分が受験した大学の一つに早稲田の政治経済学部がありましたが、当時は90分間のテストを60分で全て終えてしまって自分でもびっくりした記憶があります。

 

僕の場合始めに見るポイントとしては、一文の中でどれが動詞になるかということです。動詞は基本的に全ての文章に少なくとも1個はあるため、さらに他の品詞(例えば名詞や形容詞)などとは異なり、そう数が多くないため、語彙力がそれなりにあればすぐに見つけられるようになります。この際、『9つの修飾ルール』を用いると、どれが動詞になるのかという判断することが出来るようになります。

 

動詞が分かったら次に見るポイントとしては、主語となる名詞を見つけるということです。主語も動詞同様、基本的に1文に1個はあり、かつ動詞の前にくるため見つけやすいです。この時も『9つの修飾ルール』を用いておくと主語となる名詞に対して修飾語として何が掛かっているのかを俯瞰することが出来ます。

 

その次に見るポイントは、動詞より後の文構造を明らかにするということです。動詞より後は、この後話す基本5文型のどれかに分類されるので、5文型の判別の仕方に沿って明らかにします。

 

そして最後は、『9つの修飾ルール』と、前置詞や副詞などの語句に注意しながら全体を訳していきます。より完璧に訳せるようになりたいという場合は高校時代に学習した細かい文法など覚えていかなければいけなくなってしまいますが、文章中に出てくる文法は大体決まっており、『9つの修飾ルール』をしっかり覚えていればかなり対応できます。さらに次の一文で難しい文法や語句が出てきた場合にも、『7つのつなぎ言葉(Transition words/phrases)』を理解出来ていると意味をある程度推測できるようになり、スラスラと読むことが出来るようになります。

 

 

『英語の文構造』とは?

『英語の基本5文型』とは、図2のような英文の語順のルールのことです。1,スラスラ文章を読める人はどう読んでいるの?でも少し触れましたが、基本5文型に形容詞や副詞、前置詞などの修飾語や、『7つのつなぎ言葉(Transition words/phrases)』、『9つの修飾ルール』といった修飾ルールをくっつけることで英語の一文が出来上がっています。

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図2;英語の基本5文型

図2の基本5文型を理解しておくことで、どの部分が修飾語句なのかがしっかりと理解できるようになります。もちろん完全には理解してなくても何となくでも訳すことが出来ることも多いと思いますが、基本5文型を全くわからない状態だと、修飾ルールは理解していても一文全体を上手く訳すことが出来なくなってしまします。

図3;基本5文型詳細

基本5文型は上記の5つとなります。特に、補語は文章中に「S=C」、「O=C」と他の品詞と意味がイコールになるので、(例えば、she is beautiful「彼女=美しい」のように)他の文型と区別しやすいと思います。

 

 

どの様に勉強するのか?

基本5文型だけを対策する参考書はなく、さらに基本5文型だけを学ぶために大学受験の文法対策の本を買うのはもったいないので、実際に公務員試験の過去問の長文を使いながら基本5文型も学んでいくといいと思います。

 

対策参考書

公務員試験 速攻の英語 2020年度

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公務員試験 英語 頻出英単熟語
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速攻の英語シリーズは公務員試験でよく出るテーマの文章がよく出るので、公務員試験で出る語句の対策が出来るのですが、例文も多くあるため、それらの例文で語句を覚えていくのと同時に一文一文がどんな五文型かを自分で考えながら文章を読んでいくと理解できるようになります。

 

また、語彙も同時に別の参考書を使って覚えていくと、英語を読むのが楽しくなってくると思います!

公務員試験英語は4つのことを意識して勉強しよう!―これだけ覚える公務員試験英語勉強法

 

 

公務員試験の英語は確実に点数を取るべき!

 こんにちは。この記事を見て下さった方々は『英語はあまり得意じゃない(忘れてしまった)けど、公務員試験の英語はどう勉強すればよいのか』という方や、『英語はすごく苦手で捨てるか(=勉強しないか)どうか迷っている...。』という方や、『英語の対策も行おう!ただ、公務員試験の英語の参考書はほとんど文章読解問題しかなく、基礎の文法を理解できてないのに、どうしよう...。』という方々が多いと思います。

 

自治体によっても異なりますが、公務員試験の教養試験の場合40問中2~4問しか英語は出題されないため、勉強しないで当日は英語は捨てるという方もいると思います。ただ、英語を捨てるのは勿体無いと思います。というのは、筆記試験は大体6割くらい40問中24問取れれば通過できるのですが、そのうちの半分近くが数的処理でこれを満点とるのは難しく、さらにその他日本史や世界史、地理など社会・人文科学系と自然科学系をすべて正解しようとすると、細かい知識まで覚えて試験に臨まなくてはならず、かなり負担になってしまうからです。特に文系の人が自然科学で高得点を取ろうとしたり、理解の人が社会・人文科学で高得点を取ろうとすると必然的に暗記しなければならない量も多くなります。それならばまだ少し馴染みのある英語で高得点を目指すほうが効率がいいです。

 

 

公務員試験英語で点数を取るためには何を理解するべきなの?

では実際にどの様な勉強法がいいのかですが、その前に公務員試験の英語で点数を取るためには何が必要か?公務員試験の英語の勉強法について書かれている多くのサイトでは。『文法力』、『語彙力』、『読解力』の3点で、実際にほかの方のブログなどで見たことがあると思います。

 

僕もその3つが英文読解に必要だと思います。しかし、『文法』など中学高校時代に学習したことをまた一つ一つ復習していくのは大変ですよね。それに高校時代に学習した文法などはあまり公務員試験では問われないので必要ないと思います。

 

それでは、英文読解で高得点をとるために具体的にどの部分を勉強べきか?それが、

 

上記の4つです。これら4つを重点的に勉強することで、長い文章でもスムーズに読み進めることが出来るようになり、さらには実際に問題を解く際にも役立ちます!詳細については長くなってしまうので、別の記事で話しますが、今回は簡単に『英語の文構造』、『8つのつなぎ言葉(Transition words/phrases)』、『9つの修飾ルール』、『語彙』とはどういうことか?と、勉強法について話していきます!

 

 

公務員試験英語で必要な4つのこと

『英語の文構造』とは?

まずはじめに理解するべき知識が英文の5つの文構造です。これは中学や高校の英語の時間に勉強したことがあると思います。5文型と呼ばれますが、当時はなんでこんなことを勉強するのかと思うことが多かったのではと思います。

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図1;英語の基本5文型

僕もなんでこんなことを勉強する必要があるのかと当時は思っていましたが、長文読解で一文が長くなればなるほど、どこから訳せばすっきりと意味が通るのかわからなくなってしまいます。しかし、基本5文型を理解して、さらにこれから話すつなぎ言葉や修飾ルールを理解しておくと長い一文の中で何が主語で何が動詞なのか瞬時に分かるようになります。そうすると、高校時代に勉強した細かい文法は覚えていなくてもしっかりと文章読解を行うことができるようになります。詳しくは以下の記事で紹介しているので確認してみてください!

bestkateikyoshi.hatenablog.com

 

『7つのつなぎ言葉』とは?

つなぎ言葉(Transition words/phrases)とは、andやbutのような単語や句を繋げる言葉のことです。つなぎ言葉はその前後の論理構造を明確にしてくれる働きがあります。そのため、つなぎ言葉の前後どちらかの単語や表現が分からない場合でも、論理構造を理解出来ていれば推測することが出来るようになります。

図2;『つなぎ言葉(Transition words/phrases)』

代表的なつなぎ言葉の分類としては7つあって、詳しくは別の記事で説明していくので、時間があるときに確認してみて下さい。

bestkateikyoshi.hatenablog.com

 

 『9つの修飾ルール』とは?

修飾語とは、例えば「beautiful woman」の「beautiful」や「really delicious」の「really」のように、「woman」や「delicious」のような語句を詳しく説明するための言葉です。修飾語としては形容詞や副詞などが使われますが、さらに英語では『9つの修飾ルール』を覚えておくと、『英語の基本5文型』を判別しやすくなり、日本語に訳すときもスムーズに訳すことが出来るようになります。

図3;『9つの修飾ルール』

『9つの修飾ルール』はしっかりと勉強しておくと、英文を読む時に本当に役立つので、詳しくは別の記事で説明していくので、時間があるときに確認してみて下さい。

bestkateikyoshi.hatenablog.com

 

 どの様に『語彙力』をつけるか?

ここまでの『9つの修飾ルール』などは文章読解のための文法事項でしたが、それだけでは点数を確実に取ることはできません。暗記するのは大変ですが語彙力を高める必要があります。

 

大学受験のために使っていた単語帳などがあればそれを使えば良いと思いますが、基本的な単語を整理するために活用できる大学受験時代に活用した単語帳1冊と、公務員試験対策用の単語帳1冊の計2冊準備しておくと良いと思います。

 

  • 基本的な単語を整理するために活用できる単語帳
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  • 公務員試験対策用の単語帳基本的な単語を整理するために活用できる単語帳
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公務員試験対策用の英語の参考書は多くないですが、速攻の英語シリーズでは、公務員試験で頻出の専門用語の単語などが整理されているので、読解演習を行う際にオススメです!

 

 

公務員試験英語の勉強法は?

最後に勉強法についてですが、はじめに『英語の文構造』、『7つのつなぎ言葉』、『9つの修飾ルール』を理解できるようにしてみてください。また同時に、『語彙力』もつけるために大学受験のために活用した単語帳を通学通勤時間に読みながら何周もしてみてください。

 

その後、下記のような過去問を使って読解演習を行ってみてください。その際に、『英語の文構造』、『7つのつなぎ言葉』、『9つの修飾ルール』についてまとめた資料を今後添付するので、それを確認しながら自分で扱えるようにしてみてください!

ポイントは、今回話した『英語の文構造』、『8つのつなぎ言葉』、『9つの修飾ルール』、『語彙』の4つの知識をつけながら読解演習を行うことです!ぜひ頑張ってみてください!

ヘクシャー=オリーン・モデルとは?-公務員試験ミクロ経済学

先輩、こんにちは!今質問してもいいですか?

こんにちは、カズ。大丈夫だよ~、どんな質問?

ありがとうございます。実は、昨日のミクロ経済学の授業で、「ヘクシャー=オリーン・モデル」というものがでて、先週の授業でやった「リカード・モデル」と違いが分かりません…。何が違うんですか?

>「リカード・モデル」というのは、2か国間の貿易において、「生産技術の違い」が比較優位を決めて、2つ財があるとしたら、各国比較優位を持つ財に特化して生産して、比較優位を持たない財は輸入によって需要を満たすという話だったけど、「ヘクシャー=オリーン・モデル」はいくつか「リカード・モデル」との違いがあるよ。公務員試験でも時々出てくるからしっかり違いを理解できるようにしよう!

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リカード・モデルと比較優位とは?-公務員試験ミクロ経済学

先輩、こんにちは!ちょっと質問があるのですがいいですか?

こんにちは、カズ。大丈夫だよ、どうしたの?

はい、最近よく報道番組やニュースで保護貿易じゃなくて自由貿易にするべきって言ってますけど、もし自由に貿易をしたらアメリカみたいな高品質で安価にできる工業も農業も強いような国が全ての財を輸出してしまって他の国の産業は弱まってしまうんじゃないですか?

いいところに気が付くね。確かに工業も農業も強いアメリカのような国って輸出量が多い国になるとは思うんだけど、実際は日本や中国、他の多くの国がアメリカに輸出を行っていて、一つの国だけが輸出しているというわけではないよね。

そうですよね。どうしてですか?

うん、それは経済学で出てくる「リカード・モデル」や「ヘクシャー=オリーン・モデル」というモノを勉強すると理解できるようになるよ。公務員試験でもよく出題されるから、今日はまず「リカード・モデル」についてしっかりとマスターできるようにしよう!

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国際ミクロ経済-自由貿易と保護貿易の違いは?-公務員試験ミクロ経済学

先輩、こんにちは!今日のニュース見ましたか?アメリカの大統領が日本の自動車にもっと関税をかけようって話をしていて、日本企業も混乱しているみたいですね。

こんにちは、カズ。そうだね。最近はイギリスもEU離脱を決めて、少し前までは自由貿易の風潮が高まっていたのに、最近になってまた自国優先の保護貿易主義的になってきているね。

そうですね。でも、自由貿易保護貿易ってそもそも何なのですか?それにどう違ってどちらの方が好ましいのですか?なんかよく分からないです...。

ミクロ経済学では、「国際ミクロ経済学」という範囲で、「自由貿易」と「保護貿易」を学ぶんだけど、公務員試験でも出題されるから今日はしっかり理解できるようにしよう!

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情報の非対称性-「逆選択」「モラルハザード」とは?-公務員試験ミクロ経済学

こんにちは、カズ。あれ、どうしたの?なんかイライラしている感じだね。

あ、こんにちは、先輩。聞いてくださいよ!この間電気屋さんで「最安値」って書いてあるPCを買ったんですけど、買った直後にネットサーフィンしていたら、たまたま同じPCを見つけて、もっと安くなってました。

そうだったんだ、たぶん近隣では最安値だったのかもしれないけど、事前にもっと知ってればネット通販で買ったりとか出来たのになんか勿体無い気分になるよね。

そうですよね。なんかお店の人に騙された気分です。まぁしょうがないと思うしかないんですけど。

そうだね、今回は社会勉強だったと思うしかないね。基本的には売り手と買い手だったら売り手の方が商品について詳しいから、今回のカズに起こったケースって結構起こり得るよね。こういったような売り手と買い手の商品に対する知識量(=情報量)が異なることを経済学では「情報の非対称性」と言うよ。

「情報の非対称性」ですか?なんだか難しそうな言葉ですね…。

そうそう、でも公務員試験でも時々出てくるからしっかりとマスターできるようにしよう!

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