集団討論の評価ポイントを知ろう!-地方公務員集団討論対策
公務員試験における集団討論とは?
こんにちは!今回から公務員試験で自治体によっては課されることのある集団討論について話していきたいと思います。集団討論とは、漢字にすると難しい感じがしますが、分かりやすく言うとグループワークのことを言い、グループで協力して課題に対する答えをまとめる作業のことです。例えば僕が受けた自治体の場合、「住民に求められる行政サービスとは?」という課題が課されました。
この集団討論ですが、集団討論を課す自治体も多いのですが、1次から最終試験まで全ての試験を通じて、集団討論がないという自治体もあります。結構ない自治体も多いので事前に要綱や情報を探しておくことも必要ですが、もし第一志望の自治体で課される場合は中々練習することができないかもしれません。そのような時には友人同士で練習するということも一つの手ですが、民間企業では2次試験など早い段階でよく課されるので、試し受験してみるのも手かもしれません。
記事のポイント
集団討論でははじめに役割分担を行うことが多い!
グループワークを円滑に進めていくためには役割分担を明確にすることが必要です。役割分担をある程度明確にしないで議論を始めてしまうと、グループで協力してやることが出来ないのかとメンバー全員がマイナス評価にされかねません。色々な役割があるとは思いますが、今回は議論のはじめによく決める役割についてまとめました。簡単にどのような役割があって、どのような役割なのかを説明するだけなのですが、今後それぞれの役割の立ち回り方などについて話していきたいと思います!
[集団討論での役割分
⑴リーダー
・グループの議論を活性化させる
・議論を方向付ける
・最終的に意見を収束させる
⑵タイムキーパー
・時間内に議論をまとめるために時間管理をする
・適切な時間配分を提案/柔軟に時間配分を管理する
⑶書記
・議論の内容を整理する
・途中までの議論を共有する
・議論が横道にそれていたら修正する
⑷それ以外(役職ナシ)
役職を明確にするということは誰かが役割を任される一方で何も役割がないメンバーがいると思います。この人たちは不利になってしまうかといえば、少し難しいところです。何を言いたいかというと、役割をやったから点数が上がるというわけではなく、役割をうまくこなしたら点数が上がるということです。逆に、例えばリーダーなどをやってうまくいかなければ役職のないメンバーよりも低い評価になってしまうので自分や周りの適性も考慮して役職に立候補する必要があります。
評価の軸は大きく3つある!
それでは、集団討論はどのように評価されるかですが、大きく3点の軸があるようで、自治体によってはフレームワークのちょっとした違いはあるようですが、大まかな枠組みは3点でどこも同じようです。
[集団討論の3つの軸]
⑴論理性
・適切な論点の提供
・明確で筋道の通った意見か
⑵社会性
・周囲のメンバーと力を合わせているか
・集団の中でも自分の役割を心得ているか
・社会に適合する考えをもっているか
⑶指導性
・意見を調整し、まとめる能力はあるか
・集団を引っ張っていく力はあるか
・全体を俯瞰出来ているか
また、発言回数や内容もある程度チェックされるようです。ただし、的確なことを言っているのかどうか、メンバーと協力して専制的に自分の意見だけを話していないかということに気を付ければいいと思うので、基本的には上記の3つの軸が中心になってきます。
専門的なことは言わなくて大丈夫
集団討論のテーマは?という記事で話す予定ですが、子育て関連から協働、公務員としての心構えなど多種多様なトピックが出てくる可能性があります。もちろん、各トピックに対してある程度の知識はあった方がいいですが、専門的なことが分からなくてもマイナス評価になることはないのであらゆるトピックに対して答えを準備しておく必要はないと思います。
協力して課題に取り組めるかが一番大事!
集団討論の一番の目的は、専門的な知識の量を測るというものではなく、どれだけ他のメンバーと協力して答えを出していけるかという部分です。そのため、アイデアについては奇抜過ぎないアイデアを発表するくらいにして、どうやって合意形成を図るために提案をしていくのかを考えていくことがより重要になってきます。ぜひ参考にしてみてください!