公務員を辞めたいという人へー退職前に何をするべきか
こんにちは!本記事を見てくださっているということは、退職を考えている方も多いのではないのでしょうか?僕も公務員という安定した立場から、海外で仕事をし始めた立場なので、安定を選択するか、新たなことに挑戦するか、どちらか悩んでいる方も多いと思います。
僕も退職したばかりなので、10年、20年後後悔するのか、それとも良かったと思えるのかはまだ分かりません。でも、今のところ、給料など福利厚生は公務員時代ほど充実していないですが、やりたいことは出来ているし退職して良かったと思っています。
ただ、だからといって、闇雲に退職を勧めるというものではありません。そこで今回は、退職の決断に伴って考えるべき3点のことについて、僕の経験をもとに話していければと思います!
退職後のビジョンを明確にする
一つ目に、退職してから、自分はどうなりたいのかを考えるということです。よく退職の理由で、職場で合わない人がいるとか、住民のクレーム処理が多くてきついから辞めたいという話を聞きます。確かに、同じ立場だった身として、例えばクレームなどは気持ちがよく分かります…。しかも、役所で働いていない人に相談しても、「どうせ公務員って気楽な仕事でしょ?」と言われたりして、悩みを共有できないのはすごく分かります。
ただ、退職後どうしますか?結局、生活のために収入を得ていかなければならない中で、退職後民間企業なりアルバイトなり仕事をすると思います。しかし、どの仕事も苦労はあります。単純に今の仕事が面倒で怠けたいというだけであれば、人事評価を低く維持して楽な部署に配置されるよう適当に仕事をすればいいと思いますし、(公務員けしからんと言われそうですが)実際できると思います。
でも、退職後どうしたいかというビジョンが明確になっていないと、後で絶対後悔します。だからこそ、退職後のビジョンを明確にすることが一番重要です。
では、そもそもビジョンとは何か?ビジネス的な用語として「企業のビジョン」などと使われることが多いですが、個人レベルで考えると、ビジョンとは、なりたい自分を明確にするということです。
例えば、僕の場合は、『海外の課題解決に貢献する』ために、『海外の課題解決に貢献出来る人材』になりたいと思いながら、仕事に取り組んでいます。これは大きい目標かもしれませんが、もっと具体的に『会社員のように時間に縛られた生活をしないようにする』ために、『スキルを持ったフリーランサーになりたい』など、辞める前に明確なビジョンをイメージ出来るようになることで、退職前に公務員として収入を得ながら退職後の準備ができるようになります。
リスクケアをする
二つ目に重要なのが、退職に伴うリスクを認識して、起こりうる問題に対して事前に対応出来る様にすることです。退職してフリーランスとして働くにしても、企業で働くにしても、様々なリスクがつきまといます。僕の場合も、公務員の立場から海外に出たので、お金のことを特に考えました。また、人によっては新しい環境に適用出来るかどうかや、人間関係の変化などリスクがたくさんあると思います。
そもそもそういったリスクを承知の上で、退職を試みるのか。あるいは、どの様に対処するかを考えることが重要です。
僕の場合は、お金のことがあったため、株式投資や、ブログ運営など収入源を増やすことなどを退職する前から実行することで、予期せぬ事態が起こった際に対応できるようにしました。
退職前から行動しはじめる
次に、退職前から事前に出来ることを行うことが大切です。僕の周りにも突発的に退職をして何も考えずに行動に移して後悔しているような人がいます。僕の場合は前述したように、副業規定に抵触しない方法で収入源を確保したり、退職した後に新たな就職先が見つからず時間が過ぎてしまうことのないよう退職前から行動しました。
僕の場合は周りも応援してくれたため大丈夫でしたが、人によっては上司の目があり、休めないなどあるとは思います。面接など時間を取るのは難しいかもしれませんが、朝早く来て業務を進めておいて、業務の間に有給を使うといった形で対応したり、はじめに話したようにしっかりとした「ビジョン」を持ち、胸を張って上司や同僚にも伝えることが出来るような水準にすることで、上司も納得してくれると思います(少なくとも、僕の場合は課長や部長も、本心は分かりませんが、快く送り出してくれました)。
最後に
公務員を辞めるということを安易に実行してしまって、その後何も考えていないと絶対後悔します。もし本当に退職をしたいというのであれば、「なぜ退職を選択するのか?」、「退職してどうなりたいのか?」といったビジョンを明確にしてください。もしそのビジョンが世の中の人のために貢献できるようなものであり、それまでの人間関係を良好であるなら、上司や同僚の方々は快く送り出してくれると思いますし、退職後の行動の糧になると思います。