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海外の年金制度って一体どうなっている?保険料はどれくらい?-公務員・行政辞典

社会人になってはじめて給料をもらったのですが、年金の保険料高すぎですね・・・。そんなに給料高くないのに、たくさん取りすぎです…。

そうだね、将来年金として自分に返ってくると思って我慢するしかないかな~。

まぁ、そうなのは分かっているんですが…。でも、他の国って年金の制度はどうなっているのでしょうか?どの国も同じように保険料を払っているんでしょうか?

年金制度がある国は結構多いかな。もちろん、年金制度がない国もあるし、日本と比べて加入条件が緩い国もあるから一概には言えないんだけど。それじゃあ今日は、色々な国の年金制度について少し見てみようか。

海外には年金制度はあるの?

「年金制度って日本だけなの?」と思う方もいるかもしれませんが、多くの国に年金制度はあります。年金制度を実施している全ての国をリストアップするのは大変なのでしませんが、日本と「社会保障協定」を結んでいる国だけでも以下のように23か国もあります(イタリア、スウェーデンフィンランドは2020年11月現在発行準備中)。

日本と「社会保障協定」を結んでいる国々

ドイツ、英国、韓国、アメリカ、ベルギー、フランス、カナダ、オーストラリア、オランダ、チェコ、スペイン、アイルランド、ブラジル、スイス、ハンガリー、インド、ルクセンブルク、フィリピン、スロバキア、中国、イタリア、スウェーデンフィンランド

社会保障協定」とは、各国ごとに年金制度が異なる中、年金保険料の二重負担の防止や年金受給期間の確保のために二国間で取り決められたルールになります。つまり、上記の国々は年金制度がある国と言えます。また、日本と「社会保障協定」を結んでいなくても国内に年金制度がある国は多くあります。

 

例えば、ミャンマーでも2017年から公的年金制度が開始されており、いわゆる途上国と呼ばれる地域でも年金制度が開始されています(ただ、ミャンマーは90歳以上の高齢者のみ受給でき、導入段階では年金保険料からではなく、税金によって年金を受給するため、日本の公的年金制度とは厳密には異なります)。このように、国によって制度は異なりますが、日本だけでなく多くの国で年金制度があります。

 

 

主要先進国の年金制度は?

では具体的に、他国の年金制度は日本の年金制度とどう違うのでしょうか?そもそも日本では、日本に住民票を置いている20歳から60歳まで全ての人の年金制度加入が義務付けられています。一部の例外を除き、外国人も同様に年金制度への加入が義務付けられており、会社や政府で働いている被用者や、自営業者、さらには無職の人でも年金の保険料を支払う必要があります。一方で、被用者や自営業者は年金制度の加入義務のある国は多いですが、無職の方に対しては加入義務がない国が多いです。

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年金制度の加入対象者

[出典]日本年金機構主要各国の年金制度の概要

上記の表を見てもらうと分かるように、日本と違い無業の方々は加入義務がありません(韓国は27歳から強制加入)。もちろん、働いていなくても年金を支払いたい人は任意で加入することはできます。しかしながら、強制加入ではないという点で日本と大きく異なります。

 

 

各国の年金保険料はいくらくらい?

次に各国の年金保険料はいくらなのか見ていきましょう。日本では、厚生年金と国民年金という2種類の公的年金があり、国民年金は定額で、令和2年度の月額16,540円です。しかしながら、厚生年金の場合は給与額に対するパーセンテージで決まってきます。令和2年9月分からの厚生年金保険料は、報酬月額に対して18.3%であり、雇用主が半分は支払ってくれるため、実際に支払う額は9.150%分になります。なので、月額の報酬が20万円だとしたら、被用者が払う保険料は月18,300円となります。

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各国の保険料比較

アメリカやフランス、韓国、中国は会社員など被用者が自己負担で支払う保険料が日本と比べて少ない割合になります。その一方で、ドイツや英国は日本と比べるとわずかに割合が高く、日本が主要国と比べて高いということはありません。

 

 

各国の受給開始年齢と最低加入期間は?

一方で、老後に実際にもらえる年金額はいくらになるかですが、これはそれぞれ保険料を支払った期間によって異なってくるため、一概にどこの国が高いか低いかは言えません。また、実際に年金の支給が開始される年齢も以下のように各国異なってきます。

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受給開始年齢と最低加入期間

さらに、ニュースなどで聞いたことがある方もいるかもしれませんが、日本の場合、老後に年金を支給してもらえるようにするためには、最低10年間分保険料を支払わないといけません。日本以外の国でも同様に最低加入期間を設けていることが多いですが、フランスなどのように最低加入期間がない国もあるようです。注意事項として、受給開始年齢は原則上記のようになっていますが、各国条件によっては異なってくるので留意して下さい。

まとめ

・多くの国に年金制度が存在する。

・各国年金制度はそれぞれ異なる。

・日本と比べて保険料は高い国もあれば低い国もある。

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