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「あなたにはリーダーシップがあると思いますか」の答え方と準備のコツ-公務員面接Before-After

 

 

リーダーシップに関する質問のされ方は多様

こんにちは。今回は、公務員面接対策本でもよく見かける質問の一つである「あなたにはリーダーシップがあると思いますか?」という質問の答え方の準備のコツについて話していきたいと思います。実際に僕も何度か公務員試験の面接試験を経験してきましたが、リーダーシップについて質問されたことがあります。ただし、僕が実際に受けた面接での聞かれ方としては、「あなたはリーダーに向いているか、それとも補佐役どちらが向いていると思いますか?」という質問でした。僕が受けた面接試験では、上記のようにリーダーシップがあるかどうかとは直接的には聞かれていませんが、採用側として周囲の人を積極的にまとめていけるリーダーシップを持った人材かどうかを知りたいという点では共通する部分があると思います。そこで今回は、「あなたにはリーダーシップがあると思いますか?」という質問への多くの受験生が間違えてしまう回答例と、どの様な風に言うべきかについて話していきたいと思います! 

 

 

受験生の多くはココを間違える!

あなたにはリーダーシップがあると思いますか?

はい。リーダーシップはある方だと思います。中学の時は生徒会長を、高校ではサッカー部で部長をしていましたし、日常的な友人の付き合いでも、リーダー的な立場に立つことが多いです。

私はリーダーとして集団を引っ張るより、リーダーのサポートをする立場で能力を発揮するタイプだと思います。中学の時は生徒会の書記を、高校ではサッカー部で副部長をしており、リーダーをサポートする仕事を行っていました。

 

上記の2つの例は、リーダーやリーダーをサポートする役職について言及することで、リーダーシップがあるということをアピールしようとしているので、酷い内容というわけではないです。ただ、両者ともリーダーシップについて大きな誤解があり、それによってもう一歩踏み込んだアピールができていません。それはなぜかというと、

 

  • 『リーダーシップ=役職』ではない!

 

ということを理解していないからです。『リーダーシップ』とは「リーダーとしての資質・能力」のことであり、リーダーや部長などの役職についていることが「リーダーシップがある」ということに繋がるわけではありません。よく考えてみて下さい。例えば、これまで部活動やバイトなど様々なことを経験してきたと思いますが、「あの人の下で働くのは無理!」と思うようなキャプテンや店長などがいたのではないかと思います。そういった人たちには『リーダーシップ』があると思いますか?おそらく殆どの人がないと考えると思います。面接官も同様にそう考えることが多いと思います。

 

このように、リーダーだったからと言ってリーダーシップがあるというのは早計です。確かに、リーダーの経験は確かにリーダーとしての能力を伸ばすために不可欠だと思いますし、リーダーを積極的にやってきた人の方が、リーダーシップがありそうなのは分かりますがより良い回答をするためにはもっと踏み込んだ内容を話すことが不可欠になってきます。

 

 

答える時は2つのポイントに気を付ける!

それでは、どの様に答えるのが好ましいのか。その答え方のポイントとして以下の2つに気を付けると評価の高い答えを伝えることが出来るようになります。

  • リーダーとして直面した課題を付け加える
  • どの様に課題を解決したかを付け加える

 

 

リーダーとして直面した課題を付け加える

一つ目のポイントはリーダーとして直面した課題を付け加えるということです。ここではリーダーと言いましたが、リーダー以外でも部長や副部長、実行委員会など様々な場面でリーダーシップが求められるため、どの様な役職でも構いません。また、リーダーをサポートするタイプだと言いたい場合も、書記や会計、副部長など縁の下の力持ち的な様々な役職があると思いますし、また、役職ナシでも何か課題の解決の一助となった出来事があれば、そのエピソードを付け加えるのが良いと思います。

 

課題と言ってもそれほど大層な課題でなくて大丈夫です。例えば、「部活動の時間が長引き部員が勉強をやる時間を確保できなくなっている」という日常の不満や、「サークル活動でメンバーの出席率が低い」というよくあるような課題を思い出してみて下さい。そして、その課題を解決するために実際にどのようなことを行ったのか、もし解決出来なかったとしても何をすれば解決出来たのかを考えてその解決策をさもやったかのように話せば、基本的には高評価を得ることが出来るようになります。

 

どの様に課題を解決したかを付け加える

二つ目のポイントがどの様に課題を解決したかを付け加えるということです。ここが他の受験生と差別化を図るための重要なポイントです。はじめに提示した課題をどの様に解決したかを伝えることで、本当にリーダーとしての資質があるのか、またはリーダーをサポートする資質があるのか説得力を持った回答をすることができるのです。例えば、先ほどの「部活動の時間が長引き部員が勉強をやる時間を確保できなくなっている」という例をどの様に解決したか付け加えるとすると、「放課後の部活開始前にグラウンドの整備などにあてていた時間を、昼休みに当番制で事前にグラウンドの準備をすることで、放課後すぐに練習開始できるように工夫して、練習量は減らさずに早く下校できるよう顧問の先生に提案しました」のような文章です。

 

ただ、こういったエピソードは長くなってしまいがちですので、しっかりと事前に準備しておいて簡潔にスラスラと言えるようにすることが重要です。

 

上記のポイントを踏まえた回答例

あなたにはリーダーシップがあると思いますか?

はい。リーダーシップはある方だと思います。高校時代、サッカー部に所属しており、主将を務めていました。私が主将の期間中、多くの部員が部活動の時間が長引き勉強を行う時間を確保できなくなっているという相談を受けました。そこで私は部員と相談して、昼休みに当番制で事前にグラウンドの準備をすることで、放課後すぐに練習開始できるように工夫して、早く下校できるよう顧問の先生に提案しました。その結果それまでより効率的に練習をこなすことが出来るようになり、勉強時間も確保できるようになりました。

 

もう少し出来れば短くできるとより簡潔かなとは思いますが、それでもある程度暗記していれば上記の例でも40秒くらいで話すことができるエピソードなので、そこまで長くはないと思います。

 

 

準備のポイントはココだ!

最後に、回答例をどのように準備するかについて話したいと思います。どの質問に対する回答でも共通していますが、どの回答でも具体的な経験を基に話すことで自分の言いたいことの裏付けを行うが重要になってきます。今回のような質問の場合は、リーダーとして働いた経験がなかったとしても、グループワークなどで意見を言ってメンバーを動かしたり、自分が先頭に立って動いたり、指示出しを行ったりなどリーダーシップと呼べる経験はあるのではと思います。大学時代を例にとると、グループワークを行い、最終的に発表を行うような講義はリーダーシップと結びつけられる経験が沢山あったと思います。大変だとは思いますがまずは過去のことをノートなどに箇条書きでまとめてみるといいと思います!

 

「なぜ公務員を志望したのか」の答え方と準備のコツ-公務員面接Before-After

 

 

安定を志望動機にしてはいけない!

こんにちは。今回は、よく公務員面接対策本などでよく見かける質問の一つである「なぜ公務員を志望したのか?」という質問の答え方の準備のコツについて話していきたいと思います。僕も多くの自治体での面接を数多くこなしてきましたが、そこまで頻度の高い質問というわけではないと思います。僕も一度くらいは「なぜ公務員を志望したのですか?」と質問されたことは一度あったような気がしますが、面接対策本などによく載っている割にはそこまでよく聞かれる質問というわけではないと思います。

 

ただ、だからといってもし面接本番で試験官から「なぜ公務員を志望したのですか?」と質問された場合、本音で答えてしまったら評価が下がってしまう可能性があります。本音で語ることは重要じゃないかと言って、思ってもないことを言うのは絶対嫌だという受験生もいますが、役所は個人情報などを扱う仕事なので、職務上口外できないことや、以下にマインドコントロールをして建て前でも言えるのかが全体の奉仕者として必要な資質になります。そのため、本音と建て前を分けて話せないとそういった資質がないとみなされてしまう可能性があります。

 

また、回答例として広く出回っている模範回答も多くの受験生がよく使っているため、面接官にあまり良い印象を与えることは出来ません。そこで今回は、「なぜ公務員を志望したのですか?」という質問へのありがちな回答と、どの様に自分を印象付ける回答を準備すればよいのかについて話していきたいと思います! 

 

 

受験生の多くはココを間違える!

あなたはなぜ公務員を志望したのですか?

民間企業のように利潤を追求するのではなく、公共の為に働くことに魅力を感じ志望しました。自分の力が少しでも社会の為になれたらと思い、それには公務員以外の選択肢はないと思っています。

 

上記の例だと、民間企業との差別化を図っており、公共のために働くことが出来るから公務員を志望したと答えており、確かに悪くはないのですが、公務員の志望理由として広く使われている模範解答のような感じで、参考書を見て覚えたに過ぎないなと思われかねないです。「公共のために働き、社会に貢献したい」というのが本音だ!という人もいると思いますが、そうであるならば、

  • なぜ公務員を志望するに至ったかエピソードを添える

 

ことを付け加えるとより良い回答になります。これは面接のどの質問にも当てはまりますが、どの様な回答でも自分の発言を裏付ける根拠を伝えることが発言の説得力を持たせるために重要になってきます。それはこの質問でも変わらず、なぜ「公共のために働き、社会に貢献したい」と思った理由を伝えると面接官への印象がだいぶ変わってきます。

 

 

答える時は2つのポイントに気を付ける!

それでは、どの様に答えるのが好ましいのか。その答え方のポイントとして以下の2つに気を付けると評価の高い答えを伝えることが出来るようになります。

  • 自分本位の志望動機にしない
  • 志望理由に根拠を付け加える

 

 という2点です。

 

自分本位の志望動機にしない

一つ目のポイントは自分本位の志望動機にしないということです。これはどういうことはというと、例えば、安定性や福利厚生の充実など、自分への待遇に関することなどは言わないようにする方が良いということです。もちろん、本音では安定性なども考慮して受験しているとは思いますが、これから公務員として働く人間を吟味しているのに福利厚生など自分の待遇に関係する志望動機を言うと、公務員としての資質が本当にあるのかと疑われかねないためです。そのため、本音ではそう思っていても、自分本位の志望動機はあまり言わない方が良いと思います。「公務員として、民間のサービスだけでは解決できない○○という課題を解決したい!」ということを付け加えることで、自分中心ではない志望動機をつくりあげることが出来ます。

 

志望理由に根拠を付け加える

二つ目のポイントが志望理由の根拠を付け加えるということです。志望動機に根拠、つまり自分の経験を基に志望動機を話すことで、公務員を志望するに至った動機を具体的に述べることができ、他の受験生とは異なったオリジナルの志望動機を伝えることが出来るとともに、説得力が増します。

 

例えば、先ほどの「公共のために働き、社会に貢献したい」という例に具体的なエピソードを付け加えるとしたら「以前市役所に手続きに行った際、どこに行けばよいのか分からず道に迷ってしまっていた私を職員の方がわざわざ窓口まで案内までしてくださり、私もその方のように困っている人のために仕事をしたい」のような文章です。

 

上記のポイントを踏まえた回答例

あなたはなぜ公務員を志望したのですか?

民間企業のように利潤を追求するのではなく、公共の為に働くことに魅力を感じ志望しました。以前市役所に手続きに行った際、どこに行けばよいのか分からず道に迷ってしまっていた私を職員の方がわざわざ窓口まで案内までしてくださり、私もその方のように困っている人のために仕事をしたいと思い、公務員を志望しました。

 

 

志望動機と経験をセットで考える!

答え方のポイントは理解出来たと思います。最後に、回答例をどのように準備するかについて話したいと思います。なかなか公務員を志望する理由になるとネットや参考書などに出ているような「公共のために働く」であったり他の受験生との差別化が難しいと思います。ただ、自分の専攻してきた学問自分の生い立ちと関連させて、他の受験生とは異なる志望動機をいうことが出来るとより印象に残りやすくなります!僕の場合はサークルで地域の過疎地域の方と触れ合う機会や、留学中に起こった経験、授業で学んだ社会問題などを基に「なんで自分は公務員になりたいのか?」を深く考えるようにしました。些細な経験でも志望動機に繋げることが出来るようになるので、自分の経験をノートなどに書き出して整理して志望動機を考えるといいと思います。

 

「苦手な科目は何ですか」の答え方と準備のコツ-公務員面接Before-After

 

 

苦手な科目は新卒受験生がよく聞かれる質問の1つ

こんにちは。今回は、よく公務員面接対策本などでよく見かける質問の一つである「あなたの苦手な科目は何ですか」という質問の答え方の準備のコツについて話していきたいと思います。この質問については、僕は直接面接で聞かれた記憶はないのですが、自治体の説明会の時に、「こんな質問もするから準備しておいてね」とある自治体の人事部の方に言われたことがあります。

 

正直自治体の人事部の方に「苦手な科目は何ですか」という質問もする可能性があるよと言われた時には、自分だったらどう答えれば良いのか迷ってしまいました。もちろん嫌いだったり苦手な科目自体はパッと頭に思い浮かびましたが、大学の講義で苦手な先生などにあたったりした場合は僕の場合は基本的に授業に出ないで単位をあきらめていたので(笑)、苦手な科目に対してどう対処したか?という解決策が思いつかなったからです。苦手だった科目を面接で説明するとしてどの様に自分の強みなどをアピールするかは難しいと思います。そこで今回は、「苦手な科目は何ですか」という質問への効果的な答え方について話していきたいと思います! 

 

 

受験生の多くはココを間違える!

苦手な科目は何ですか。

苦手な科目は物理です。中学時代から理科系の科目は苦手だったのですが、高校に入りさらに専門的になったため全く分からない状態になってしまいました。そのため、テスト勉強などはある程度しましたが、いつも赤点ギリギリの点数を取ってしまうほど点数が低かったです。

 

上記の例は確かに「苦手な科目は何ですか」という質問にしっかりと答えているので受け答えの部分としては悪くないです。ただ、勉強はそれなりにしていたとは言っていますが、弱点克服のために工夫した後があまり見えず、苦手なことから逃げてしまう性格なのではないかと思われてしまう危険性があります。せっかく自分自身の良さを知ってもらうための面接なのに、自分の弱みだけが相手に伝わってしまい勿体無いと思います。そこで自分の弱みだけが伝わってしまうのを防ぐためにポイントが

 

  • 苦手科目克服のための努力を付け加える

 

ということです。これは、以前「短所は何ですか」という質問の回答のポイントにかなり似ています。人間だれしも苦手なモノや欠点はあります。そして、面接官もその点は理解してくれています。しかし、その欠点を補うためにどのようなことを考えて、どの様に対処しているかが仕事をしていくうえで不可欠な資質になってきます。

答える時は2つのポイントに気を付ける!

それでは、どの様に答えるのが好ましいのか。その答え方のポイントとしては、

 

  • 正しく自己分析できているか
  • 嫌いな科目克服のためにどのような努力を行ってきたか

 

 

正しく自己分析できているか

一つ目のポイントは正しく自己分析できているかということです。自分の欠点・不得意な部分は何かということを分析できなければ、そもそもどの様な努力をしても無駄になってしまうことがあります。つまり、反省を活かして成長できる人間かどうかを面接官が理解するうえでの判断材料となります。そのため、苦手な科目を挙げる際には、

 

  • 具体的になぜその科目が苦手なのか

 

をしっかりと付け加えることがポイントになってきます。自分がなぜその科目が苦手なのか簡潔に明らかにすることで、自己分析ができている人間だと印象付けることが出来ます。例えば、「憲法が苦手だ」ということを言うとします。なぜ苦手なのかを説明するときには例えば「判例や条文の一文が長く主語と述語の関係が複雑になっているため理解出来なかった」と言うと、なぜ苦手意識があったのか分析出来ていて、自己分析を行える人だと印象付けることが出来ます。

 

嫌いな科目克服のためにどのような努力を行ってきたか

二つ目のポイントが嫌いな科目克服のためにどのような努力を行ってきたかを付け加えるということです。もちろん、この質問により「この受験生は何が苦手で、どの様な配属にするべきか」という適性を見ているという部分もあり、苦手な科目を純粋に知りたいという質問意図もありますが、やはり苦手だったというだけではなく、苦手なことにも前向きに取り組めていたかという部分も付け加えると評価がさらに上がります。

 

例えば、先ほどの「憲法が苦手だ」という例を使ってどの様に苦手を克服しようと試みたのかを回答するとしたら、「判例や条文の一文を短く区切り何が主語で述語は何かを明確にするようにしました。さらに、なぜその裁判が起こったかなど出来事の背景などをネットで調べ、自分なりに解釈できるようにしました。」のような文章です。

 

上記のポイントを踏まえた回答例

苦手な科目は何ですか。

苦手な科目は憲法の授業でした。当初は判例や条文の一文が長く主語と述語の関係が複雑になっているため理解出来ませんでした。そこで私は、判例や条文の一文を短く区切り何が主語で述語は何かを明確にするようにしました。さらに、なぜその裁判が起こったかなど出来事の背景などをネットで調べ、自分なりに解釈できるようにしました。その結果、前期の憲法の授業の時に比べ、成績も向上しました。

 

苦手克服のアイデアを検討する

最後に、短所の回答例をどのように準備するかについて話したいと思います。苦手な科目は誰にでもあると思うので、それ自体を思い出すのは難しくないと思います。ただ、問題は「どの様に改善したか」という部分だと思います。なかなか改善できなかったから苦手な科目なのだとは思いますが、少しくらいなら話を盛っても大丈夫だと思います。オススメの「苦手克服のための努力の方法」としては、

 

  • クラスメートと協力して分からない部分を互いに教え合った
  • ネットなどを自発的に調べて分かりやすく噛み砕いてノートにまとめる

 

などがあると思います。特に、クラスメートと協力して苦手を克服しようとしたり、先生に聞きに行ったりなどは対人関係を上手く築けているというアピールにも繋がると思うので、もし苦手な科目の克服方法が浮かばなければ参考にしてみてください!

 

「あなたの短所は何ですか」の答え方と準備のコツ-公務員面接Before-After

 

短所は最頻出の質問のうちの1つ!

こんにちは。今回は、公務員面接でよく聞かれる質問の一つである「あなたの短所は何ですか」という質問の答え方の準備のコツについて話していきたいと思います。この質問もどの自治体でも共通してよく聞かれる質問の一つで、「長所と短所を〇分以内で答えてください」と長所とセットで聞かれることもあるので、事前にしっかりと準備しておく必要があります。僕も面接で聞かれることが何度もあり、はじめて聞かれた時には短所の準備はあまりしておらず、上手く伝えることが出来なかったことを覚えています。

 

自分の長所を考えるより短所を見つける方が容易かもしれません。もちろん、自分の短所をそのままさらけ出してしまうことは誠実ではあるのですが、逆に評価が下がってしまう可能性があります。そこで、評価を下げないための短所の答え方のポイントについて話していきたいと思います!

 

 

受験生の多くはココを間違える!

あなたの短所は何ですか。

私の短所は周りに流されて行動してしまうところだと思います。大学一年生の時のサークル活動への入部の際に、本当はバスケットボールサークルに入りたかったのですが、友人に誘われてバトミントンサークルに入部することになってしまいました。このように、自分の意思ではなく、周りの言動によって行動を変えてしまうことが多いです。

上記の例は自分の短所はしっかりと根拠づけて話せており、話の構成としては良く、自分の短所をしっかりと分析出来ているとは思います。しかし、しっかりと自分の短所を分析出来ているからこそ、さら以下の事柄に気を付けてエピソードを付け加えると評価が上がります。それが 

  • 短所克服のための努力を付け加える

 

ということです。なぜなら、面接官が短所は何かと質問する時、何を知りたいかというと、

  • 自分の短所をしっかりと分析出来ているか
  • 短所克服のために努力できる人間か

 

という点だからです。つまり、上記の回答例は、自分の短所についてはしっかりと分析出来ていましたが、その短所を克服する努力を伝えることができれば、より評価の高い回答をするのです。特にしかも、上記の回答例のように大学1年生の時点から今に至るまで周りに流されやすい性格のままとなると、改善しようと努力しようとしなかったのかと思われてしまう可能性もあります。そのため、短所を無理に克服する必要はないと思いますが、何か克服のために行ったエピソードを付け加えるといいです。

 

 

答える時は2つのポイントに気を付ける!

それでは、どの様に答えるのが好ましいのか。その答え方のポイントが、下記の2点になります。 

  • 明らかに印象を悪くする短所は言わない
  • 短所克服のために努力したエピソードを付け加える

 

明らかに印象を悪くする短所は言わない

一つ目のポイントは明らかに印象を悪くする短所は言わないということです。これは何となく理解はできると思いますが、例えば、「私の短所は人の事を考えない自己中心的なところです。」とか「誰の意見も聞かないところです。」と強すぎる短所を面接で言うとどうなるでしょうか?この後に短所を克服したエピソードを言ったとしても悪い印象が強すぎて評価が下がってしまうと思います。

 

明らかに印象を悪くしてしまう短所かそうでないかの線引きは難しいとは思いますが、公務員の仕事は人間関係が重視されるので、「人の話を聞かない」とか、「自己中心的」など自分勝手な部分はあまり言わない方が良いと思います。

 

短所克服のために努力したエピソードを付け加える

二つ目のポイントが短所克服のために努力したエピソードを付け加えるということです。短所を聞かれてはいるのですが、短所克服のために努力したということを伝えることによって、短所のエピソードを長所に変えることが出来ます。

 

例えば、今回の「周りに流されやすい短所」のエピソードを例に使うと、「当初は周囲の意見に流されてしまっていて自分の意見を言うこともできなかったが、もっと主体性を持たなければだめだと感じ、一日一回は相手に自分の意見を伝えるという目標を立てて実行した結果、以前に比べると自分の意見も言えるようになった」と説明することで、面接官にも「この受験生はしっかり自分の課題を認識して、克服のために努力できる人なのだな」と好印象を与えることが出来ます。

 

上記のポイントを踏まえた回答例

あなたの短所は何ですか。

私の短所は周りに流されて行動してしまうところだと思います。大学入学当初まではサークル選びにも友人の意見に流され自分の意見を伝えることが出来ませんでした。しかし、これではいけないと感じ、在学時にはまず一日一回は自分の意見を相手に伝えるという目標を持って実行し、少しずつ改善する努力をしてきました。

 

 

短所と克服のための改善策を準備する!

最後に、短所の回答例をどのように準備するかについてですが、短所は、「自分の短所」➡「短所を裏付けるエピソード」➡「短所克服のためのエピソード」の3点を考えて、わかりやすく伝えられるように準備することがポイントです。「短所ってどんなことを言えばいいのか分からない!」という受験生もいると思いますが、(http://kenjasyukatsu.com/archives/2000)と言ったサイトなどを見てみると、就活でつかえる短所が一覧で載っています。回答例も載っているので、困った時はそういったサイトを参考にするといいと思います!

 

「あなたの長所は何ですか」の答え方と準備のコツ-公務員面接Before-After

 

 

長所は最頻出の質問のうちの1つ!

こんにちは。今回は、どの自治体の面接でもほぼ言われる「あなたの長所は何ですか」という質問の答え方の準備のコツについて話していきたいと思います。この質問は本当にどの自治体面接でも聞かれます。「長所は何?」と直接的に聞かれなくても、「自己PRをしてください」など違った質問でも、自分のアピールポイントを伝えるという点で同じため、同じと考えてもいいと思います。

 

そのため、以前自己PRに関する記事で話した時と同様に、どの受験生も内容についてはある程度自分の長所をPRできるように準備は出来ていることが多いです。しかし、内容は良くてもやはり面接において肝心の「伝え方」がよくない受験生がかなり多いです。そこで、より完璧な自己PRをつくりあげるためにどの様な「伝え方」を心掛けるべきか、また、準備の方法について話していきたいと思います!

 

 

受験生の多くはココを間違える!

あなたの長所は何ですか。

私の長所は物事を順序立て、整理して考えるところだと思います。例えば、友人たちと議論になったとき、司会がいるわけではないので話の収集がつかなくなることが多いのですが、それをまとめるのはたいてい私だったりします。自然に整理して、まとめる習慣がついているようです。

 

上記の例は、下記の成功する!公務員の面接採用試験 ’20年版の中の一例を引用したものです。自分の長所を一言目に簡潔に伝えており、一見、悪くない内容に見えます。確かに、一言目に一番言いたいことを言うなど、分かりやすくはあるのですが、勿体無い部分が一つあります。それが、

  • 長所の裏付け(根拠)が弱い

 

という点です。一応、「友人たちとの議論の収集がつかなくなると最終的にまとめるのは自分だ」というエピソードを言っているため、これが長所の裏付けだから問題ないと感じるかもしれません。しかし、「たいていまとめるのは自分だ」と言ってはいますが、面接官にとっては本当にそうなの?という点や、どうやってまとめているの?という点など疑問が残ってしまいます。「~~が長所です」と言うのは誰にでもできることです。だからこそ、自分が課題にぶつかった時に、どの様に解決してきたかオリジナル性を具体的に話さなければ、説得力のない回答になってしまいます。

 

 

答える時は2つのポイントに気を付ける!

それでは、どの様に答えるのが好ましいのか。その答え方のポイントが、下記の2点になります。

 

  • 長所を裏付ける具体的なエピソードを付け加える
  • どのように課題に対処したか具体的に説明する

 

長所を裏付ける具体的なエピソードを付け加える

一つ目の長所を裏付ける具体的なエピソードを付け加えるとは、面接官に状況を具体的にイメージしてもらいやすくするために、自身が経験したエピソードを1つ付け加えることです。例えば、先ほどの回答例を使うと、「友人たちと議論になったとき、~」とエピソードを付け加えていましたが、もっと具体的に話す方が面接官もイメージしやすいです。例えば、「クラスメートと卒業旅行の計画を立てていた時に、行きたい旅行先の意見が分かれてしまいました。」のように、具体的に話すと状況が理解しやすくなります。

 

どのように課題に対処したか具体的に説明する

具体的なエピソードをはじめに伝えたら次に、自分の長所に紐づけてどのように解決へ導いたのかを説明することがポイントになってきます。例えば、今回の「旅行先の意見が分かれてしまった」例を使うと、「当初は意見が分かれて収集がつかなくなってしまったため、私は旅行費用や、移動時間など旅行先を決める際の基準を整理して、主観的にだけでなく、客観的なデータを基にクラスメートの意見をまとめていきました」と説明することが可能です。このように具体的対応策を説明することで、長所により説得力を持たせることが出来るようになります。

 

 

上記のポイントを踏まえた回答例

あなたの長所は何ですか。

私の長所は物事を順序立て、整理して考えるところだと思います。以前、クラスメートと卒業旅行の計画を立てていた時に、行きたい旅行先の意見が分かれてしまいました。当初意見が対立し話の収集がつかなくなってしまいました。そこで私は旅行費用や、移動時間など旅行先を決める際の基準を整理して、主観的にだけでなく、客観的なデータを基にクラスメートの意見をまとめていきました。このように、私は普段の生活から自然に整理して、まとめる習慣がついているようです。

 

 

経験をもとにして言いたいことを考える

答え方のポイントは理解出来たと思います。最後に、長所の回答例をどのように準備するかについてその手順を話していきたいと思います。これも自己PRを考える手順とほぼ同じなので、「簡単に自己PRしてください」の答え方と準備のコツ-公務員面接Before-Afterという記事から引用します。

bestkateikyoshi.hatenablog.com

 

長所を考える手順としては大きく2つあるのですが、1つ目は「これまでの経験」を軸に長所を考える方法です。その手順としては以下のようになっています。

これまでの経験を軸に長所を考える手順

  • これまでの自身の経験を整理する
  • 経験した内容をもとに、アピールポイントを考える
  • 文章の構成を考える

 

生徒会長を務めたという経験を基に話すと、以下のような思考のプロセス(手順)です。

 

高校の時に生徒会長を務めた➡生徒会長を務めた経験から「責任感」「忍耐強い」「継続的な努力」などアピールできるのでは?➡「継続的な努力」をアピールするために、生徒会長時代のエピソードを整理して文章を作ろう!

 

二つ目の長所を考える手順としては、「アピールポイント」を軸に長所を考える方法です。この手順は、公務員としてやりたい業務を行う上で必要な資質をアピールすることで、自分のやりたい業務と能力を、一貫性を持って面接で説明することが出来るので有効です。

アピールポイントを軸に長所を考える手順

  • 自身のやりたい業務に必要な資質を明確にする
  • その資質を自分が持っていることを裏付けできる経験を整理する
  • 文章の構成を考える

 

先ほどの生徒会長を務めた経験を基に話すと、以下のような思考のプロセス(手順)です。

 

地域の方々と折衝を行う業務に就きたい➡「責任感」「忍耐強い」「継続的な努力」などの資質が折衝の業務には必要➡高校の時に生徒会長を務めた➡生徒会長を務めた経験からなどアピールできるのでは?➡「継続的な努力」をアピールするために、生徒会長時代のエピソードを整理して文章を作ろう!

 

二つ目の「アピールポイント」を軸に長所を考える方法は一つ目と比べると大変ですが、自分の就きたい業務に直結した資質をアピールするため、効果は抜群です!

 

最後に、「長所ってどんなことを言えばいいのか分からない!」という受験生もいると思いますが、(http://kenjasyukatsu.com/archives/2001)と言ったサイトなど就活でつかえる長所が一覧で載っているサイトも多いので、ぜひ自分に合った長所を探してみるといいと思います。 

「県(市)の魅力をPRしてください」の答え方と準備のコツ-公務員面接Before-After

 

 

自治体研究必須の質問!

こんにちは。今回は、自治体の面接試験で時々聞かれる「県(市)の魅力をPRしてください」という質問の答え方の準備のコツについて話していきたいと思います。まず、「県(市)の魅力をPRしてください」という質問ですが、「県(市)の魅力をPRしてください」と面接官に言われるより、「あなたの考える県(市)の魅力は何ですか?また、それを他の人にPRするとしたらどの様にPRしますか」という質問の形でされることの方が個人的な実感としては多いような気がします。

 

僕もこの「県(市)の魅力をPRしてください」という質問はされたことがないのですが、「あなたの考える県(市)の魅力は何ですか?また、それを他の人にPRするとしたらどの様にPRしますか」という質問であれば何度か聞かれたことがあります。そして、特に個人面接で聞かれるというよりは集団面接で聞かれることが多く、他の受験生がどの様に答えているのかもよく聞きました。

 

この質問を聞くことによって受験生がどれだけ自治体研究を重ね、どれほど熱意を持っているのかが分かり、合否を分ける質問の1つとっても過言ではないと思います。そこで今回は、多くの受験生はどこを間違えるのか、どの様に答えればよいのかについて、準備の仕方について話していきたいと思います。

 

 

受験生の多くはココを間違える!

あなたの考える県(市)の魅力を他の人にPRするとしたらどの様にPRしますか。

自然豊かな環境が○○市の魅力だと思います。特に、市の中心部に位置する〇〇川沿いの桜並木は○○市最大の魅力の一つですが、市街の方々からの認知度はまだまだ低いです。そこでより多くの方々に知ってもらうために広報していきたいと思います。

 

一見、悪くない内容に見えますが、後述する3つの軸を理解することによって、より回答の質を上げることが出来ます。ただ、上記の回答例の場合何が足りないかというと、

  • 具体的に誰に向けてどのようにPRするか

 

という点です。公務員志望の受験生にとっては、PR戦略などビジネス的な要素が入るPRの方法はなかなか取っつきにくいものかもしれません。ただ、民間企業のように商品やサービスは売らなくとも(行政サービスは提供しているので厳密には企業と行政は似ているのですが)、ビジネス思考は公務員にとっても不可欠なものなので、PRについての心構えも簡単に理解しておく必要があります。そこで、PRの心構えも含めて、面接で「あなたの考える県(市)の魅力は何ですか?また、それを他の人にPRするとしたらどの様にPRしますか」という質問の答え方のポイントは何かについて話していきたいと思います。

 

 

答える時は2つのポイントに気を付ける!

そもそも、何の為に面接官は「あなたの考える県(市)の魅力は何ですか?また、それを他の人にPRするとしたらどの様にPRしますか」という質問をしているのか?その意図としては、

  • どれほど自治体研究をしてきたか
  • 広報としての基礎的な資質を持っているか

 という2点を測るためです。上記の回答例を見てみると、一つ目の「どれほど自治体研究をしてきたか」という点では及第点は与えられると思います。しかし一方で、「広報としての基礎的な資質を持っているか」に関して言うと、回答例では単に「広報していきたい」とだけにとどまっており、基礎的なビジネス思考や、発想する能力が欠如しているとマイナス評価されてしまう可能性があります。それでは、どの様に答えるのが好ましいのか。その答え方のポイントが以下の3つのポイントです。下記の3点をおさえることで答えの質が飛躍的に向上します。

 

  • 何を
  • 誰に向けて
  • どのようにPRしていくか

 

 何を

一つ目に意識する点が「何を」魅力として発信するかという点です。これは、観光の話題でもいいのですが、自治体の政策や、まちの雰囲気なども魅力として回答してもいいと思います。

 

 誰に向けて

「誰に向けて」というPRするターゲットを具体的に提示することで、この後の「どのように」にうまく繋げることが出来ます。このようにPRの対象者を具体的に絞っていくことを、『セグメント化(細分化)する』といい、より効果的なPRを実施する際に不可欠な考え方です。

 

例えば、子どもから高齢者まで全ての年代の人びとに自治体の育児制度が充実しているということを発信しても子どもや高齢者にとっては直接的には関係のない情報のため、発信するのが無意味になってしまう上にコストが高くなる可能性が高いです。そうであるならば、育児制度に直接的に関係する子育て世代のみにPRしていく方がより低いコストでPRでき費用対効果も高くなります。このように、誰に向けて情報を発信するのか具体的に話すことで、より広報としての基礎的な資質のアピールも行うことが出来ます。

 

どのようにPRしていくか

最後に「どのようにPRしていくか」ですが、ここは2で話した「誰に向けて」に沿って、施策を話すことでより広報としての資質をアピールすることが出来ます。ただ、面接なのでそこまで具体的に落とし込まなくても大丈夫です。各ターゲット(PRする相手側)に対してどのようなPRの方法が効果的とされるかは様々ですが、代表的なものを以下に挙げておきます。

  • 若年層  ➡SNS、学校など教員機関での広報
  • 子育て世代➡SNS、会社、スーパーなど子育て世代が集まる場所での広報
  • 高齢世代 ➡福祉施設、バスなど高齢者の足になるような公共交通機関での広報

あくまでも一例なので、このような形でPRする相手側の人たちがどのようなところに集まるか、どこでPR出来るか考えると回答も作りやすくなります。

 

上記のポイントを踏まえた回答例

あなたの考える県(市)の魅力を他の人にPRするとしたらどの様にPRしますか。

○○市の魅力の一つは、子育て世代への充実した支援があることだと思います。共働きでお迎えが遅くなった子どもを一時預かりできる支援制度があり、子育て世代も安心して生活できる環境を提供出来ていると思います。その一方で行政の支援制度が子育て世代に十分に認知されていない現状があります。そこで休日に共働き世帯のための子育て教室や、幼稚園など両親の目に触れやすい場所で告知することで認知度を高めていきたいと思います。

 

 

自治体の魅力を見つけ整理しよう

答え方のポイントは理解出来たと思います。最後に、回答例をどのように準備するかについてその手順を話していきたいと思います。先ほども話したように今回のような質問では、魅力は観光に限らないです。そのため、自分が受験する自治体でやりたい業務に関連させるとより一貫性を持った話をすることが出来るようになります。そのため、まずは自分のやりたい業務について自治体HPなどで調べてみるといいです。

 

そして、やりたい業務に関連した受験する自治体が持つ魅力を整理します。そして、誰に対して広報するべき事柄なのか分析し、そのターゲットがどこによく集まるのか分析して、そこに広報をするというのを考えるのが、今回の質問の準備の流れです。ざっくりしていますが、今回はこんな感じです。公務員でもビジネス思考は不可欠です。下記の書籍は僕が参考にしているビジネス思考に関する本です。それほど難しくはないのでぜひ参考にしてみてください!

 

[オススメのビジネス書]

「簡単に自己PRしてください」の答え方と準備のコツ-公務員面接Before-After

  

自己PRは面接で最頻出の質問!

こんにちは。今回は、どの自治体の面接でもほぼ言われる「簡単に自己PRしてください」という質問の答え方の準備のコツについて話していきたいと思います。自己PRは本当にどの自治体面接でも聞かれます。そのため、どの自治体面接でも自分のことをPR出来る文章を事前に作り、自然に言えるようになるまで練習する必要性はネットや面接対策の参考書、予備校でよく見聞きすると思います。

 

そのため、どの受験生も内容についてはある程度自分をPRできるような内容になっていることが多いです。しかし、内容は良くても面接において肝心の「伝え方」がよくない受験生がかなり多いです。そこで、より完璧な自己PRをつくりあげるためにどの様な「伝え方」を心掛けるべきか、また、準備の方法について話していきたいと思います!

 

 

受験生の多くはココを間違える!

自己PRを簡潔にしてください。

私は高校で生徒会長を務めた経験があります。生徒会選挙では「ゴミのない学校」を公約に掲げました。他の候補者たちが「校則を撤廃する」という派手なパフォーマンスをする中で、ひときわ地味な候補者だったのですが、僅差で会長に当選しました。先生方からは「君が会長になって学校が綺麗になった」と言われました。このように、私はコツコツ努力を積み重ねることを普段から心掛けており、目標を最後までやり遂げる自信はあります。 

 

上記の例は、下記の『成功する!公務員の面接採用試験 ’20年版』の中の一例を引用しました。一見、悪くない内容に見えます。確かに、エピソードや、コツコツ努力を積み重ねる性格など人柄がにじみ出ており、内容自体は良いと思います。しかし、伝え方を変えることでより面接に合格しやすくなります。それでは今回の例文では何が惜しい点なのかですが、それが

  • 一番言いたいことを最初に言っていない

 

という点です。普段の会話では、特に日本人は結論を最後に持ってくる癖があるので何が悪いのか分かりにくいかもしれませんが、聞き手としては話し手が最も言いたいことを一言目に言ってくれた方が、何のためにこれからエピソードを話すのかより明確になり、理解しやすくなります

 

特に、エントリーシートとは異なり面接では聞いた内容を面接官はひとつずつ整理していくので、どの様なことを何のために話し手が説明するのか分かる方が、理解しやすくなります。そのため、自己PRでは自分が一番言いたいこと、つまり、上記の例で言うと、「私はコツコツ努力を積み重ねることを普段から心掛けており、目標を最後までやり遂げる自信はあります。」の結論部分を一言目に話してから生徒会長のエピソードを話すことで、面接官がより聞きやすい自己PRを話すことができます。

 

 

答える時はWhy型で話す!

それでは、どの様に答えるのが好ましいのか。答え方のポイントとして以下の1点が特に重要になってきます。

 

  • 話す順序はSo What型ではなく、Why型で話す

 

So what、whyと英語で書いているため、少し理解しにくいと思いますが、そこまで難しくありません。ただ、これだけではSo What型、Why型とそれぞれ何を表しているのか分からないと思うので、それぞれについて説明を加えていきたいと思います。

 

So What型とは、「だから、何?」の話の流れのこと!

一つ目のSo What型とは、「だから、何?」の繰り返しで文章の構成を作る方式です。日本人の一般的な会話の方式はこのSo What型が多く、先ほどの自己PRの例も、So What型にあたります。

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上記の文章の流れを見てみると分かるように、「だから何?」の流れで文章が構成されており、言いたいことが最後に来ています。もちろん、これでも会話としては成り立つのではあるのですが、面接官として受験生のアピールポイントは何なのかという一番聞きたいことを早く知りたいのに分からないという聞きにくい状態になってしまいます。

 

 

Why型とは、「なぜ」の話の流れのこと!

一方でWhy型とは、一言目に一番言いたいアピールポイントを話し、二言目以降にそのアピールポイントを裏付ける根拠(経験)を話す構成のことです。民間企業の採用面接でも、この方法が主流になっており、最初にアピールポイントを言ってから具体的な経験を説明することで、受験生は何をアピールしたいのか?どの様な経験によってアピールポイントが裏付けられているのか面接官にとって明確になります。

 

Why型の自己PR例

自己PRを簡潔にしてください。

私は目標を最後までやり遂げることのできる性格です。私は高校で生徒会長を務めた経験があります。生徒会選挙では「ゴミのない学校」を公約に掲げ、他の候補者たちが「校則を撤廃する」という派手なパフォーマンスをする中で、ひときわ地味な候補者だったのですが、僅差で会長に当選しました。任期中はコツコツ努力を積み重ねることを普段から心掛け、先生方からは「君が会長になって学校が綺麗になった」と言われました。このように、私は○○市でも目標に向かって最後までやり遂げることが出来ると思います。

 

 

これまでの経験を軸に自己PRを考える!

答え方のポイントは理解出来たと思います。最後に、自己PRの回答例をどのように準備するかについてその手順を話していきたいと思います。自己PRを考える手順としては大きく2つあるのですが、1つ目は「これまでの経験」を軸に自己PRを考える方法です。その手順としては以下のようになっています。

 

これまでの経験を軸に自己PRを考える手順
  1. これまでの自身の経験を整理する
  2. 経験した内容をもとに、アピールポイントを考える
  3. 文章の構成を考える

先ほどの生徒会長を務めた経験を基に話すと、以下のような思考のプロセス(手順)です。

高校の時に生徒会長を務めた➡生徒会長を務めた経験から「責任感」「忍耐強い」「継続的な努力」などアピールできるのでは?➡「継続的な努力」をアピールするために、生徒会長時代のエピソードを整理して文章を作ろう!

 

二つ目の自己PRを考える手順としては、「アピールポイント」を軸に自己PRを考える方法です。この手順は、公務員としてやりたい業務を行う上で必要な資質をアピールすることで、自分のやりたい業務と能力を、一貫性を持って面接で説明することが出来るので有効です。

 

アピールポイントを軸に自己PRを考える手順
  1. 自身のやりたい業務に必要な資質を明確にする
  2. その資質を自分が持っていることを裏付けできる経験を整理する
  3. 文章の構成を考える

 

先ほどの生徒会長を務めた経験を基に話すと、以下のような思考のプロセス(手順)です。

地域の方々と折衝を行う業務に就きたい➡「責任感」「忍耐強い」「継続的な努力」などの資質が折衝の業務には必要➡高校の時徒会長を務めた➡生徒会長を務めた経験からなどアピールできるのでは?➡「継続的な努力」をアピールするために、生徒会長時代のエピソードを整理して文章を作ろう!

 

二つ目の「アピールポイント」を軸に自己PRを考える方法は一つ目と比べると大変ですが、自分の就きたい業務に直結した資質をアピールするため、効果は抜群です!僕の場合は、公務員面接で自己PRを実際にしたときは、受験する自治体によって希望していた業務も異なっていたため、受験する自治体に合わせて自己PRを変えていました。そのため、各自治体で希望する業務に合わせて「アピールポイント」を軸にエピソードを考えて、自己PRの文章を作っていました。ぜひ参考にしてみてください!

 

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