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「あなたにはリーダーシップがあると思いますか」の答え方と準備のコツ-公務員面接Before-After

 

 

リーダーシップに関する質問のされ方は多様

こんにちは。今回は、公務員面接対策本でもよく見かける質問の一つである「あなたにはリーダーシップがあると思いますか?」という質問の答え方の準備のコツについて話していきたいと思います。実際に僕も何度か公務員試験の面接試験を経験してきましたが、リーダーシップについて質問されたことがあります。ただし、僕が実際に受けた面接での聞かれ方としては、「あなたはリーダーに向いているか、それとも補佐役どちらが向いていると思いますか?」という質問でした。僕が受けた面接試験では、上記のようにリーダーシップがあるかどうかとは直接的には聞かれていませんが、採用側として周囲の人を積極的にまとめていけるリーダーシップを持った人材かどうかを知りたいという点では共通する部分があると思います。そこで今回は、「あなたにはリーダーシップがあると思いますか?」という質問への多くの受験生が間違えてしまう回答例と、どの様な風に言うべきかについて話していきたいと思います! 

 

 

受験生の多くはココを間違える!

あなたにはリーダーシップがあると思いますか?

はい。リーダーシップはある方だと思います。中学の時は生徒会長を、高校ではサッカー部で部長をしていましたし、日常的な友人の付き合いでも、リーダー的な立場に立つことが多いです。

私はリーダーとして集団を引っ張るより、リーダーのサポートをする立場で能力を発揮するタイプだと思います。中学の時は生徒会の書記を、高校ではサッカー部で副部長をしており、リーダーをサポートする仕事を行っていました。

 

上記の2つの例は、リーダーやリーダーをサポートする役職について言及することで、リーダーシップがあるということをアピールしようとしているので、酷い内容というわけではないです。ただ、両者ともリーダーシップについて大きな誤解があり、それによってもう一歩踏み込んだアピールができていません。それはなぜかというと、

 

  • 『リーダーシップ=役職』ではない!

 

ということを理解していないからです。『リーダーシップ』とは「リーダーとしての資質・能力」のことであり、リーダーや部長などの役職についていることが「リーダーシップがある」ということに繋がるわけではありません。よく考えてみて下さい。例えば、これまで部活動やバイトなど様々なことを経験してきたと思いますが、「あの人の下で働くのは無理!」と思うようなキャプテンや店長などがいたのではないかと思います。そういった人たちには『リーダーシップ』があると思いますか?おそらく殆どの人がないと考えると思います。面接官も同様にそう考えることが多いと思います。

 

このように、リーダーだったからと言ってリーダーシップがあるというのは早計です。確かに、リーダーの経験は確かにリーダーとしての能力を伸ばすために不可欠だと思いますし、リーダーを積極的にやってきた人の方が、リーダーシップがありそうなのは分かりますがより良い回答をするためにはもっと踏み込んだ内容を話すことが不可欠になってきます。

 

 

答える時は2つのポイントに気を付ける!

それでは、どの様に答えるのが好ましいのか。その答え方のポイントとして以下の2つに気を付けると評価の高い答えを伝えることが出来るようになります。

  • リーダーとして直面した課題を付け加える
  • どの様に課題を解決したかを付け加える

 

 

リーダーとして直面した課題を付け加える

一つ目のポイントはリーダーとして直面した課題を付け加えるということです。ここではリーダーと言いましたが、リーダー以外でも部長や副部長、実行委員会など様々な場面でリーダーシップが求められるため、どの様な役職でも構いません。また、リーダーをサポートするタイプだと言いたい場合も、書記や会計、副部長など縁の下の力持ち的な様々な役職があると思いますし、また、役職ナシでも何か課題の解決の一助となった出来事があれば、そのエピソードを付け加えるのが良いと思います。

 

課題と言ってもそれほど大層な課題でなくて大丈夫です。例えば、「部活動の時間が長引き部員が勉強をやる時間を確保できなくなっている」という日常の不満や、「サークル活動でメンバーの出席率が低い」というよくあるような課題を思い出してみて下さい。そして、その課題を解決するために実際にどのようなことを行ったのか、もし解決出来なかったとしても何をすれば解決出来たのかを考えてその解決策をさもやったかのように話せば、基本的には高評価を得ることが出来るようになります。

 

どの様に課題を解決したかを付け加える

二つ目のポイントがどの様に課題を解決したかを付け加えるということです。ここが他の受験生と差別化を図るための重要なポイントです。はじめに提示した課題をどの様に解決したかを伝えることで、本当にリーダーとしての資質があるのか、またはリーダーをサポートする資質があるのか説得力を持った回答をすることができるのです。例えば、先ほどの「部活動の時間が長引き部員が勉強をやる時間を確保できなくなっている」という例をどの様に解決したか付け加えるとすると、「放課後の部活開始前にグラウンドの整備などにあてていた時間を、昼休みに当番制で事前にグラウンドの準備をすることで、放課後すぐに練習開始できるように工夫して、練習量は減らさずに早く下校できるよう顧問の先生に提案しました」のような文章です。

 

ただ、こういったエピソードは長くなってしまいがちですので、しっかりと事前に準備しておいて簡潔にスラスラと言えるようにすることが重要です。

 

上記のポイントを踏まえた回答例

あなたにはリーダーシップがあると思いますか?

はい。リーダーシップはある方だと思います。高校時代、サッカー部に所属しており、主将を務めていました。私が主将の期間中、多くの部員が部活動の時間が長引き勉強を行う時間を確保できなくなっているという相談を受けました。そこで私は部員と相談して、昼休みに当番制で事前にグラウンドの準備をすることで、放課後すぐに練習開始できるように工夫して、早く下校できるよう顧問の先生に提案しました。その結果それまでより効率的に練習をこなすことが出来るようになり、勉強時間も確保できるようになりました。

 

もう少し出来れば短くできるとより簡潔かなとは思いますが、それでもある程度暗記していれば上記の例でも40秒くらいで話すことができるエピソードなので、そこまで長くはないと思います。

 

 

準備のポイントはココだ!

最後に、回答例をどのように準備するかについて話したいと思います。どの質問に対する回答でも共通していますが、どの回答でも具体的な経験を基に話すことで自分の言いたいことの裏付けを行うが重要になってきます。今回のような質問の場合は、リーダーとして働いた経験がなかったとしても、グループワークなどで意見を言ってメンバーを動かしたり、自分が先頭に立って動いたり、指示出しを行ったりなどリーダーシップと呼べる経験はあるのではと思います。大学時代を例にとると、グループワークを行い、最終的に発表を行うような講義はリーダーシップと結びつけられる経験が沢山あったと思います。大変だとは思いますがまずは過去のことをノートなどに箇条書きでまとめてみるといいと思います!

 

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